2020.04.13 日経ビジネスを読んで

有訓無訓 元グーグル日本法人名誉会長 村上 憲郎

「コンピューター言語の文法とボキャブラリーを習得しても、凡庸なプログラムこそかけるかもしれませんが、芥川賞を取れるようなプログラムは書けないのです」プログラムもセンスだと聞いたことがあります。するとファイルサイズが小さくでき、またコンピューターの負荷を減らせるので高速に動かせるんですよね。「日本にも画期的なソフトウェアが登場したことはあります。P2P技術を用いたファイル共有ソフトwinnyです。だが、結果的に日本は開発者の金子勇氏をつぶしてしまいました」車や包丁と同じで使い方の問題だったのに、無理やり開発者の責任にしたんだよな。酷い話です。今年からプログラミングが小学生の必須科目となりました。今後は日の当たる職業になりそうです。

ニュースを突く 山崎 良兵 新型コロナで繰り返される外国人排斥

「これだけグローバル化が進んだ世の中でも、わざわいを他人のせいにしたくなる人間の性質は変わらない」とありました。人間はそういう生き物だと知って、次の一手を考える必要がありますね。

時事深層 緊急事態宣言でコロナ禍は終息? 日本版ロックダウンの限界

日本のロックダウンはやはり中途半端だったかも。一瞬大きな痛みを伴うかもしれないけど、海外のように厳格に封鎖をやったほうがよかったのかもしれません…。そもそも未だに満員電車で通勤してる人がいるし…。国や政府を当てにせず、すべての行動の責任は自分にあると認識することが重要です。

時事深層 政府、コロナ対策でIT大手に要請 データ提供につきまとう懸念

政府が、通信・IT企業にデータ提供を依頼した個人情報について、個人の監視に使われないかと懸念が出てきています。「個人情報に当たらないデータしか使わない」とちっとも具体的でないので、より不安が大きくなったんでしょうね。どういう情報を要求したのか明確にすればこんな問題にはならないと思うんですが…。やはり政治家もITリテラシーに強くなるか、若返りが必要だと思う。

時事深層 マルハニチロが子会社にTOB 新型コロナに負けないM&Aとは

確かに、暴落した相場を考えると安く会社を買えるかもしれないけど…。来年さらに景気が悪化するかもしれないので、このM&Aの答え合わせはまだ先になりそう…。

特集 ウイルスが変えた社会 コロナ・エフェクト 芽吹く新秩序

新秩序に「なるかも」というのが下記。

  • 都市のオフィス需要が減退: テレワークが恒久的なものになると、大きなオフィスを構えることが不要
  • 日本型雇用がなくなる: 多くの日本企業は、終身雇用と年功序列がベースだけど、今後は欧米のようにジョブディスクリプションによってやるべき仕事がはっきりと定められ、会社と個人の契約ような感じになる
  • 鉄道会社は苦境に: テレワークが普及すれば出勤がそもそも不要。
  • 進むか学校のIT活用: 日本の教育現場では、デジタル機器を約8割が利用しておらずIT化が遅れている。
  • 秋入学が現実: オンライン授業が普及すれば入学時期を自分で決め、納得いくまで学び、修了することも可能。そもそも入学時期と言う概念すらなくなる。
  • グローバル化はさらに進む: オンラインで採用の面接を本格的にやるようになれば、規模の小さい企業でも必要な人材を海外から見つけ出すことができる。

去年も日経ビジネスにハンコの記事がありました。今回のコロナで、一気に電子化へ方針変換する企業が多く出てきそうな気がします。あと仮想空間VRも会議に使えるのではとありました。そういえば一昔前、セカンドライフというゲーム?があったはず。自分のアバターを作って、その中で仮想の生活を送れるというものだったんですが、もう一度息を吹き返すかもしれません。

スペシャルリポート 始まった「脱グルメサイト依存」 広がる食べログ不信 忍び寄るグーグル

グルメサイトに払う手数料が1店舗あたり毎月20〜30万円もあったんですね。こんなに高いと、ある程度お店の認知度が上がった時点で、自社HPを持ったりとか、他の手段を普通は考えるかな。で、グーグルやインスタ等のSNSは強力なツールになりうると。無料というSNSの破壊力はすざましい。もっともその情報の真偽があるので最後は自分で確かめることが必要ですが…。最後に、グルメサイト元社員の暴露話があったんですが、結構ダークですね。笑えました。

ケーススタディー TDK 事業転換、2勝98敗のDNA

「危機意識は社内に浸透しているが、それを組織として動かすのはトップの仕事」「危機感だけでは何も生み出さない」確かに。ヤバイ、と言っているだけじゃ何も変わらないですからね。どう組織に落とし込んで、どうアクションを取るかの方が重要です。TDKの創業者、斉藤さんは科学技術庁の創立にも尽力した方なんですね。

フロントランナー ナイトライド・セミコンダクター 紫外線で、殺菌も表示も

世界で初めて紫外線LEDの量産化を実現した会社です。殺菌に使われたり、蚊取り機に使われたりで徐々に業績を伸ばしてきています。次のマーケットは、ディスプレイ。マイクロUV-LEDが注目されているようです。バックライト用かな? 特許もいっぱい持っているようですし、将来が楽しみな会社です。

テクノトレンド 現場に実装、生産性が向上 ロボットが建設現場を変える

建設現場でもロボットの導入が進んできました。まずは重量物を運ぶ資材運搬に使われつつあり、今後人手不足が深刻な建設業界の救世主となってくれそうですね。

編集長インタビュー 片野坂 真哉 ANAホールディングス社長 社会のために生き残る

独占禁止法があるからJALとANAで協議はできないと。過去の経験上、本当に潰れそうになったら莫大な税金が投入されているので、それを考えるなら政府も特例として今回はカルテルを認めてもいいと思うんですけどね…。

世界の最新経営論 オクスフォード流 AIと雇用の未来 想像を超える「機械学習」の威力 AI時代、路頭に迷わぬ条件

「既存の教育で身に付けられるスキルと、これから必要なスキルが全く異なる事ははっきりしている。まず学生が(暗記能力などではない)真に自ら学ぶ力を身に付け、生涯のキャリアを通じて学び続けられる人材になるように育てていくべきだ。暗記教育に頼りすぎている原稿の教育制度では、早晩行き詰まると言っていい」「人生の初期に教育で習得したスキルが、人生の全てのキャリアにおいて通用する素養になるとは考えられない。極めて長い人生のキャリアの間、ずっと通用し続けるたった1つのスキルなど、もはや存在しないからだ。であれば変化に対する適応力の高さを見つけるしかない。」そうですね。おっさんとなった私もリカレント教育始めました。勉強のしなおしです。笑。

世界鳥瞰 コロナ危機に揺らぐエンタメ業界

映画館が封鎖になれば、製作費用が回収できない、スポーツ、イベントが中止になれば生中継がなくなるから、有料のスポーツチャンネルも契約が減少。エンタメ業界も大変な事になってきています。ただネットの動画配信会社はこのような時期でも成功しているようですね。

世界鳥瞰 ファーウェイ最新スマホに米部品

2019年5月から、米国が中国のファーウェイに対し部品の供給、販売を全面的に禁止していますが、ファーウェイが最近発売した最新のスマホP40 proに、米国製の部品か入っているぞ、という記事でした。結局は、抜け道はいくらでもあったという事ですね…。この制裁、やっぱりあまり意味がないと思う。

世界鳥瞰 国ごとに異なる「必需品」の定義

フランスではワイン専門店は営業OK。ベルギーでは書店の営業OKだけど英国ではNG。ニューヨーク州のクリーニング店やコインランドリーは営業OK。ヨーロッパの多くでは床屋さんNG。韓国では商店の休業を命じていないけど、もし施設内で感染者が出た場合は、施設側が治療費を負担。国によってずいぶんと違うもんだ…。笑っちゃいけないけど、カリフォルニア州の大麻販売額。3倍に増えたらしい。家でやることがないとこういう風にお金が流れるのね…。

賢人の警鐘 東レ 代表取締役 日覺 昭廣

「徹底的に基本を理解した上で初めてそこからイノベーションが生まれる」基礎の習得→改良、改善→深い理解からイノベーションが生まれると。だから「人はバランスシートに乗らない資産である」同感です。ただ近頃の企業は、人をほったらかしにすることが増えましたよね。ほったらかしにされるから会社のために努力をしないのか、努力をしないからほったらかしにされるのか…。

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