2020.04.20 日経ビジネスを読んで

有訓無訓 元経済産業省 直鳩 正行

民主党の与党時代に、経済産業相をされていた方です。自民党から民主党に政権が変わった時の話がありました。前任者からの引き継ぎがなかったから大変だったと。民間企業では、お金や時間の大切さが分かっているから、担当が変わるときは引き継ぎが当たり前なんですが…。もう、こんなことが日本の政治の世界で起こっていないことを祈るばかりです。

編集長の視点 封鎖された街からの警告 人生は不条理で作られる

アルベール・カミュ氏のペストという本のことが書かれていました。「希望なくして心の平和は無い」各国の政府は、希望を見せてくれるんだろうか。

ニュースを突く 新型コロナ「もう一つの危機」あらわに

前年同月比で、売上が50%以上減っているなら現金給付があるそうです。売り上げが少ない個人店ほど緊急性が高いのですが、小さいお店はそもそも帳簿をつけていないし、手間がかかる割にはもらえる額が少ない等々の問題が露呈しているようです。特に申請してすぐもらえないのが致命的。日本政府こそ、働き方改革を率先してすべきだと思う。モタモタしているととんでも無いことになりますよ。

時事深層 追いつかぬ中小の資金繰り対策 45兆円支援でも、「倒産ドミノ」か

「たとえ政府や自治体等からの金融面での支援を受けたとしても、客足が戻ってくる見通しが立たない」中小零細企業の手元資金のグラフがあったのですが全産業平均では、2.4ヶ月分ほどしかありません。日本では大盤振る舞いの財政支出をしていますが、これでも足りないと言う声も上がっています。上の記事でも書きましたが、ロックダウンを続けるなら早く給付できる体制を。

時事深層 日産が5000億円融資枠を要請 国・銀行、不承不詳で「泥船」阻止へ

ゴーン氏が去った後、経営不安が続いている日産。自動車産業は裾野が広く他に及ぼす影響が大きいという理由で日産を助ける事になったようです。また大き過ぎて潰せないパターンか…。なんか不公平なものを感じるよな〜。他にも自動車工業会が互助会ファンドと言うのを個別に立ち上げ、中小零細を助けようと支援を始めたようです。日本の自動車メーカーが部品サプライヤーから利益を搾取している構造なので、こういう時は助けて当たり前だ、と思うの私だけでしょうか…。

時事深層 厚労省と8300万人に新型コロナ調査 国の頼りは通信大手よりLINE?

LINEは発案からたった6日間で、LINEを使った大規模調査を作り上げたようです。ソフトウェア企業ならではのスピードですね。携帯インフラが生きていたから政府もLINEと組めたんでしょう。通信インフラって重要だと思いました。

時事深層 東京都が軽症者の移送を開始 ホテル医療、”崩壊”防止へ試練

ホテルの換気がきちんとされていないとホテルそのものがコロナの爆心地になりそうで、ちょっと不安…。

フロントライン アマゾン、解雇従業員が「反乱」

新型コロナの感染者が倉庫に出たため、従業員が閉鎖と消毒をマネージャーに要求したら、その従業員が解雇されたという話。昔は、臭い物に蓋をして一見落着だったんですが、今では地球の反対側で起こった出来事がSNSであっという間に世界中に広がりますからね。「危機に直面した時こそ、その企業の倫理観や体質が露呈する」ただ、人間は都合の良い生き物だから、どんなブラック企業だと分かっていても、また使うんだろうな…。

特集 楽天の岐路 携帯参入、大博打の勝算

携帯電話に参入すると聞いて、楽天もいよいよ第二のソフトバンクになるのか、と期待していたのですが、主要メンバーが抜けたりして、少し雲行きが怪しくなりつつあるようです。少し前にあった送料無料の強要問題も、配送料が分かりづらいことが消費者離れを招く理由の1つだった、と説明していますが、もっと別の理由があるような気がするけど…。「かつては成長のために手を組んだパートナー関係が、いつの間にか『強力なプラットフォームと従わざるを得ない弱者』に変質した」ECモールは他にもあるので楽天離れが加速しちゃうかも。

スペシャルリポート 新型コロナウイルスの緊急事態宣言でさらに拡大 リモートワークは効率悪い?チーム力を高める秘策とは

リモートワークを導入して、すぐうまくいかないと決めつけるのは、幼稚園を出てその人の一生を決めるようなもの。少し時間が経てばリモートワークの良さが見えてくると思いますよ。特に通勤時間が長い人には嬉しいんじゃないかな。適応できるものが生き残れるってやつですね。

フロントランナー スカイディスク 職人技をAIでデータ化

ある自動車メーカーが、検査工程にAIを組み込む予定と聞いて驚きました。AI検査は100%に近いけど、まだ100%は保証できないはず。なのでメーカーは採用を見送っていると聞いたことがあります。何か別の方法で対策を取っているんだろうか…。

世界鳥瞰 コロナ休業、一時帰休か解雇か

経済危機になった時、一般に欧州では一時帰休、米国では解雇の政策をとるようですが、どちらか正しいのかという記事でした。結局は、どちらも長所短所があるので上手に使うことが重要だと。個人的には、一時帰休&副業かな。景気が回復してきた時、戻りたい人は元の職場に戻り、副業を続けたい人は交渉可能とすればいいような。そうか、逆にこれをリストラに悪用する企業もでそうだな…。

世界鳥瞰 検査キット需要爆発に沸く韓国

韓国は、感染症の検査キットを商業生産する企業、研究機関の数で見ると世界第3位なんですね。2015年に中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大問題になったときに、法律を改正していたんようです。そういう背景があり、今回韓国は新型コロナに対して迅速な対応ができたと。日本も見習うべきだと思います。

世界鳥瞰 テック冷戦の新しい戦い方

中国ファーウェイを5Gの覇者にさせないよう、米国はファーウェイを禁輸対象にしたけど、もっと新しい手段を用いるべきだと言う記事でした。具体的には、部品供給の遮断ではなく、仮装技術を使ってファーウェイ製よりも安く基地局を作る戦略。汎用サーバーが使えるため開発費も維持費も安くできるというのが売りのようです。でも、ファーウェイも仮装技術ぐらい持っているだろうし、ファーウェイの汎用サーバー使えばさらに安くできないかな?と思ってしまいました…。

賢人の警鐘 ミスミグループ 本社 シニアチェアマン  三枝 匡

「改革者として十分な『力量』と『覚悟』を持っているなら、社員が数百人程度の中小企業であれ、何十万人もの巨大企業であれ、『たった1人』で社内の危機感を作り出していく」「危機感とはたった1人のリーダーによって人為的に作り出されるものなのである」ん〜、でも孤高の狼はつらいですよ。平穏な時ほど会社は、(特に中間管理職が)そういう人を追い出したがりますからね。「経営者がよく計算された戦略的アプローチと、具体的アクションの切り込み方を用意し、その上でトップ自らが矢面に立つ覚悟で、既成の組織と既成の価値観を突き崩すしていかなければ、改革の成果を吐き出すことが難しい」常々、部下に厳しいことを言わなきゃならない。だから「社長が人気者なら病気だ」につながるのか。なるほど。

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