2019.10.07 日経ビジネスを読んで

特集 目覚めるニッポン 再成長へ50人の提言

気になったコメントをピックアップ。

「競争意欲を持つこと自体に疲弊し、こうした精神構造が社会全体を覆ってしまいました」。はい、要領の良い人のみが出世し、働いても働いても報われないことに今の中堅社員が気が付いたんです。

「ファクトを正しく見ることは、人々が共通の認識に立って行動を起こすうえでの最初のステップになる。」問題なのは、日本の企業では、ファクトを前にして、上司に忖度する所ですよね。

「市場に任せる小さな政府ではなく、政府による社会的な投資や規制も想定したバランスの良い市場に変えるべきだ」。漸進的資本主義というそうです。個人的には、この発想に大賛成です。個人的には、ベーシックインカム導入が理想なんですけどね。最近、自給自足という手段もありかなと思い始めています。

「欧米ではチップなどサービスへの対価を支払う文化がある。サービスは無料という考え方を改めなければデフレの脱却にはつながらないだろう」。はい、人が動くとお金がかかる。この認識をトップマネジメントが持つ必要があります。お客は、ビジネスパートナーです。「ただ」を当たり前にリクエストするのは、クレーマー。

「今の日本の保険制度は、高齢者にメリットが偏る一方で、将来への持続可能性を見通せず、若い人たちの夢を奪っている」。そうなると次の論議は、若者のために誰が犠牲となるのか?でしょうか。高齢化が進んでいる今の日本の国会は、だれも進んで論議しないでしょうね。

「デジタルネーティブ世代は対面コミュニケーション能力が低い」。全員ではなく、コミュニケーションをうまく取れる人、取れない人がはっきり分かれてきていると感じます。仕事以外の人との付き合いも関係しているのかなと思いますね。PCやスマホがなかった時代は、嫌でも人と会話しなきゃならなかった。でも今は、ほとんどがスマホの画面とにらめっこですからね。

「経営者は多様性が重要だというが、多様性のある人材を登用し昇格させているだろうか」。何を多様性と考えるかですね。 男性女性以外にも多様性というのはありますが、結局、トップマネジメントが喜ぶ多様性に偏っているように思えます。

さて20年後、今と同じ事を言われるのか、それとも全然違った提言が出てくるのか楽しみです。

編集長インタビュー 人づくりからやり直そう 永守重信

日本をなんとかしたい、という強い思いを感じました。最近自分は、住んでいる環境が日本全体をのんびりにしてしまったのかもしれないと思い始めています。大学生も会社人も、のんびりしていてもなんとかやっていけるじゃんと。英語と同じで、使わない限りなかなか覚えられない。意識を変えるには、まず一旦日本から出て、世界は今どうなっているんだ?というのを自らの目で見て感じ、考えることをしないと始まらないのかもしれません。

世界の最新経営論 米国型企業経営の今

法人税率を下げたら、設備投資や採用増にお金が回るかと思っていたら、自社株買いに一生懸命だったという話。なかなか思うように進まないものですね。格差が広がる前に、手を打つべきだった…。 

世界鳥瞰 議会再開でも進まないEU離脱

そうか、BrexitのXデーまであと少しなんだ。さてどうなることやら。

世界鳥瞰 気候変動が生む住宅価格ショック

記事の内容よりもグレタさんの国連での演説内容の方が気になった。色々な意味で凄い…。

賢人の警鐘

ビル エモット氏も労働力不足の環境下では、最低賃金を大幅にあげる事は有効だと語っています。5年程度かけ段階的に賃金を上げる事にすれば、企業も準備が出来るので、良さそうな気がするのですが…。日本政府が取った手段は、海外からの安い労働力。このために格差社会が広がったように思います。

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