今年4月中旬に、風邪を引いてしまい、下旬に連日出張。連休中はサボってしまい、結局一月更新なし。継続って大変。
という訳で、遅れ遅れになった日経ビジネス記事に対する感想です。
有訓無訓
ネガティブケイパビリティという言葉がありました。問題が起きた時、早く解決したいけどなかなか答えが見つからない。そんな時に、安易な解決方法に飛びつくのではなく、「本当にそれでいいのかな?もう少し他の視点から考えてみよう。」と時間をかけることに耐えうる能力のことを言うようです。解決に向け進むには、ネガティブケイパビリティが鍵になるとのこと。自分の周りでも、面倒な事を手っ取り早く片付けるため安易な解決策に飛びつく人を多く見ます。(そういう人は「走りながら修正」が大概口癖…)。ですが、本質をついていない場合は、振り出しに戻ることが多いんですよね。本当にすべきことは何か?マネジメントに立つ人ほど、こういう能力が必要だと思います。
編集長インタビュー 安倍晋三 内閣総理大臣
どうしても日本の政治に対しては、色メガネで見てしまう自分がいます(笑)。政治家は、まず国民の税金をどの様に使っているかを分かりやすく説明する努力がもっと必要だと思います。やる事なす事全てが、小手先の対策で、本質的な問題から逃げているようにしか思えないんですよね。民主党時代にやった事業仕分けでお金が浮いているはずなのに、保険や税金が増える一方…。給料の総額増えても手取り減…。
既得権を守りたい数%の人が、自分たちの有利になるよう政治家と蜜月の関係を作り、そして国の予算の9割を確保。残りの1割の予算を1億人の国民で分けあっているっていう勝手なイメージがあります。金持ちばかりに金が集まりやすくなっているこの不公平な自由競争をどうやったら改革することができるのか。政治家の定年とかどうでしょう。今は年配の政治家が多いので、結局年寄りの意見ばかりが通っている感じがします。また若い人にもっと政治に興味を持ってもらうためには、年代別の1票の重みを平均化するのも一つの手段ではないでしょうか。70歳が10人、35歳が2人なら、35歳の2人が持つ1票は70歳の5票分に相当するって感じで。そうすれば、若者に響くマニュフェストを作る人が増えると思う。人生再設計第一世代という変な言葉が最近作られました。就職氷河期時代にあたる人たちで、国策の失敗のツケを払わされた人たちのことです。第二世代、三世代ってのを作らないためにも、今政治を変えないと。
でも、変わらないだろうな~、ルールを作る人が年配で、マジョリティだから…。早くベーシックインカムにならないかな~。
テクノトレンド ゲノム編集
クリスパー/キャス9を使うとゲノム編集が簡単になるんだ。これも遺伝子組み替え技術の一つなのね。先天的、遺伝的な病気には革新的だけど、倫理的な面をもっと成熟させないと、取り返しのつかないことになりそう…。
世界鳥瞰
車の自動運転のレベル3に対しての言及。レベル3というのは、車が対処できないような複雑な状況においてのみ、運転者に関与を求めるもののようですが、問題にしているのは、コンピューターがギブアップするような状況の時に、突然、運転者に制御を渡しても大丈夫か?と。極端にいうと、事故する直前に「避けられません!ぶつかります!はい、交代です。」って。怖すぎ(笑)。レベル3を飛び越え、レベル4への加速に勢いがつきそう。

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