2019.06.24 日経ビジネスを読んで

有訓無訓

「社長や上司は社員のサーヴァントという意識。火事場の馬鹿力は普段から会社に大切にされていると言う実感があってこそ出てくるものなのです。」このような考えのマネジメントばかりだと仕事が楽しくなるんですけどね。現実は、「部下は上司のサーヴァント、どれだけ身を粉にして上司のために働けるか」ですから。

実は、この会長さんも昔は、上司は部下のサーバントという意識を持っていなかったようです。それで上手く回らなかったため、気付いて変わったようです。そう考えるとやっぱり出世したものの勝ちなんでしょうか…。その人とうまが合わなくてやめていった人も少なからずいると思います。やめた人が代償を払わされていることを考えると、なんだかモヤモヤ感が抜けません…。

ニュースを突く 一国二制度はこうして形骸化した

香港基本法に同制度を形骸化させるような装置を組み込んでいるようです。それは、「本法の解釈権は全国人民代表大会常務委員会に属する」と。一党だからこそなせる中国の力技ですね…。

時事深層 ポイント還元狙い、「中小」増える

店内で食べる場合と、持ち帰る場合で消費税率が変わってくるんですね、そんな面倒になっていたとは…。こういうのは統一して、消費者の混乱を早くなくすようにしてもらいたいですね。ここで問題としていたのは、政府のキャシュレス化によるポイント補助策。「さらなる安売り合戦になり、中小企業が苦しむばかりではないか」と。来年には、成功が失敗か分かるかな。

時事深層 経営が失敗したら役員報酬を強制返還

巨額損失の計上など、経営の失敗の責任を、過去の役員報酬を強制返還させることで負わせるクローバック条項というのがあるようです。やりっぱなしで責任もとらず逃げるのは許さない。グローバル企業を目指すならこういうのはどんどんと導入してもいいんじゃないかなと思います。

フロントライン ウォルマート、冷蔵庫に生鮮配送

次のサービスとして個人宅の冷蔵庫の中に生鮮食品を届けるサービスを考えてるみたいですね。アメリカは、コストコのようなところで週にまとめ買いをするというイメージがあるので、本当に軒先までの配達サービスが受け入れられるのか気になる。いよいよ宅配もラストワンマイルの争いが始まったみたいです。庭が広いとドローンによる宅配も出来ますね。

特集 新規事業と言う病

「新しい事は、あくまで成長の手段それが目的になると経営の弊害になる。本業以外で何かを提案すればそれだけで人事評価が上がる雰囲気があった」。いかに危機感があったとはいえ、笑汗。失敗するからやめた方がいいと進言する人は、評価がされないんですね。まず一旦実行してみて、失敗をして初めて評価される。先読みする人は嫌われるんですよ…。

本業が危機でも、やってはいけない事が、3つ。

流行に手を出す。シナジー効果の過大評価。過去を否定しすぎる。どれも失敗した後の反省の弁で出てくる言葉です。

記事の終わりに、新規事業を立ち上げるときは覚悟が必要だとありました。そのくらいの思いがあって魂を込める事が出来ると。その通りだと思います。やるなら専門部隊を用意して、経営陣からの特権もあると良いようです。

ケーススタディ ペッパーフードサービス

いきなり転落、復活への苦境。店舗の急拡大で、近隣のお店同士で客の取り合いが発生。値上げによる価格優位性の低下。店員さんのサービス、教育が追いつかない…。よく聞く失敗例ですね。それでも個人的には良いお店と思っていますので、早く復活してもらいたいものです。

テクノトレンド タンパク質危機を救えるか

環境にも優しい人工肉。今週号は野菜大豆から作ったお肉の話でした。まだ食べていないから今年中にでも食べてみたい!

編集長インタビュー 日本旅行業協会会長 田川博

「そもそも日本の百貨店では日本の工芸品のスペースはわずか。宿についても自分たちが1ヵ月も長く泊まるという事をした事がないので、その発想で宿が作られていない」。リピーターを増やすためにはどういうことをしなければいけないか熱く語られていました。増えるのはいいけど、ビジネスマンに辛いのは、ホテル。空きが少なくなったり、宿泊料が高くなるのが困る…。

医療品の費用対効果

多いとは聞いてたいんですけれが、国の医療費は42兆円に達し国の予算4割を占めているんですね。42兆円の年齢別の内訳をもう少し細かく見る方があるかもしれません。60代以上が半分ぐらい使ってるような気がします。ここを深堀する事はタブーなのでしょうか。もう限界だと思うのですが…。

新社長初心表明 丸紅社長 柿木真澄

敗者復活、朝令暮改、この2つのキーワードを就任時に発信したようです。問題は、朝令暮改の解釈が厄介なんですよね。人によっては、ブレてはいけないことまで変えることを良しという人が出てくるので…。

世界鳥瞰 空飛ぶタクシーの実現性は?

これ小型ヘリコプターのことですよね。安全に空中にいっぱい飛ぶことなんて不可能じゃないかな…。

賢人の警鐘

40~60代の人に焦点をあてた記事でした。「成果主義、能力主義を浸透させようと言っている割に、本当に成果を出している人が責任あるポジションについていない。報酬に差をつけないのが日本の賃金制度の悪いところだ」と。ポストがないため、結局、上司のお気に入りが出世しているのが日本企業です…。不満が溜まるばかりの職場は、沈んでいくだけですよね。

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