2019.04.29-05.06 日経ビジネスを読んで

時々真相 「もう運べない」食品の反乱

このニュースも食品業界の輸送が人手不足で、「翌日納入」というのを「翌々日納入」に変えたという記事でした。24時間営業や、毎日配送が本当に必要な事なのか?と疑念があっても、なかなか見直ししないのが日本企業の弱さだと思います。特にそれを始めた人が出世して役員とかになっていると、誰も何も言えないような…。24時間営業にしたのは、何のためか?初心に戻る必要があると思います。

特集移動 革命MaaS 世界が狙う新市場

今週号はMaaSについての特集でした。モビリティーアズアサービスの略で、「車や電車バスタクシーなど様々な交通手段を連携させて、移動の利便性を高めるサービス」を意味するようです。先進国では新車の販売というのが減ってくるので、その次の稼ぎ頭としてMaaSを考えているようですね。

ドイツの地図会社ヒアは、将来「到着時間を正確に予測し、電力会社や家電メーカー等と連携して、自動的にお風呂沸かしたりエアコンを作動させたすること」も見すえているようです。MaaSは稼ぐビジネスにできるか?と記事の終わりにありましたが、例えば効率的なトラックの配送ルートの割り出しとかは、ビジネスになりそうですね。でも家電、住宅まで連携するにはもう少し時間がかかるような気がします。

ケーススタディ セブン-イレブン・ジャパン

この記事も、人手不足対応のために、「設備の保守にかかる時間ですら減らす努力をしている」という内容です。本当に分単位の改善をしないと、利益が出せないなら、ビジネススキームが完全に破綻している気がします…。働いている人は、楽しく仕事ができているのかな~と、ふと思ってしまいました。

世界鳥瞰 IMFがデータ経済を律する日

IMFが、2018年にデジタル経済をテーマにセミナーを主催した時、「IMFがデータを律する国際ルールの調整役を担い、新たなテクノロジーがもたらすインパクトに対処するための共同国際戦略を立てるべきだ」と提案したとの事。確かに今やデータは世界経済に大きな影響を与えていると言えますね。1976年では、S&P500で「目に見えない財」を扱う企業は2割未満だったけど、今や9割以上なんだとか。そういう意味ではルール作りをしてくれる国際協調機関があった方がいいかもしれないですね。

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