2019.12.16 日経ビジネスを読んで

編集長の視点

昔は、上司の罪を部下が被って、刑務所に入ることもあったんですね。見返りは、出所後グループ会社の役員の席か…今でも同じなんだろうか…。

時事深層 日野自動車、自ら物流事業 MaaS時代の売らない稼ぎ方

日本の物流市場は、非効率な部分が多いと思います。だから空荷が増え、またドライバー不足も出ていると思うのですが実際どうなんでしょうね。物流企業の統廃合が進み、もっと効率になれば意外とMaaSなんてものを使わなくても十分回る様な気がするのですが。それをMaaSと呼ぶかもね、笑。都心部では、カーシェアが今後一般的になってきそうなので、自動車メーカーの車を売らない新しいビジネスの模索がしばらく続きそうです。

時事深層 事業規模26兆円の経済対策決定 政府与党、大盤振る舞いの内情

「景気の下支えには家計の直接支援をもっと手厚くすべきだ」そう思います。政府主導の経済対策は、親から下請け、下請けから孫請けと広がって行く対策が多くて、下々にほとんど恩恵がまわらず、役人の接待費用に消えていそうな気がするんですよね…。もっと家庭へ直接届くようにして欲しい。

時事深層 スマホ世界第4位、シャオミ日本上陸 携帯各社、測りかねる距離感

元々はスマホメーカーだったのですが、今は総合家電メーカーになっています。同社の製品の強みはスマホとの連携。新しい物好きな日本人に対してどう受け入れられるか、楽しみですね。問題は、中国企業ということ。ファーウェイの事もあるので、日本企業も積極的に握手しずらいようです。

時事深層 ANA、JALが航空運賃の方針転換 変動性に翻弄される旅行大手

旅行会社にとってダイナミックプライシングは時価の寿司みたいで、ツアーが売りにくくなってしまうんですね。航空チケットやホテルは個人が直接購入するようになっているし。老舗の日本旅行会社も大変だ…。自分は昨年、ダイナミックプライシングが導入されたことに気がつかず、普段の3倍の価格でエアーのチケットを買ってしまったからな、今年は気をつけよう。

時事深層 セール依存、苦悩するアパレル ひそかに進める在庫処分

ブラント名を表示しなかったり、タグを外したりしながら衣料品を格安販売する手法が目立ち始めたようです。ブランドに興味がない人には、無名で安くなるならそっちの方がいいですよね。昔は、商品そのものが良くて、「このブランド良いよね」だったのですが、いつの頃から、なんの変哲もない素材やデザインにびっくりする高い値段がつくようになってきて。ブランドがないといくらだろう?と思うようになっていたところです。消費者が、本当に良いものを選ぶようになり始めたのかもしれません。

時事深層 未婚率上昇が広げる市場 一人旅人気、おじさんが牽引役

35歳以上の男性では約25%、4人に1人が一人旅を選択しているようです。未婚率の上昇も関係しているとか。観光+”おまけ”婚活のような独身限定のツアー旅行があったら、人気になりそうな感じがします。もうあるかな?

時事深層 ソフトバンクがオンライン健康相談事業 遠隔医療時代の幕が上がるか

病気や怪我で、「大丈夫だと思うけど、念のため専門医の意見が聞きたい」っていうことが時々あります。そういう安心感を求める人には嬉しいサービスではないでしょうか。

フロントライン イオンを救う英オカドの野望

口に入れるものだから…とか、たった一個のために返品や交換って面倒かも…、と思うから、生鮮食品のネット注文はなかなか普及していないと思います。実際、自分もその一人だし、笑。でも一旦リピーターになると、お店を変えることなんてあまりしないだろうし、嬉しいサービスですよね。問題は、その食わず嫌いをどうやって払拭するか。使っている人の意見を、紹介するのもいい手かも。

特集 謝罪の流儀 平成までの謝り方は通用しない

一番良いのは間違いを犯さない事だけど、間違いは、誰もがあるから。

備忘録として。生配信時代の会見虎の巻

  • 誠心誠意の謝罪をすべき →責任の所在と今後の対応についてきちんと示す
  • 会見の長時間対策を徹底せよ →様々な想定質問に対する回答を準備する
  • 関係者と事実関係を事前に確認すべし →生配信中に異なる事実を持って反論されると会見自体の信用性が損われる
  • 登壇者は事象の理解を深めよ →理解が浅い責任者が登壇すると逆効果
  • 自社サイトでも配信すべし →自ら全てを伝える体制を作る

ついでに、心理学からみた釈明行為の分類

問題に関連したことを認めるか?否定すると →「否認」したと思われる。肯定すると →関与した事象が不適切なものであったことを認めるか?となる。それを否定すると →「正当化」(自分が間違ったことをしていないと主張する)。肯定すると →自分に責任があることを認めるか?となる。否定すると →「弁解」になり(やむを得ない事情があったと申し開きする)、肯定すると →「謝罪」へ。

謝罪のつもりなのに、聞き手が弁解や正当化と受け止めてしまえば、事態の沈静化のつもりが逆効果になる恐れもあると…。なるほど。日本人がすぐ謝るのは、狭い社会で生き抜くための知恵だったようです。厚切りジェイソンさんが「誰に、何を謝っているのか。その境界や責任の所在が、曖昧になっている謝罪は、誰のためにもならない」と言っていました。最悪の事態を避けるためにも、謝罪の流儀を常にアップデートしないといけないですね。

スペシャルリポート ネット時代の働き方を問う 雇われない社会の胎動

まだ日本では、フリーランスという仕事に市民権が与えられていないですね。法整備が遅れているのが原因のようです。

ケーススタディー 東京エレクトロン 世界で戦う人材の作り方

等級制度と評価制度が細かく別れていて、フェアじゃないな、と思うところが少ない様に見えます。なかなか良いのではないでしょうか。自分も、社員にやる気を出させるのは、公正で透明である事、そして相対ではなく絶対評価だと思っています。

編集長インタビュー コンコルディア・フィナンシャルグループ社長 川村健一

「中小企業融資額が全体の融資額の1割も満たない。地銀は、地域の中小企業向けに金融仲介機能をしていないと存在意義がない」。銀行の業務である貯金、貸出、為替を、デジタルが侵食し始めているから、地元密着なのか、それとも侵されてきたから、地元密着に戻ろうとしているのか…。地元の企業が答えを教えてくれるでしょう。

世界の最新経営論 IMD流 デジタル革命

「中間管理職が自分から変わることなどない。まずシニアマネージャーが変わるべきだ。シニアマネージャーが本気で変革が必要だと信じない限り何も起こらない。」そのとおりなんだけど、多くの日本の企業の社長さん達は、事なかれ主義が多いし〜、変化も嫌うからな〜。

世界鳥瞰 脆弱さ露呈したダイヤ供給網

ダイヤモンド原石の価格が急落しているようです。ダイヤモンドは大手2社が価格を決定しているんですね。知らなかった…。

世界鳥瞰 国連を”操り”たい中国の深謀

大国が世界を牛耳っている状況を、小国は嬉しく思っていない様です。会社の派閥と同じですね、笑。それぞれが自国の利益を考え始めるとより複雑になるようで。すべての国がベーシックインカム導入してしまえば解決すると思う…。

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