2018.01.28 日経ビジネスを読んで

有訓無訓

「ネガティブチームを作って粗探し」:客観的に物事を見られる人たちが揃い、また組織の風通しが良くないとなかなかできないですよ。大抵、依頼者の意向を忖度し、それに沿うように結果、結論を出す。これを巧みにやる人達が私の知る「エリートな人達」(笑)。「失敗しない方法はない」:過去、失敗して周りから責められ、会社を去っていった人がいたみたい。

失敗は成功のもとと誰もが知っているけど、なぜか日本の会社では失敗に厳しいですね。「競争相手がミスをした!今だ!潰せ!引きずり下ろせ!」て感じでね。あ~、やだやだ。

特集 製造リショアリング

個人的には、日本の製造業に携わる従業員の知識、技量は、世界中のどこよりも優秀だと思ってます。ただ、やりすぎだったのかな日本人。すべてがオーバークオリティ…。競合製品がロークオリティと分かっているのに断ることができず、必要以上のハイクオリティ品を日本で作って、お客の言うがまま安売りして、大赤字になっちゃった…。多くの会社が歩んだ道ではないかと思います。

ハイスピード生産、IOT化等々分析があったけど、それなりに「品質の割り切り」悪く言えば上手な手の抜き方(不正のことじゃないですよ)というものができるようになってきたのかな、と思いました。今後は、安い人件費を求め、安易に海外に工事を出さずに、超高品質、超高効率のお手本として日本に製造拠点を残してもらいたいですね。

経営教室 反骨のリーダー

「肩書きでなく人格で仕事をすべき」ソニー平井会長のお言葉。すべての会社がそうなってもらいたいものです。

組織が大きくなるとだんだん自分の目が組織の末端まで行き届かなくなります。本当にしっかり行き届く人数は、大体20~30人ぐらいまでではないでしょうか。理想は自分の部下が自分の分身になってくれればいいのですが、そりゃ無理ですからね。それを補うために階層になった組織というものがあるんですが、人は一度、権力や使えるお金を持つと豹変するもので。。。過去の経験上、おかしな人がリーダーに選ばれると、たちまち派閥ピラミッドが完成し(周りがイエスマンに早変わりといったほうが正解かな)、「異見」(異なる意見と書いて意見。平井会長うまいこと言います。)が潰されるようになります。

リーダーや、リーダーを選ぶ人には、ぜひ人格を見極める選択眼を養ってほしいと思います。ふと、人格のすばらしい人というのは、言葉で言うのは簡単ですが、どういう所でわかるものなんでしょうね。。。

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