有訓無訓 国際大学特別顧問・名誉教授 森正勝
「この30年、日本はいったい何をやってきたのかと」大きな企業では、優秀な人を多く採用するので、壮絶な出世競争にみんな精を出していたんですよ。ようやく社長になっても、あるのは足の引っ張りあい…。強い信念を持った経営者は仕組み的に育ちにくく、ビジョンがあるようでない企業ばかりになってしまった気が…。この先も10年くらいは低成長が続くと思っています。
編集長の視点 大事なのは成長?お金?年収3分の1への転職
年輪経営、と呼ばれる経営哲学があるそうな。今度調べてみよ。
ニュースを突く 新型ウイルス、真の影響はこれから
1回目は陰性だったけど2回目の検査で陽性になったというニュースもありました。時すでに遅しのような。もはや誰もがキャリアになっている可能性があるわけだから、何人感染者が増えたというニュースより、もし感染したら、自宅でできる初期治療を教えてもらいたい。
時事深層 地震や洪水などのほか感染症も想定 世界で注目浴びる「大災害債」
保険のための保険があるんですね。異常気象や、地震等の一度の大災害で保険会社が大損害を被らないようにするための保険です。ネット保険は、保険料が安いけど大災害に弱いのでは、と思っていたけど、これがあれば安心じゃん。ネット保険は今後さらに増えそうです。
時事深層 任天堂、「スイッチ」好調で スマホ強化はトーンダウン
オフィシャルストアを立ち上げ自社キャラクターに接する機会を増やし、さらにスイッチの売り上げを計画している様です。任天堂のコンテンツってまだ健在。ということもあって、スマホの方はちょっとスピードダウン。
時事深層 大阪のIR事業者にオリックスが名乗り 地元財界が覚える一抹の不安
オリックスへの不安はなんだろうと思っていたら、18年秋の台風の時に関西空港で起きたのトラブルようです。浸水したり連絡路が破損して孤立した時、共同運営しているフランス企業とうまく意思疎通できなかったらしい。今回のIR事業も米企業との共同出資になるため、周りから大丈夫かな…と。
時事深層 1本300万円の「山崎55年」発売へ 原酒不足、サントリーに滲む焦燥
過去の記事に、分子レベルの合成で、数年で何年も熟成したような風味のワインが作れるという記事があった。12年風、55年風ってウイスキーが出てくるのもそう遠くはないかも。
時事深層 カインズ、米データ企業に出資 地方小売り、実は進むデジタル化
店舗の一部を試作品の展示会として貸し出すビジネスがある様です。場所を借りたメーカーは試作品を展示し、貸した側は見学にきた人の行動データを提供するそうな。で、メーカーは、そのデータを商品開発に役立てると。そういえば、化粧品のサンプルばかりを展示しているお店があったな。それがもう少し進んだビジネスに近いかな。
特集 あなたを鍛える会社
最後の方の記事にまとめてありましたが、大量生産の製造業ベースの組織を変えられない会社は、もう残っていけないのではと。ハードからソフト(デジタルサービス)にビジネスが移りつつあるので、その2つを同一の土俵でくらべるのは少々難しいですが、ソフトの方がより実力主義になってきていますね。未来の組織のあり方としてネットフリックスの紹介がありました。プロ集団って感じで、ハラスメントと安全に関わること以外、基本自由らしい…。で、マネージャに求められるのは、「チームに自分より優秀な人間を採用すること。将来、自分のポジションを脅かすかもしれないがそれ以上に能力と人柄をみる」チャレンジしたいと思う人には魅力的な会社にうつりますよね。果たして日本企業は、そういう会社と伍していけるのだろうか…。
編集長インタビュー 野村克也 「自身の回復」は一人で生きる
「組織には他の選手のかがみになる中心選手が絶対必要」今の日本企業には真似をしてはいけない鏡はいっぱいいそうですけどね…。自分は、他の社員のかがみとなっているだろうか、とふと思ってしまった…。「人材育成とは『見つける』『育てる』『生かす』こと」その中でも「育てる」のが難しい」と。難しいのは相手の理解や、やる気に依存する部分が多いからですかね。当時の南海オーナーは、なぜ田舎の高校を出たテスト生の野村氏に監督のチャンスを上げたんだろう。どこを見て判断したのか、とても気になります。
逆・タイムマシン経営論 「飛び道具トラップ」に気をつけろ
逆・タイムマシン経営論とは、「近過去に遡って当時の言説を現在の目で再興し、そこから教訓を引き出す」名前だけ読むと新しい感じがするけど、歴史に学べとか、新聞、雑誌は10年寝かせて読めっていう話。「いつの時代もその時点で目にするニュースや、言説にはノイズが入るため思考や判断にバイアスがかかる。ビジネスの意思決定を狂わせるから気をつけないといけないよ」と言うことです。今回は、サブスクリプション、通称サブスク。「古くから存在する課金方式の1つであり、新しいトレンドでも先駆的な最新のビジネスモデルでもない」重要なのは、「差別化された価値をもたらし、しかも価値を持続出来るかどうかは、様々な打ち手が首尾一貫性を持って繋がった戦略ストーリーの文脈において見なければわからない」こと。一歩はなれた所から事象を客観的に俯瞰できる能力が重要です。
ケーススタディー アイリスオーヤマ 「価格戦争」何でも「自前」で安さ追求
個人的には、高いけどやっぱり欲しい!というiPhoneみたいな製品を日本企業には作ってもらいたいな〜。「日本の生産性が低いのは、効率が悪いからではなくサプライチェーンが長いから」という独自の理論を大山会長はお持ちのようです。他の国はどうなんだろう。日本とよく比較されるドイツはサプライチェーンが短いんだろうか。
フロントランナー フレアス 寝たきり患者救う元ニート
訪問マッサージの会社です。この会社の社長は元ニートだったのですが、東洋医学と出会ったことがきっかけで生まれ変わった様です。人に何かをしてあげたい、こんないいものを紹介したい、強い思いがある人は、変われるんですね。
気鋭の経済論点 100兆円超え予算に潜む課題 知財投資高める仕組み作りを
「付加価値の源泉が知財に移っていることはもはやいうまでもない」何もない地方が困っちゃうから、分かっているけど知財には予算は当てられないってのが政府の答えなんでしょうね。
世界鳥瞰 英、第3のリセットを成就する方法
「本当に語るべきは、繁栄にあずかる機会を全国民が得られるようオープンアップすることだ」「EU離脱は、英国政府がスコットランドやウェールズに特権をあたえておきながらお膝元の各地方をないがしろにしていることに対する、イングランドの復讐だったのだ。それは今後、連合王国の分裂にまで至るかもしれない」すべての国民が国の繁栄にあずかる機会を得ていれば分断なんて起こらなかっただろうと思います。格差を埋めていかないと。
世界鳥瞰 中東和平を葬り去る新和平案
「米国が基本としてきた2国間共存の理念は、既に実現不可能な夢と化した」水と油のように絶対に混ざらないものを混ぜようとする努力より、どちらか一方を選んだ方が良い、という判断なんでしょう。正しい決断だったのか、神のみぞ知るですね。
Pie in the sky ONE TEAMとレミングの差
ONE TEAMって言葉に対する見解。「ただでさえ忖度と同調圧力に支配されがちな日本の企業や競技団体に当てはめたら、またたく間に、金太郎飴式の斉一化とピラミッド形式の上位下達を旨とした、恐怖の帝国陸軍的ロボット集団ができあがるに決まっている」確かに、笑える。
賢人の警鐘 日本証券業協会 会長 鈴木茂晴
「もう10年もたてば平等意識の高い世代が、管理職に就く頃だ」私もそう思います。逆に言い換えると10年は変われない…。果たして、有能な女性、当然男性も、それまで待ってくれるかな…。結局、古臭い考え方を持った人しか会社には残らない気がしますね…。有能な人を残したいと思うならば、完全に別会社、もしくは別組織を立ち上げるしかないと思っています。

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