2019.08.05 日経ビジネスを読んで

有訓無訓

「知と情」。私も情は大切だと思います。ただ、仕事上で使う場合は注意が必要です。例えば、こいつ好きだから、給料上げてやろうとか、昇格させてやろうとか。情も、使って良いところ、悪いところがありますから。

ニュースを突く 貿易戦争はリーマン超える危機を招く すべての元凶は、トランプ氏?

2020年以降もトランプ氏がアメリカ大統領を続けるなら、本当に危機が来そうです…。持っている資産を一旦すべてクローズした方がいいかもしれない…。

時事深層 楽天の携帯参入、正念場に

自分(楽天)のスピードについて来れると思っていたら、工事業者がついて来れなかったという話。携帯電話のサービス開始まで、あと2カ月。楽天の腕の見せ所ですね。

時事深層 メルカリ、104億円の特損計上でも 切れない「米国撤退」のカード

日本で、メルカリのサービスが成り立っているのは、日本の郵便や物流がビックリするくらい安く、またすばらしいからだと思っています。国土が広い国で成功させるには、自前の配送業者を持たないとちょっと難しい気がしますね…。

フロントランナー 若者向けに「中古車自動販」急成長

アメリカ テキサス州にガーバナという中古車の販売会社があるそうです。ネットで車を選び、買うときは自宅まで無料配送か、全米に19か所ある巨大な自販機(建物サイズ)まで行き、大きなコイン(おもちゃのコインだと思いますが)を入れて買うようです。インスタ映えを狙ったものみたいですが、スケールがデカいですね。とはいえ、自分の乗る車をネット上の写真だけで信用してもいいんだろうか、と少々不安。

特集 医療品はなぜ高い?

日本ではGDPに占める国民医療費がどんどんと大きくなってきています(確か今年は42兆円)。高額な医薬品のありかたも論議の必要がありますが、そろそろ尊厳死についても本格的に論議する必要があると思いました。にしても、注射1本で、すべての病気が治るドラえもんの世界になりつつありますね。お題目とはあまり関係ないですが、今ボストンは金融の街から創薬の街に変わっているんですね。

激動の50年 特別インタビュー

日本電産は、目利き委員会というのがあり、ベンチャーを支援しているそうです。 「あなたの製品にはどんな市場がどのくらいあるのか。売れる価格の想定はありますか」という質問に対し、ベンチャー企業からは満足できる回答が返ってこないことが多いとありました。ん~、「一人でやるからうまくいかない。だから優秀な仲間を集めなさい」というコメントとちょっと矛盾しているんじゃないかな~と感じるのは私だけかな。応募した企業は、「マーケットに詳しくないなので、勉強させてほしい、一緒にやりませんか?」という思いがあったのではと思いました。

ケーススタディー サントリー食品インターナショナル

「自分の売上を上げることより、どうしたらお客がハッピーになるかを考えた方が、お客の信頼を得やすい」とありました。自分の経験でも、そちらの方がうまくいった場合が多いです。

スペシャルリポート 目覚めるニッポン 周回遅れでも勝機ある

「変革は、一人が起こすもので、まずその人を引っ張り上げることから始まる」とありました。正しい事ですが、まず起こりえない話かな…。というのも人は、自分と「うま」が合う人を側近におきたがります。そのため、気が付かないうちに、自分の周りは似た色の人ばかりになり、変革をもたらす人はいないんですよね。既存の秩序、既得権を残したまま変革をするのであれば、それに甘えている人が会社を去るまで、ゆっくりとしか進められないのです。会社の傾くスピードが早いか、それとも痛みを伴う改革を行うか。日本の改革(という名のリストラ)を見る限り、いつも下っ端が責任を取らされるんですけれどね…。

提言として、下記6つがありました。どれもよく聞く言葉です。果たして、昔ながらの日系大企業は変われるのだろうか。

  • 惨敗の現実をまず受け止めよう。
  • 大企業こそ変革の先駆者に。
  • 諦めず、世界で勝てる領域を開こう。
  • 外れ者を積極活用する組織に。
  • 失敗を経験させ、褒める習慣を作ろう。
  • 外の視点を使い事業の整理統合急げ。

フロントランナー コスメディ製薬

ヒアルロン酸の小さな針(マイクロニードル)がついたパッチ(絆創膏みたいなもの)を開発、販売する会社の紹介です。すでに別の経皮吸収の技術で売上を伸ばしている会社で、経皮吸収に代わる薬剤の摂取方法を考えていた時に、マイクロニードルというものに行きついたようです。今は美容向けが主のようですが、将来はマイクロニードルを使って医療ワクチンを皮膚から取り込めるようにしたい、と目標がありました。早期実用化に期待したいですね。

世界鳥瞰 AI倫理をめぐる中国との溝

「欧米は、個人の権利やプライバシーを重視するのに対し、中国は全体の利益と利便性に重きを置く」。言われてみれば、人の価値観って国民性ってのもありますしね。AIの使い方にもそれが影響してくるんですね。でも、最低限のルールはなんらかの形で必要だと思うな~。特に中国は。今週号の特集でも、中国の遺伝子操作の実験は倫理観を無視しているとありました。

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