2019.02.11 日経ビジネスを読んで

ニュースを突く

次世代通信規格5Gの記事でした。大きな大きな技術革新で凄いことらしいけど、それ以上に考えさせられたのが、5Gネットワークの基幹部品が世界で1社の寡占になってしまうと問題が発生した時、取り返しのつかないことになってしまうな、ということ。懸念は、もし製品の中にスパイウェアが入っていたら?とか、ハブを経由した情報が、他の国に横流しされていたら?と。中国企業の技術力が進化していることと、中国政府の強気な外交姿勢が、世界中の国、企業に不安を抱かせる結果になっているのかなと感じます。「出る杭は叩かれる。」いつの世も同じですね。中国企業は、今後グローバルな会社となっていけるのか。中国政府の対応が気になります。

時事深層

アマゾンで広がる「返品可」の悪用。世の中にはずる賢い人がいるもので、手口は競合相手の製品を買い付け、袋を開け、不具合があったとアマゾンに返品。アマゾンから返品された企業は、それを調べ直して再梱包。競合の体力を奪う卑怯で姑息な手段。こういう悪質な手口はアマゾンも想定していなかったのではと思います…。早く改善してもらいたいですね。

特集 敗者の50年史

私の行き着いた答えは、「やっぱり歴史は繰り返す。で、変化に適応するものが生き残れる、でも、変化を先取りするものは日本では生き残れない。」

今の日本企業のマネジメント層は、おおよそ、80~90年代入社の人が多いはず。大手になればなるほど同期の数が多く、その中で昇格できたのは、実力ではなく、運が良かったとか、世渡りが上手かったから。上司に「昇格させてもらった」立場だから上にNoと言えず、会社がおかしな方向に走り始めても止められない。昨今の不祥事の元凶はそこにあると思います。上位解脱、忖度、こんな言葉がある国は日本だけではないだろうか。(他の国にもあったら教えて下さい、笑)

ふと、企業が犯した失敗の歴史が表になっていましたが、タカタのリコールがない…。あれも大きな失敗だったと思うんですが、どこかに載っていたかな?日産トップの逮捕も後の失敗の歴史となるでしょう。

スペシャルリポート 2019年版働きがいのある会社ランキング

「良い人材」の応募を増やすという意味では、「働きがいがある」とうったえるのは効果的だと思います。このランキングでは「働きがいのある会社」の定義を、従業員が会社や経営者、管理者を信頼し、自分が行っている仕事に誇りを持ち、一緒に働いている仲間と連帯感を持てる会社としています。構成要素は、マネジメントと従業員の間の、信用、尊敬、公正、従業員が仕事に持つ誇り、従業員同士の連帯感の5つ。大手になればなるほど低い点数になりそうな項目ばかり(笑)。

会社が求める人材は、当然バラバラだと思っています。上司の言うことに不平不満も言わず、黙々とやってくれる人が欲しいのか、売上を上げてくれる人なのか、アイデアをいっぱい出してくれる人なのか。日本企業の採用は、職務、業務が不明瞭なため、入社して初めて「あれ?違うぞ。」ということが多々あります。ギャップをなくすためにも、仕事内容を明快にし、契約のような形態で人材を雇う必要があるのではと思います。

Pie in the sky

衆議院本会議で質疑の時に、原稿をタブレットで読もうとしたら認められなかっただって。前例がないからという理由でタブレットの使用に難色を示したようなんですけれど、相変わらずくだらないところで足の引っ張り合いをしてますね。

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