有訓無訓
「当時、取締役や創業家の人と、少しでも話し合いの場を持っていれば事態は変わったかもしれません」:ペンタックスとHOYAの合併を、情報漏れを防ぐために、創業家どころか取締役一人にも相談せずに進めていたら、取締役会で動議を出され職を解任されてしまったと。会社合併はポスト争いのサバイバルレースみたいな感じなので、話したら話したでもっとドロドロになっていたかもしれません。「失敗は0点で済ませればいいですが、挑戦しない人はマイナス評価にすべきだ」:トップマネジメントの口からよく出てくる言葉です。逆説的に言えば、部下が失敗を恐れ全くチャレンジをしていない(笑)。何故だろう。挑戦する機会が減っているんだろうか。それとも、失敗して会社を去っていった人をたくさん見てきたからなのだろうか…。
特集 どこにあるベストな人生
世界幸福度ランキングで日本はどうやらG7中最下位。。笑えないな~(笑)。世界第3位の経済大国にもかかわらずですよ。で、低い原因としてあげられるのが「仕事」なんだとか。仕事していて楽しいって人は、5%未満。これも低い~。思うに、これは随分前から仕組まれていたことだと思うんです。何かする時には、大抵、法律なり何らかのルールが必要です。でも、そのルールがすでに不公平、不平等になっていたんじゃないかな~って。そんな不公平なルールが存在するから仕事がちっとも楽しくない。このルールの是正には相当長い年月がかかりそう。だってルールを作った人が会社に在籍中の場合や、そのルールによってメリットを享受している人は、絶対にルールを変えようとしないもん。翻って外資(元々日本企業で外資に買収された会社は外資系と呼ぶべきかも)、こっちの方は、やったらやった分だけ結果として評価されることが多いみたい。そっちの方が厳しいかもしれないけど、透明性があっていいのかな~と思います。ただ平均睡眠3時間というのは若いうちじゃないと真似できないな(笑)。
幸せというのは相対的なことなので、なかなか全員が幸せになることはないと思います。だって都内暮らしの1000万円と、南国タイでの1000万円、同じ金額でも感覚は全然違いますよね。じゃあどうあるべきか?目の前の仕事の幸福感を増やす。人に褒められること。人の役に立つこと。人に必要とされること。これら、おっさんになって初めてわかる言葉ですな。
ルールがすでに不公平、不平等となっている社会なので、いつかそれが解消されれば、「仕事が楽し~い」って言えるようになるんだろうなと思っています。
この間、若い子が「政府が定年を65歳まで延ばすって言っているんですけど、そんな年齢まで働けって言っているんですよ!ありえない!絶対に嫌だ!」と。自分自身は65でも将来が不安と思っているんだけど、世代が違うだけでこんなに思いが違うんだとしました。
賢人の警鐘
キャシュレスについて。知ってはいたけど、小売り店でキャッシュレスが進まない理由の1つは店舗がカード会社などに支払う手数料が高いためのようです。カード会社してみればここが稼ぎ頭だと思うけど、携帯電話の料金のように、政府が「もっと安くできないか?」と介入する事は出来ないんだろうか。この手数料が1%を切ってくれば合理化のメリットがはっきりしてくるようなんだけど…。カード会社に直接言えないから無理やり政府がマーケットを進めるってのは、また大きな政策ミスになるんだろうな~。

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