2019.03.11 日経ビジネスを読んで

ニュースを突く

「官民ファンドが資金を『ゾンビ企業』の救済に回したり、新産業創出を阻む規制が根強く残る日本は今後世界から取り残されないか」: 自分もそう思います。大概、ゾンビ企業というのはそこそこ大きな企業である場合が多く、助けずにいるともっと酷くなっちゃうので、国が仕方なく助けている感じになってますね。日本的雇用(終身雇用、年功序列)や、転職者に対して偏見(辛抱が足りない、長続きしない)が未だ残っている以上、いきなりは雇用の流動性は良くならないと思います。ゆっくりと時間をかけて変えていくしかないのかな~と思っています。

政策の失敗も大いにあると思います。一旦派遣になってしまうともう二度と正社員には戻れない、その恐怖からますます雇用が硬直していると思います。

特集 韓国 何が起きているのか

車載電池、スマートフォン、テレビ、テレビを液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、フラッシュメモリ、DRAM、多くの電子製品が、中国や韓国にシェアを奪われているんですね~。こんなに中国と韓国企業が強くなってきているとは思わなかった…。また韓国では若者中心に失業率が高いみたい。日本と同じように、正規と非正規の分断が今の韓国の中でもあるんだって。

スペシャルリポート ゲノムビジネス第2幕

結婚相手を探すのにDNAを使うサービスがあると聞いていたけど、遺伝子情報でその人に合った部屋の内装とか家具を設計するなんてことも可能とか…。自分の遺伝子情報だと、どんな部屋になるのかちょっと気になる…。他には、ダイエットのための食事アドバイス、有名アスリートと遺伝子を比較したり、赤ちゃんの顔の予想、美味しく感じるワインの提案等々。健康に関連する事が多いのかなと思っていたけどマーケットとしては色々あるもんだな~、否、マーケットを作っているのか。遺伝子に関する法規制は、やっぱりアメリカの方が日本よりも進んでいるみたい。

2人のカリスマ

組織をフラットにするため、チーフの肩書きをなくすとか、従業員のマインド改革のため1/3にあたる人を異動させるとか、凄いことが始まってる!これもブレない社長の芯の強さとその度量の大きさ、また専務や他従業員との信頼関係があってこそなせることだと思う。今、従業員が1万人もいる会社でこういうことができる組織はあるだろうか。昭和生まれの会社にはできないな~。

編集長インタビュー(将棋棋士 羽生善治)

「将来AIが仕事を奪ってしまうのでは」:という質問に対し「仕事が無くなり自由に好きなことをしても良いですよとなっても、だんだん辛くなって最後は働き始めるんじゃないのかな」とありました。自分もそう思います。きっと若いうちは遊びに精を出しますが、ある程度年を取ってくると、なぜか仕事をしたくなるような気がします。これは「人の役に立つことをする(19年2月18日 どこにあるベストな人生)」ことによって幸福感を味わえるからじゃないのかな~と。また仕事を「する」か「しない」かの選択権を自分が持つ、という事も、仕事を楽しくする要因ではないかなと思いました。

世界の最新経営論 ハーバード流

先週号の説明では「市場の失敗」というキーワードがあって、その説明が私には残念ながらよく分からなかった。で、今週を期待したのですが…。

「市場の失敗」とは既にあるものを改善したりするものではなく、全く違う新しい仕組みによって利益を生み出す、とありました。その例えも書いてあったんですが、それがどうしても今までのサービスに対する不満を「改善した」サービスのような気がして…。アメリカでは初のサービスだったのかな…。失敗の見極めには「摩擦」を見つけることが必要で、それは取引を妨げるものってようだけど、う~ん、やっぱり「問題」という言葉が「摩擦」に変わっただけのような気がして…よくわからない…。

pie in the sky 民主主義は重箱の隅にある

沖縄名護市辺野古への基地建設の賛否について。反対が434273票(72.2%)、賛成が114933票(19.1%)、どちらでもないが、52682票(8.8%)で、投票率は52.48%だった。で、翌朝「反対が43万人超、反対以外が71万人」と言う議員がいたらしい。有権者の総数115万をベースにした計算上の詭弁なんだけど、なかなかの解釈だなと思ってしまった…。わざと議題をすり替えたいときに使えそう。

賢人の警鐘

「24時間休みなしの勝負が求められるところで、働き方改革はどうすべきか?」:個人的には、例えワールドワイドにビジネスを広げたとしても、グローバルで自分のプロキシを育成すれば、ワークライフバランスは取れるような気がします。ドイツ企業がよく比較対象として取り上げられるのですが、休みを多く取っても労働生産性が高いということは、とことん合理的な発想をしているのではないかなと思います。日本人は変に真面目だと思いますよ。言葉悪く言ってしまえば、割り切りが下手くそ。そろそろ、お客は神様ではなく、大切なビジネスパートナーという風にマインドをかえる時期だと思います。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です