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  • 2019.05.13 日経ビジネスを読んで

    2019.05.13 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    認定NPO法人 本の学校の話がありました。知識の習得や自己啓発、内容をまとめ人に伝える力を付けるためにも、本を読むことは、大切だと思います。若いころは全然思いませんでしたが、30代後半になった頃、活字って必要だな、と思うようになりました。

    ニュースを突く 外国人材活用特定技能の課題

    人手不足の対応として外国人労働者の受け入れ拡大が始まったのですが、どうしても安い労働力のために外国から受け入れを始めたのでは?としか思えません。記事によると2017年11月に介護の技能実習がスタートしているようですが、まだ数百人しか来日していないようです。今やSNSで口コミはあっという間に広がります。「日本で稼げるからと聞いて来たけど、過酷は労働だし給料も多くない」という不満をもつ外国人労働者がたくさんいるとニュースで聞いた事があります。何のための労働者の受け入れか、政府にはもっと真剣に日本の将来を考えてもらいたいですね。

    編集長インタビュー 日本マクドナルドホールディングス社長兼CEO サラLカサノバ

    気になったコメントは、「プロパー社員の中には、登用されず、(外部からの登用に対して)複雑な心境の人もいるのでは」という問いに対し、「外部から人が来ることに対して脅威を感じる人は少ないと思います」と。さすがにこの質問を肯定する社長はいないですよね、笑。どの会社にも不満を持ったプロパー社員は必ずいます。外から来た人が、抜擢されたりすると、今まで発言するチャンスがもらえなかった古参人に不満がくすぶります。この問題の解決方法は、評価の透明性を上げるしかないのですが…、あと20年は日本企業は変われないだろうな~。

    特集 シリーズ会社とは何か

    今週は企業のM&Aで不幸になった人、幸せになった人のことが載ってました。人生何があるか分かりません。

    買収されて、待遇が良くなる事もあれば、不幸になる場合もあるようです。今の時代、大手企業に入ったからと言って、未来が保証されているとはかぎらないので、若いうちに起業し、雇う側の立場にいる方がよっぽど望ましいのでは?と思ってしまいました。自身も実は会社のM&Aで人生設計が変わってしまったクチです…。幸い転職でき普通の生活を送れていますが、今もう一度M&Aがあったら、果たして生き残れるかどうか…。

    スペシャルリポート 企業を救う裏仕事人

    安全な日本で仕事をしているうちはピンときませんが、世界に目を向けるとテロとかで日本人が巻き込まれる被害が出ているそうです。そのようなことから身を守るため民間の諜報機関というのが存在するんですって。知らなかった…。VIPの身辺警護以外にも秘密情報の流出防止とかもしているという事には、驚きました。

    ケーススタディー プリファードネットワークス

    今は、猫も杓子もAI。AIを使わなくてもいい事までAI、笑笑。AIのロボットと通常のソフトのロボットの違いは、外から見てすぐわからない気がします。質の悪い深層学習やAIを提供する会社が増え、AIのイメージを悪くしてしまうのではと少々不安です。

    たまたま今週号の世界の最新経営論にもAIの記事があり「AIやビックデータは現場を効率化するツールに過ぎない」と至極納得できる一言がありました。使い方を誤らないようにしないと。

    他にも世界鳥瞰に、AI企業を悩ます倫理問題としてグーグルの記事がありました。兵器としての利用や、バイアスがかかったデータにより偏った判断を広めてしまう危険性があると。映画のマイノリティーレポートの様に、AIが危険人物と判断するようになる未来はちょっと怖いですね。

    二人のカリスマ

    松下幸之助さんの言葉がありました。「企業規模が大きくなり、何万人という人が働くようになると、もはや『ああせい、こうせい』と直接指導できるレベルを超えて、『無事でありますようにと、手を合わせてお願い』しないと部下は動いてくれない。」と。そんなたくさんの人の上に立った事がないので分かりませんが、なかなか言う事を聞かない部下より、二つ返事で動くイエスマンを周りに集める人の心境が分かった感じがします…。

  • 2019.04.29-05.06 日経ビジネスを読んで

    2019.04.29-05.06 日経ビジネスを読んで

    時々真相 「もう運べない」食品の反乱

    このニュースも食品業界の輸送が人手不足で、「翌日納入」というのを「翌々日納入」に変えたという記事でした。24時間営業や、毎日配送が本当に必要な事なのか?と疑念があっても、なかなか見直ししないのが日本企業の弱さだと思います。特にそれを始めた人が出世して役員とかになっていると、誰も何も言えないような…。24時間営業にしたのは、何のためか?初心に戻る必要があると思います。

    特集移動 革命MaaS 世界が狙う新市場

    今週号はMaaSについての特集でした。モビリティーアズアサービスの略で、「車や電車バスタクシーなど様々な交通手段を連携させて、移動の利便性を高めるサービス」を意味するようです。先進国では新車の販売というのが減ってくるので、その次の稼ぎ頭としてMaaSを考えているようですね。

    ドイツの地図会社ヒアは、将来「到着時間を正確に予測し、電力会社や家電メーカー等と連携して、自動的にお風呂沸かしたりエアコンを作動させたすること」も見すえているようです。MaaSは稼ぐビジネスにできるか?と記事の終わりにありましたが、例えば効率的なトラックの配送ルートの割り出しとかは、ビジネスになりそうですね。でも家電、住宅まで連携するにはもう少し時間がかかるような気がします。

    ケーススタディ セブン-イレブン・ジャパン

    この記事も、人手不足対応のために、「設備の保守にかかる時間ですら減らす努力をしている」という内容です。本当に分単位の改善をしないと、利益が出せないなら、ビジネススキームが完全に破綻している気がします…。働いている人は、楽しく仕事ができているのかな~と、ふと思ってしまいました。

    世界鳥瞰 IMFがデータ経済を律する日

    IMFが、2018年にデジタル経済をテーマにセミナーを主催した時、「IMFがデータを律する国際ルールの調整役を担い、新たなテクノロジーがもたらすインパクトに対処するための共同国際戦略を立てるべきだ」と提案したとの事。確かに今やデータは世界経済に大きな影響を与えていると言えますね。1976年では、S&P500で「目に見えない財」を扱う企業は2割未満だったけど、今や9割以上なんだとか。そういう意味ではルール作りをしてくれる国際協調機関があった方がいいかもしれないですね。

  • 2019.04.22 日経ビジネスを読んで

    2019.04.22 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「ときには強引に社員を引っ張って言うことを聞かせることがリーダーシップだと思っていた」とありました。「ときには」有効な手段になると思っています。例えば、何かを決める際、肩書関係なく全員が同じ立場でしっかりと論議を交わし、その決定事項に対し動くときは、少々強引に引っ張る手法もありだと思います。これを社員同士の心がつながっていないときにやってしまうと、「成功するまでやるパターンだね。。」と陰口をたたかれるパターンになりますね。地道に社員と話し、個性、人間性を見極めた上で最適な部署に配置する。これが会社が成長していく一番確かな方法だと思います。最近思ったのは、短いサイクルでクルクル回すタイプの業種なのか、それともじっくりと腰を据えてやる業種なのか、成果主義を導入したほうが良い業種と、そうでない業種があるのではと思います。

    時事深層 不正を隠蔽、リコールで特損800億円。

    スズキのリコールの話でした。風通しが悪くなっていたので、現場の声がトップマネジメントに届いていなかった、とのでしたが、上司の言う事に、「ノー」と言えない、言わさせてもらえない雰囲気があったんでしょうね。社長が交代する必要もありますが、ノーと言えなかった中間管理職の問題でもあると思います。過去、「ノー」と言ったために日の目を見ない干されている人を、改革の中心人物に使ってみるのはどうでしょうか。劇的に変わると思います。昔ながらの「社員を家族の一員として」というのは、公平な評価があって初めて成り立つもの。不透明な評価や不公平、えこひいきがまかり通るようになると、社員の不満も溜まります。

    特集 強くなれる給料に

    日本の課長さんや部長さんの平均給料のグラフが載っていました。課長さんクラスでは941万円。部長さんクラスでは、1406万円。個人的には差が結構あるなと思いました。自分が何度か転職して感じたのは、大手企業には、課長、部長でなくても「できる」という人がたくさんいました。ほとんどの日本企業は相対評価のため、成績が同点であっても順番をつけられます。そのため数点の差というより、出身大学、上司から好かれているかどうか、という仕事以外のところで昇格が決まる場合があります。ほんの少しの差が、給料ではこんな大きな差になると思うと、社員の不満は溜まるのではないでしょうか。

    いくつになってもできる仕事であれば、すべての年代に対してケアが必要だと思います。こういう会社の場合は、若手の給料は比較的低めかな…。逆に、トレンドサイクルが短い場合や、アイデア1つでマーケットリーダーになれるような業種であれば、世代ではなく、能力を持った人に対して大きなお金を払うような形が望ましいかもしれません。

    一番重要なのは、「会社を大きくするために本当に必要な人材がちゃんと確保できるか」という所に行きつくと思います。ここでも問題は、誰が「優秀」と判断するのかです。運だけで昇格した人の選択眼は確かなものなのでしょうか…。また一つの給与形態で従業員全員が満足することはもう不可能だと思います。工場の従業員であれば年功序列を残す給与体系に、開発設計系であれば、アイデアを出した人に大きな報酬を。複数の賃金形態を持つのも一つの手段だと思います。

    フロントランナー フォースバレーコンシェルジェ

    国内外のトップ大学で学んだ外国人学生を対象として、日本企業への就職を支援するサイトの紹介でした。日本企業も外国人の採用が増えてるようですね~。日本の学生の将来は大丈夫だろうか…。

    テクノトレンド 水処理用の燃料電池

    リチウム電池や二次電池の方が盛り上がっているので、燃料電池は市場から消えてしまったのかなと思ってたんですけれど、ドローン、バス、フォークリフトに搭載が始まっているとわかりました。それぞれの電池の特徴を生かした使い方が、考えられているんですね。

  • 2019.06.17 日経ビジネスを読んで

    2019.06.17 日経ビジネスを読んで

    なかなか刺激的な、表紙です。雑誌の感想は後ほど。

  • 2019.04.15 日経ビジネスを読んで

    2019.04.15 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「考えの元になるのが知識で、その知識の取捨選択で、その人の思考形成やひらめきにつながる。知識は覚えればすぐに使えるが、ひらめきには結びつかない。自分で考え失敗することで、人はひらめき、成功にたどり着くことができる」とありました。

    最近、仕事にAIの導入か進んでいます。知識や計算スピードではAIにかないません。AIとの共存を考えるのであれば、どう使うのかを考える力が必要になってくると思います。あと気をつけなければいけないのが、入力するデータです。無作為でバイアスがかかっていないデータをどれだけ選択出来るか。「選択」そのものの重要性が問われてきますね。

    時事深層

    地銀再編に狭まる包囲網で、政府は 「独占禁止法の例外規定を盛り込んだ新法か、独禁法を適用する際の新たなガイドラインを作る方針」のようです。ん~、特定(地方銀行)の人を助けるためにルールを変更って、何かがおかしい…。独禁法って大手企業を優遇するための法律? 公平な競争のためにあるようですが、何をもって公平としているのか分からなくて。例えば、どう考えても原価割れの価格を出してくる企業(大手企業)ってあると思います。その大手が中小企業を駆逐しても、潰された中小企業には何も政府の支援なし。だけど、その大手が経営で行き詰まると政府が支援をする。しかも税金を使って。不公平な自由競争としか思えないんですよね~。

    テクノトレンド:技能の継承にデジタル活用

    「ベテランと、新人の視点の移動量の違い」とかが表にしてありました。これは一例だと思いますが、技能継承と生産性向上は分けて考える必要があるのかな~と思いました。なんか人間を「熟練したロボット」に作り上げているような感じがして…。なぜその動きになるのか、そこに行き着いた背景の習得も技能継承には必要だと思います。

    編集長インタビュー :佐藤おおき nendo 代表取締役チーフデザイナー

    「デザイナーはシェフではなく主婦のような仕事。冷蔵庫に眠る食材でもおいしい料理を作れると気づいてもらうのが僕の仕事です」とありました。ほとんどの企業は改善しなければいけないポイントや、アイデアを持っている人はいると思いますし、またどんな会社にもそれを実行出来る人が必ずいると思っています。なので外部に頼らなくても改革は出来るはずなんですが…。傍白にあったように、組織や人間関係、前例踏襲など競争力を自ら削ぐ悪弊があるため、いつまで経っても、社内の人材を有効活用できないんですよね…。

    賢人の警鐘

    「社会取締役を、何人、何割揃えるか等より、質の向上の方が最優先」その通りだと思います(女性管理職を増やそう、という事にも同じことが言えるような気がします笑)。そもそも社外取締役を入れるようになったのは、ガバナンスが働くようにするためだったと思いますが、自分の知人を社外取締役メンバーにすることが増えているようです。本当にガバナンスが働くのかな…。

    公平な判断のために、社外取締役の選定や、社内の管理職の選定は公平な判断という意味ではAIに任せるのも一つの方法かもしれません。

    でも、お利口さんは、一足先に手を打つんでしょうね。例えば、最初っから自分達が選ばれるようなバイアスのかかったデータを入力するとか、最終的には人間の補正が必要だ!とか言って自分の意見を最優先にするようルールを作り直すとか…。

  • 2019.04.08 日経ビジネスを読んで

    2019.04.08 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    通常は、一つ、二つ「あっ、この一言いいな」となるのですが、今週号の記事はぜひ全部読んでもらいたいと思います。インタビューを受けた人は元横浜ベイスターズの権藤監督。「リーダーとはどうあるべきか」のお話です。選手(部下)が思いっきりプレー(仕事)できるようにすべきこととして、

    ・積極的にプレーした結果なら失敗しても目をつぶる。

    ・失敗したり叱ったりした選手には、すぐに次のチャンスを与える。

    ・失敗した選手に恥をかかせない。

    ・選手と直接話をする

    ・結果についての責任は監督である自分が取る。

    他にも、「別格の実力で、特定の仕事をしている人に、全体ミーティングで聞くべき話はない」と。大手企業には、40~50代のベテラン選手が比較的たくさんいると思います。ベテランばかりの部署であれば、全体ミーティングで話す内容を変えてもいいのではと思いますね。自分が会社で感じるモヤモヤはここですよ、ここ。また、結果を気にする選手には「くだらないことは考えなくて良い。俺の仕事を取るな」と。このような上司と一緒に仕事をしたいものです。

    特集 起業、失敗の後「破滅」と 「再起」を分けるのは

    起業にはそれなりのリスクがつきまといます。昔は、資金調達の手段は銀行だけで、一旦自己破産をしてしまうと破滅に向かうことが多かったようですが、今はエンジェル投資家なる起業ネットワークのお陰で、失敗してもどん底まで落ちることはないようですね。他、気になったことは、世界的にみても日本の開業率の低さが目立っているということです。背景には、企業が本音で復職を認めてないというのが大きな理由かなと思います。中高年層(雇用保蔵者)を減らしたいと考える会社(得てして大手企業)ほど、副業を認めず、人を増やしたいという若い会社ほど副業を認めているように感じます。副業や起業をドンドン推奨し、やりがいや楽しいと思う方に、転職をしてもらえば、双方ハッピーになれるはずなのに…。多分、優秀な人ほど先に辞めていってしまうから、積極的にできないんでしょうね。

    起業が多い業種は、やっぱりIT関連が多そうです。プログラムスキルがあれば少ない資金で会社を興せるし。肩書は社長だし。一般企業で出世することって、運任せが多いと思っています。「運は自ら切り開くものなんだ!(計画的偶発性理論)」と若い頃、自分に言い聞かせていましたが、この歳になってわかりました。努力したものは報われる。けど、すべての人が報われるわけではないと…。70才まで働くことを考えるなら、50才でもまだ20年残っています。報われない会社で20年を過ごすか、それともリスクを取るか…。早く副業認めて欲しい…。

    ケーススタディー ASEANは新保険の実験場

    タイには日本の企業が多く進出しているのですが、2011年に起こった大洪水で450社にもなる日経の企業が被害を受けたそうです。その時、三井住友海上が支払った保険金は2200億円。この記事は、損保会社が自社でリスク分析を行い、リスクが少ないと思われるお客に対して、保険を提案、収益を上げているという話でした。日本人は保険が好きですね~。他に日本人特有の好むものって何があるんだろう…。気が付くことができれば、ビジネスチャンスになりそうです。

    フロントランナー :トリナス

    日本企業はいっぱい特許を持っていると言いますが、それを具体的にビジネスに結びつけるのは下手だと言われています。このトリナスという会社は、使われていない特許、技術とクリエーターをつなげ、アイデアを具体的に形にするのを助ける会社です。ウェブを使った仲介業ですね。なんか面白そうなので、気になりました。プラットホーム系は後発が出やすいため、ユーザーにとって使いやすいインターフェイスか?がポイントになりますね。

    編集長インタビュー :磯崎功典 キリンホールディングス社長

    「戦略は仮説だと思っています。だから絶対に正しいとは限りません。仮説が正しいかを検証して、ダメな部分が分かったら修正すべきです。」とありました。こういうことをさらっと言えるのは凄いと思います。上意下達が多い日本企業だと、立場が高い人の決定事項に対して修正を指摘することってすごく難しいことなんです。「あなたの目は節穴でした」と思われかねないから。フラットな組織で風通しが良くなった証なんでしょうね。また「外部からの人材で改革を行う」。これも内部の人には、とても良い刺激になったのではないでしょうか。その改革を断行した外部の若い人を社長にまで抜擢するのは相当な覚悟があったんだろうなと思います。一歩間違うと「会社には改革できる人はいなかった。自分もそういう人を育てられなかった」と社員に思われかねないですから。外部から社長を呼ぶ場合は、現社長が辞任すること場合が多いと思います。が、個人的には、社長の辞職以外にも、むしろ現場の声をしっかりと上げてこなかった自分の側近、またその側近の選んだ管理職の見直しが必要だと思っています。日ごろから会社の不満を言っていた人に大きな権限を与え、改革を手伝ってもらうのも手段かもしれません。でも、お利口さんの多い会社は、やらないだろうな~笑。

    世界の最新経営論:マーケティング4.0入門

    「価値というのは、ターゲットの考え方で次第で変わる。顧客とっての価値が何であり、どのようなサービスを選択するのか丁寧に理解する必要がある」とありました。この部分はマーケティングの基本中の基本で、不変なものですね。

    Pie in the sky

    相変わらず面白い!今週は報道ステーションという番組で、超能力を持つと言われたユリゲラーがイギリスのメイ首相にブレグジットを断念するようにテレパシーを送っていることを、わざわざ報道番組のニュースとして流してるのをチクリと記事にしてました。どうしてこのユリゲラーの話を取り上げたんだろうなぁと、笑っちゃいました。自分が見てないニュースのおかしいところを、面白おかしく記事にしてくれているので、ネタとしてすごく助かっています。

  • 2019.04.01 日経ビジネスを読んで

    2019.04.01 日経ビジネスを読んで


    有訓無訓

    昔のお役所仕事っていうのは、やっぱり「お上」で、のんびり仕事してたんですね。でも、それでも世の中の動きをうまくキャッチ出来ていたなら、それはそれで合理的、効率的と考えるべきですかね。昔からよく言われる「足繁く通う」(いわゆる御用聞きってやつ)も、相手との信頼関係構築には、有効に使える手段です(あんまり行くと「暇なの?」と聞かれるので、ほどほどが大切ですが…)。どちらにせよ、この人のように「普通の発想」を持った役人さんが増えるのを期待しています。さらに、既存のやり方ではなく、新しいやり方を生み出してくれるような人が役所に増えてくると嬉しいな、と思ってます

    ニュースを突く

    人手不足で、コンビニの24時間営業が問題になっているようですが、仕事の内容と賃金が見合うなら、人材は集まると思います。例えば、深夜賃金を補填するために、深夜の割増分を商品価格に転嫁するとか。一定数の客足は減りますが、どうしても欲しい人は買うのではないでしょうか(ダイナミックプライシングですね)。もし、それでお客が来なくなるなら、不要な過剰サービスであったということで止めることもありだと思います。人件費を抑えて利益を作っていた。それが厳しくなってきたから、さらに低賃金で働いてくれる外国人を雇うようになった。それでも利益が作れなくなったら…、どうするんだろう。政府の問題先送りと感じます。とりあえず、「自分さえ逃げ切ればOK」と思っている経営者、政治家が多いんでしょうね。全ての日本人が、日本で「普通の生活」を送ることが、もう夢になりそうで寂しい限りです。

    特集日産の正体

    ゴーン氏は凄いことをやったのかな~。企業が業績不振に陥る理由は、大抵、改善すべきことが分かっているけど、トップマネジメントに伝わっていない、もしくは何らかのしがらみによって、それが改革できていない、という事が多いと思います。当時の日産もそうだったのではないでしょうか。たまたまその時に、何もしがらみがないゴーン氏が来て、立て直すためにすべきこと(工場閉鎖、人員カット、サプライヤーの選別、無駄な会議や仕事を無くす、組織の再編、若手の起用等)を徹底的に断行しただけと思っています。もしかしたら「徹底的に」という点が凄い事なのかも?

    とりあえず荒治療で業績は回復した。次は社員のマインドを変えることが必要だったんだけど、そこまではできなかった(やらなかった?)。だから人に頼る体質から抜け出せず、気が付けばゴーン氏の暴走を誰も止められなくなってしまったと…。

    この記事を読んでいて気が付いたのは、もしかしたら日本企業の立て直しは外国人がやると結果が出しやすいのかなと思いました。改善すべきところが明快なのにできていないだけだし、人減らしをしたとしても恨まれて殺人事件に至ることも滅多にないし…。もしゴーン氏が工場閉鎖や、人減らしもせず、V字回復であったなら、凄いな~と思ったかもしれない。

    編集長インタビュースペース小林喜光 三菱ケミカルホールディングス社長

    経営者の視野の問題を指摘していました。「ダメダメじゃん。今の日本の経営者は!」と。

    ・横並び主義、事なかれ主義が深く根付いてしまっている。

    ・総花的で何でもやりたがる傾向がある。

    ・オープンイノベーションと言いながらオープンさを欠く自前主義。

    ゴーン氏が来る前の日産にも当てはまっているのではないでしょうか。この人のように何でもガンガンいう人は、大抵嫌われて社内で潰されていくことが多いのですが、どうやって会長まで上り詰めたのか気になります。

    「経営者も官僚も政治家もお利口さんしか選ばれなくなった」とありました(「お利口さん」使い勝手の良い言葉ですね。これ今後使おう)。それはですね、部下に持つならお利口さんの方が楽だからです!勝手に忖度して「はい」の二つ返事で動く部下を持つ方が楽ですよ。なのでお利口さん一択ですよ。(→「忖度」は世渡りに必須のスキルです。私にはできない芸当ですが、笑)。また「何が何でもやりたい」と戦う姿が必要だ、ともありました。お利口さんは、リスキーなことはしません…。上司に嫌われたら出世なくなるし…。だから、ダメな経営者が増えるのです。

  • 2019.02.11 日経ビジネスを読んで

    2019.02.11 日経ビジネスを読んで

    ニュースを突く

    次世代通信規格5Gの記事でした。大きな大きな技術革新で凄いことらしいけど、それ以上に考えさせられたのが、5Gネットワークの基幹部品が世界で1社の寡占になってしまうと問題が発生した時、取り返しのつかないことになってしまうな、ということ。懸念は、もし製品の中にスパイウェアが入っていたら?とか、ハブを経由した情報が、他の国に横流しされていたら?と。中国企業の技術力が進化していることと、中国政府の強気な外交姿勢が、世界中の国、企業に不安を抱かせる結果になっているのかなと感じます。「出る杭は叩かれる。」いつの世も同じですね。中国企業は、今後グローバルな会社となっていけるのか。中国政府の対応が気になります。

    時事深層

    アマゾンで広がる「返品可」の悪用。世の中にはずる賢い人がいるもので、手口は競合相手の製品を買い付け、袋を開け、不具合があったとアマゾンに返品。アマゾンから返品された企業は、それを調べ直して再梱包。競合の体力を奪う卑怯で姑息な手段。こういう悪質な手口はアマゾンも想定していなかったのではと思います…。早く改善してもらいたいですね。

    特集 敗者の50年史

    私の行き着いた答えは、「やっぱり歴史は繰り返す。で、変化に適応するものが生き残れる、でも、変化を先取りするものは日本では生き残れない。」

    今の日本企業のマネジメント層は、おおよそ、80~90年代入社の人が多いはず。大手になればなるほど同期の数が多く、その中で昇格できたのは、実力ではなく、運が良かったとか、世渡りが上手かったから。上司に「昇格させてもらった」立場だから上にNoと言えず、会社がおかしな方向に走り始めても止められない。昨今の不祥事の元凶はそこにあると思います。上位解脱、忖度、こんな言葉がある国は日本だけではないだろうか。(他の国にもあったら教えて下さい、笑)

    ふと、企業が犯した失敗の歴史が表になっていましたが、タカタのリコールがない…。あれも大きな失敗だったと思うんですが、どこかに載っていたかな?日産トップの逮捕も後の失敗の歴史となるでしょう。

    スペシャルリポート 2019年版働きがいのある会社ランキング

    「良い人材」の応募を増やすという意味では、「働きがいがある」とうったえるのは効果的だと思います。このランキングでは「働きがいのある会社」の定義を、従業員が会社や経営者、管理者を信頼し、自分が行っている仕事に誇りを持ち、一緒に働いている仲間と連帯感を持てる会社としています。構成要素は、マネジメントと従業員の間の、信用、尊敬、公正、従業員が仕事に持つ誇り、従業員同士の連帯感の5つ。大手になればなるほど低い点数になりそうな項目ばかり(笑)。

    会社が求める人材は、当然バラバラだと思っています。上司の言うことに不平不満も言わず、黙々とやってくれる人が欲しいのか、売上を上げてくれる人なのか、アイデアをいっぱい出してくれる人なのか。日本企業の採用は、職務、業務が不明瞭なため、入社して初めて「あれ?違うぞ。」ということが多々あります。ギャップをなくすためにも、仕事内容を明快にし、契約のような形態で人材を雇う必要があるのではと思います。

    Pie in the sky

    衆議院本会議で質疑の時に、原稿をタブレットで読もうとしたら認められなかっただって。前例がないからという理由でタブレットの使用に難色を示したようなんですけれど、相変わらずくだらないところで足の引っ張り合いをしてますね。

  • 2019.01.21 日経ビジネスを読んで

    2019.01.21 日経ビジネスを読んで

    今年4月中旬に、風邪を引いてしまい、下旬に連日出張。連休中はサボってしまい、結局一月更新なし。継続って大変。

    という訳で、遅れ遅れになった日経ビジネス記事に対する感想です。

    有訓無訓

    ネガティブケイパビリティという言葉がありました。問題が起きた時、早く解決したいけどなかなか答えが見つからない。そんな時に、安易な解決方法に飛びつくのではなく、「本当にそれでいいのかな?もう少し他の視点から考えてみよう。」と時間をかけることに耐えうる能力のことを言うようです。解決に向け進むには、ネガティブケイパビリティが鍵になるとのこと。自分の周りでも、面倒な事を手っ取り早く片付けるため安易な解決策に飛びつく人を多く見ます。(そういう人は「走りながら修正」が大概口癖…)。ですが、本質をついていない場合は、振り出しに戻ることが多いんですよね。本当にすべきことは何か?マネジメントに立つ人ほど、こういう能力が必要だと思います。

    編集長インタビュー 安倍晋三 内閣総理大臣

    どうしても日本の政治に対しては、色メガネで見てしまう自分がいます(笑)。政治家は、まず国民の税金をどの様に使っているかを分かりやすく説明する努力がもっと必要だと思います。やる事なす事全てが、小手先の対策で、本質的な問題から逃げているようにしか思えないんですよね。民主党時代にやった事業仕分けでお金が浮いているはずなのに、保険や税金が増える一方…。給料の総額増えても手取り減…。

    既得権を守りたい数%の人が、自分たちの有利になるよう政治家と蜜月の関係を作り、そして国の予算の9割を確保。残りの1割の予算を1億人の国民で分けあっているっていう勝手なイメージがあります。金持ちばかりに金が集まりやすくなっているこの不公平な自由競争をどうやったら改革することができるのか。政治家の定年とかどうでしょう。今は年配の政治家が多いので、結局年寄りの意見ばかりが通っている感じがします。また若い人にもっと政治に興味を持ってもらうためには、年代別の1票の重みを平均化するのも一つの手段ではないでしょうか。70歳が10人、35歳が2人なら、35歳の2人が持つ1票は70歳の5票分に相当するって感じで。そうすれば、若者に響くマニュフェストを作る人が増えると思う。人生再設計第一世代という変な言葉が最近作られました。就職氷河期時代にあたる人たちで、国策の失敗のツケを払わされた人たちのことです。第二世代、三世代ってのを作らないためにも、今政治を変えないと。

    でも、変わらないだろうな~、ルールを作る人が年配で、マジョリティだから…。早くベーシックインカムにならないかな~。

    テクノトレンド ゲノム編集

    クリスパー/キャス9を使うとゲノム編集が簡単になるんだ。これも遺伝子組み替え技術の一つなのね。先天的、遺伝的な病気には革新的だけど、倫理的な面をもっと成熟させないと、取り返しのつかないことになりそう…。

    世界鳥瞰

    車の自動運転のレベル3に対しての言及。レベル3というのは、車が対処できないような複雑な状況においてのみ、運転者に関与を求めるもののようですが、問題にしているのは、コンピューターがギブアップするような状況の時に、突然、運転者に制御を渡しても大丈夫か?と。極端にいうと、事故する直前に「避けられません!ぶつかります!はい、交代です。」って。怖すぎ(笑)。レベル3を飛び越え、レベル4への加速に勢いがつきそう。

  • 2019.03.18 日経ビジネスを読んで

    2019.03.18 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    2000年始めの頃の上場企業がやるM&Aはやはり「コストカット」だったか…。当時、役職の肩書き持っていた人が羨ましいかったな~。会社にへばりつこうと考える人は、ひたすら人減しをしていた(評価の対象でもあった)し、転職するにしても同じポジションをもらっていたもんな~。ほんと、平社員で会社を追い出された人は不幸だった。もちろん役職者の中にも、「自分の部下を辞めさせるなんて出来ない」と自ら辞職した人もいたけど、そんな人はわずか一握り。。

    「イノベーションは誰でも起こせる」そう思います。日頃から現状に満足せず、変えようとするマインドが、新しいものを生み出す力になっていると思います。自分流の経験であれば、楽をしたがる人ほど画期的な方法を思いつきますね。仕事を早く片付けるためにはどうしたらいいかを必死で考えますから。あとは悪戯好きな子供心を持った人も結構面白いアイデアを思いつくかな(笑)。

    特集 ダイナミックプライシング

    毎年ANAで長崎へ所用で出かけるのですが、今年の1月「あれ~、こんな高かったかな~」と思いつつも、クリック。

    で、本特集を読んでいて、もしや!と思い過去の羽田↔︎長崎の購入価格を調べてみると…、今年は全然バリューじゃないじゃん!!!

    まじかー、去年の2倍の値段じゃねえか!!

    2018年2月22日予約 旅割75 往復25680円

    2019年1月19日予約 スーパーバリューアーリー 往復52380円

    ちなみに、2019年3月21日は スーパーバリュー 往復24780円 でした。。。

    アーリーってのは高いのね…。ANAにやられました…。これも「常識にとらわれない逆転の発想こそ変化を生き残る道(2019年2月25日)」から来たものなのか…。変化で信用を落としたらダメだと思う。

    このダイナミックプライシングを通勤時間帯の電車、路線バスで導入すれば満員電車から解放されるかな。そんなのが導入されたら会社は通勤費を払わなくなるだけか。。在宅勤務が先か、通勤電車のダイナミックプライシングが先か。。最後に、「価格に見合った価値を提供できない企業は、将来、淘汰の波に飲み込まれるだろう」とあった。価値が提供できれば、値上げ容認も醸成されつつあるとおもいます。お客様を、「神様からビジネスパートナー」として見直す良い機会でもあると思います。

    ケーススタディ デンソー

    フリーエージェント制(このプロジェクトやりたい人、この指とまれってやつです)を導入する会社は徐々に増えてきていますが、宣言する時に、まずは上長に相談するというルールを設けている会社がほとんどだと思います。これは人事が、部署での人材の囲い込みを主体的に解決しようとしていない証拠だと思っています。自分の上司に相談なしで他部門へ移動できるのは、会社をあげて優秀な人材をうまく使っていこうしている証左だと思います。優秀な人材を新規事業へまわす。新規事業にかける意気込みがすごい。あと15才若かったら。。。デンソーに転職考えた。にしても、この巨大企業ですら、自動車産業の行く末には危機感を持っているんだ。。

    時事深層

    「コンビニなどで外国人の採用規制を緩和」:日本政府は今後日本をどうしていきたいのか、わからないんですよね~。安い賃金の仕事は、外国人を活用→その会社は延命するもゾンビ化しギリギリの生活(さらに政府からの補助金を搾取する会社も存在しますが。)→ギリギリなので給料が上げられない。→給料が上がらないから、社員全体的に財布の紐が固くなる。→ますます値下げをしないと買ってくれない。→値下げのためには人件費を抑えなきゃ。→やっぱりデフレから抜けられない。この負のスパイラル、どこかで断ち切ることできないものだろうか。

    世界の最新経営論 ハーバード流

    前回、前々回では、市場の失敗という言葉(起業のタネの探し方)の説明があったが、自分の頭が足りずにギブアップ。で今週は、そのタネの育て方。プラットフォーム事業(仲介業)においては、コンテンツにソフトウェア開発のような発想(まずはスタートして走りながら修正するパターン)を持ち込んでも成功は難しいと。すべきことは初期における質の高い情報の精選、目利き、つまり中身がとにかく重要ということですね。はい、今週号のこの説明は私にも分かり易かったです。

    二人のカリスマ

    今週号は、部下に仕事を任せた社長へ、その知り合いが「どれだけ部下を信用し、経営改革を任せているのか?」「改革が上手くいったら、その部下はあんたを凌ぐぞ」と聞く場面に興味をもちました。部下に仕事を任せたら自分よりも上手くやってしまった。部下の能力が自分を超えていると思った時、人はどう動くだろうか? 世知辛い今の時勢であれば、一生懸命、足を引っ張ることに精を出すのではないでしょうかね。そうならないような仕組みを作ることが、人材育成の需要なポイントだと思います。

    pie in the sky 大阪ダブル選ブルース

    「都構想(とこウソう)真ん中へんにウソがあり」今回も、うまい!と思っちゃいました。大阪都構想を実現するため知事と市長が一旦辞職し、ポストを入れ替え(知事→市長、市長→知事)、で再出馬したことが書いてありました。毎日新聞は批判しており、同じ政党に属しているからといって経験もないのに入れ替わるというのは住民をバカにした話ではないかと。有名人や人気者が票を取れる時代になったもんだから、ほんと日本の将来って大丈夫か、と思っちゃいます。

    シリーズ 日本の闇

    10代のサイバー犯罪が増加しているという記事がありました。すべての始まりは、不登校になりネットに没頭するようになってからが多いそう。不登校がハッカーを温床になっているのであれば、少しでもそれを減らす努力を、教育機関含め問題解決に取り組むべきだと思いました。