カテゴリー: 日経ビジネス

  • 2019.06.17 日経ビジネスを読んで

    2019.06.17 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「学生たちが就職活動に巻き込まれて、自分を捨て社会が求める人物になろうとする。これでは新しいチャレンジをする機会が持てない。」そう思います。ついでに、このような社会を作ったのは、50代後半60代の人たちじゃないか、とも思っています。この層のマインドを変えない限り、いつまで経っても変わらないのかなと。でも、マインドを変えることが自己否定となるので、やっぱりしばらく変わらないでしょうね。

    編集長の視点

    ゼネラルモーターズのアルフレッド・スローン氏の言葉がありました。「人事を誤ったら、すぐ改めろ」。日本企業は極めて人事の見直しや、降格をしないですよね。その人の能力ではなく、自分にとって都合がよいかどうかで人事を決めますし(好き嫌いも含めて)。結局は派閥作り。最近は、世論や自分の側近の声に押されて、人事を改める動きも出てきていますが、表向きに見えないだけでまだ残っています。こういうのが新入社員を幻滅させるんですよね~。

    時事深層 「脱銀行」 路線にすける危機感 セブン銀行ATMの新たな使い道

    ほんの少し前まで、セブン銀行は実店舗を持たずATMで利益を稼いでいるというイメージでした。しかし流行り廃りが早いですね~。キャッシュレス化が進んでいるため、今やスマホの電子決済と客を取り合っているようです。実店舗を持つ銀行は、もっと大変なのかな…。

    時事深層 お寒い全国の観光サイト事情 我が町にも中国人客、それ本気?

    中国では、GoogleやYouTubeのサービスが使えません(金盾と呼ばれる中国のネット検閲があり、ブロックされます)。なので、せっかくのお金をかけて動画や地図を埋め込んだ観光サイトにしても、もしかしたら中国にいる中国人には見えていないかも、って記事でした。

    特集 正しい社長の辞めさせ方

    LIXILグループの潮田氏VS瀬戸氏の争いが記事になっていました。問題は、日本の取締役会は密室会議で形骸化している事だと思います。今後はいかにしてその透明性を高めるが試されますね。

    そうこう考えると、もしかしたら今後上場を目指す会社は減ってくるのではと思いました。というのも、少しでもヘマをすると直ぐにテレビで、何秒間頭を下げたか、とか意味が分からない所を叩かれるし、株は長期的に持ってもらいたいけど、AIを使った超短期売買に変わってきているし。上場のメリットって何だろうと…。

    激動の50年 新自由主義の台頭、高まる規制緩和の熱気 裏切られた甘い期待

    何か規制緩和をするとき、ツメが甘いというか、抜けが多いというか…。日本だけでなく、どこの国でも同じように失敗を繰り返しているんだろうか。

    ケーススタディ ワークマン

    アウトドアのジャンルに参入し始めたワークマンの記事でした。マーケティングの良い成功事例だと思います。重要なのは「うまくいかなかったら撤退する」と決めていることです。撤退のルールがあるというのは強い証拠だと思います。

    テクノトレンド 日の丸AI急上昇

    AIも、もう誰もが簡単に使えるようオープンプラットフォームになりつつあるようです。人海戦術でやっていた複雑な作業はどんどんAIに任せて、ワークライフバランスを充実させられるようになるといいですね。誰もが簡単に使えるようになってくると、仕事の在り方が根底から変わりそうな予感。早くベーシックインカム来ないかな~。

    編集長インタビュー シャープ会長兼社長 戴正呉

    「会社の問題を探るために、まず社長決済を一旦300万円に引き下げた」ようです。自分自身の仕事を相当増やすことになりますけれど、上がってこない問題を探るための手段としては覚悟を決めているな、と思いました(見極めた今は、決済金額を引き上げていると思いますが…)。興味深いコメントは、「中国や韓国は、自国で生産している部品を自国の製品に使っている。ジャパンディスプレイやシャープのディスプレイを日本の自動車業界などがもう少し採用してくれれば、もう少し楽になるのに」とありました。外国人社長から国策のやり方について発破をかけられています。日本に追いつけ追い越せと頑張ってきたアジアの国々の背中が、もう遠く離れた存在になってしまったと感じました。

  • 2019.06.10 日経ビジネスを読んで

    2019.06.10 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓
    能についての記事でした。動きがゆっくりなのは江戸時代に立派な装束になったためで昔は動きがもっと早かったとか、明治時代には屋外から屋内に舞台を移したため、洗練された動きや声が必要になってきたとか、時代に合わせ少しずつ変化しているようです。それをさせているのが「披き」と呼ばれる強制的にイノベーションを起こさせる仕組みです。室町時代から650年も続いている理由はそこにあるようですね。ただ、闇雲に変化を求めたのではなく、大事なものはしっかりと残しつつ、「イノベーションを繰り返してきた」と。企業も長く存続するためには、変わってはいけないものをしっかりと見極め、時代に合わせ変化することが重要なんだなと思いました。能は見たことがないので、一度行ってみようかな…。

    ニュースを突く 世界で集中放火を浴びるGAFAの罪
    いろんな国でGAFAの活動を規制する動きが広がっています。タダで収集した個人情報で、彼らが金儲けしているのが許せないようですが、その恩恵として安く商品を購入しているので、個人的には、今のところ許せる範囲かなと思っています…。「金儲け」と「個人情報の使われ方」は分けて考える必要があるかもしれません。個人情報を使われたくないのであれば、シンプルにそのサービスを使うのをやめればいいだけだし…。むしろ気になるところは、誰でも気軽に不特定多数に意見を発信できるようになったおかげで、人を傷つけることがあまりに容易になり過ぎているのではと思っています。個人的には、ツールを提供しているプラットフォーマーもそれなりの責任を持つべきだと思います。

    時事深層 女性役員「30%クラブ」が発足
    「女性管理職を増やそう」という思いは分かりますが、何か違和感を覚えます。本来であれば、優秀な女性役員、管理職が増え、結果として30%の比率になった、なら分かるのですが「数字ありき」で進んでいるような気がしてなりません。ヒステリックな女性が上司として増えないことを祈るばかりです。うがった見方ですが、もしかしたらどこの会社にもいる「お利口さん」は、人減らしに使おうと考えているかもしれないですね。若い女性管理職を増やし、その部下に辞めさせたい年配の男性をつける。あ~怖い怖い…。

    時事深層 米中摩擦 アジアに漁夫の利。
    米中摩擦は各国にリスクばかりを起こしているわけでは無いようですね。生産拠点やマーケットを中国から他のアジア諸国に移す動きが広がれば広がるほど、これをチャンスとみて、ビジネスで儲けている会社もあるようです。

    特集 知らされる実像 同族型
    個人的な感覚ですが、役員に高額な報酬を出したり、会社の経費で一族が遊んでいたりしたのは、バブル時代の同族経営会社ではないかなと思います。その後、バブルの崩壊でおかしな会社は淘汰されたため、2000年以降の同族会社は比較的しっかりとしているのではないでしょうか。でも人間なので、また同じことを繰り返すんでしょうね…。

    スペシャルリポート  日本の闇
    この記事を読んで、日本企業では上司の命令に「No」といった時点で、干されるんだなと改めて思いました。記事の人は、有力役員の配置転換を断ったがために、マネージャーの立場から、最終的には子会社に出向となり、冷や飯を食う羽目になったようです。今の管理職も処世術に長けた人が多いと思います。なので、この傾向はまだまだ変わらないでしょうね。

    編集長インタビュー 総務省 石田真敏
    ふるさと納税の記事でした。19年は4つの市が対象外とされたことに対して、「ふるさと納税の趣旨に合っている自治体を指定しているので、趣旨に合っていない自治体は外れる。これはペナルティーではない。」と。ん〜、不都合が出たのは、競争のルールの解釈が人によって変わってしまうことに問題があったと思います。アンフェアだなと思うのは私だけでしょうか…。

    pie in the sky ピンで刺しますか それともハンコ?
    満員電車内の痴漢対策で安全ピンを使ってみたらどうかというTwitterの話題が記事になっていました。色々コメントがありましたが、アイデアとして面白いなと思ったのが、シャチハタの「痴漢の手にハンコ」グッドアイデア。

    賢人の警鐘
    今週号は、冠婚葬祭に来る人に対して、主催者側はもう少し時間の配慮をしてはどうか、という内容でした。段取りが悪いことを指摘しているのか、そもそも待たされることが嫌だったのか背景が分かりませんが、個人的には、行きたいと思う人が行くものだと思っているので、嫌なら断ればいいのにと思ってしまいました…。ビジネスのように合理的に判断できないのが難しいところです…。

  • 2019.06.03 日経ビジネスを読んで

    2019.06.03 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓
    7:3や6:4の決断は、51:49の決断に比べれば優しい事になりますね。自分なら7:3や8:2になるまで待つか、諦めて他を探すかな。良い条件をいかに早く見つけるか、ここが経営手腕の問われるところですね。

    特集 村田製作所 なぜ最強なのか
    主力製品は積層セラミックコンデンサーでシェアが40%もあるようです。セラコンのイメージは、価格ありきで、薄利多売のビジネスと思っていたのですが、村田の製品は自社開発した生産設備や素材を厳選することで、他社が真似しにくくなっているようです。きっと公にできないノウハウもいっぱいあるんでしょうね。営業利益率15%以上は凄いです。。
    「デジタル機器の世界では、何よりもスピードが重視される。顧客の前で決める、約束するのが1番。交渉時に一度、会社に持ち帰るような対応では顧客の心を掴めない」こうコメントがあるように現場の方に権限委任も進んでいるようです。また社長が社員から好かれているようです。「社長を嫌いな人はいないのでは」「誰よりもまず話を聞いてくれる」「誠実さの象徴なので裏切れない」等々。仕事をしていて楽しそうな会社と思いました。

    編集長の視点
    村田製作所の前身である村田製陶所の話でした。当時、得意先を広げようと村田昭さんが、父に進言したところ、「注文をもらうには同業者の得意先を奪う事になるし、安くしないといけないから、まかりならん」と言われたそうです。これが元で、当時、同業者がまだ手掛けていない化学用陶磁器という分野に力を注ぎ、それが今の会社の礎になったようです。人真似できない商品を作るというのは我慢と体力が必要です。そういう製品がいっぱい開発できると商売も楽なんですけれどね…。現実はなかなか…。だから真似しやすいビジネスに人が群がり、あっという間にレッドオーシャンになっちゃうんですよね。

    スペシャルリポート 都内私鉄の有料着席サービス出そろう
    お金を払ってでも、通勤ラッシュ時に席に座りたいという人向けのサービスです。そもそも企業が、柔軟な出社時間や在宅勤務をもっとを認めるようになれば、こんな不快な通勤ラッシュも減るのに、と思いつつ毎日苦痛な通勤をしています。莫大な金額が通勤ラッシュで無駄になっていると以前聞いたことがあります。頭のお固い人たちが会社から減っていくことを祈るばかりです。

    ケーススタディー エーワン精密
    超短納期でコレットチャックを作る会社の紹介でした。短納期対応を強みとしてるようです。かといって社員が24時間ロボットのように働いているのかというと、休憩時間は電話に出ないようにしたりとか、仕事にメリハリをつけているようですね。本社にいる間接部門の人数はたった10人。仕事のやり方が合理的、効率的だなと思いました。良い仕事をしてもらいたいという理由で、リーマンショック後にパート社員を正社員に切り替えたようです。こういう会社には良い人が集まってくるんでしょうね。

    時事深層 ファーウェイ騒動の余波まで直撃
    ファーウェイは、国内のSIMフリー携帯のシェアで3割もあったんですね。それなのにアメリカがエンティティリストに追加したものだから、このままビジネスを続けて良いものか悩む部品メーカーが沢山いるようです。トランプ政権に引っ掻き回されてますねー。

    時事深層 ゲームの両雄、動かしたグーグル
    マイクロソフトとソニーがエンターテイメント分野で提携した、というニュースでした。グーグルのクラウドゲームは重い処理をサーバーでやってしまうので、別途専用のゲーム機本体を買う必要がありません。また5Gになれば通信遅延が少なくなるし、まさにゲームチェンジャーになりそうです。何人かのソニーの人も同じような発想を持っていたと思うんですが、やっぱり自らハードの売上を無くすのが怖かったから出来なかったのかな?数年後には、どちらの方式が支持されるのか明らかになるでしょう。

    二人のカリスマ
    「合理化や利益ばかりを追っていると、お客様が何を望んでいるかを見失います。それは商品の売り上げに反映しますからね。よく商品動向チェックするように」と俊雄会長。ビジネスの基本中の基本ですが、成功が続くと、いつの間にやら基本が出来なくなってしまうんですよね。

    テクノトレンド マスカスタマイゼーション離陸
    個人用にカスタマイズすることが様々な分野で広がってきています。ポイントになってくるのは、素材とそれを作る3Dプリンター。今まで複雑すぎて出来なかったことがどんどん実現可能となってきています。ビジネスのネタになりそうだな~。。なんか良いアイデアないかな~。。

    世界の最新経路 エール流 AIの経済学
    タスクを自動化するための8条件というのが書いてありました。

     1.インプットとアウトプットが両方明確
     2.インプットとアウトプットを正しく対応させたデジタルデータが大量に存在
     3.ゴールと達成度に対するフィードバックが明確
     4.長い理論展開や背景知識、一般常識に基づく思考が必要ない
     5.判断について理由や過程を詳しく説明する必要がない
     6.多少の誤差間違いが許され正解を論理的に証明する必要がない
     7.インプットとアウトプットの関係があまり変化しない
     8.物理的な作業における器用さや特殊技能が不要

    ふむふむなるほど。どういう時にAIを使うと効果的になるのか分かりやすいですね。ITに疎い社長さんにも説明しやすそうです

    世界鳥瞰 窒化ガリウムの用途拡大
    窒化ガリウムの用途は、発行ダイオードだけと思っていましたが、論理ゲートの方にも応用が広がりつつあるようです。この素材のメリットはシリコンの1000倍の速度で電子が動けること。量産は中国が先行しているようです。以前、半導体分野では日本企業は中国より5年ほど進んでいるという記事を読んだことがあります。ただそれはシリコンウェハの話。数年後の半導体市場では、中国企業が窒化ガリウムで存在感を増しそうです。

  • 2019.05.27 日経ビジネスを読んで

    2019.05.27 日経ビジネスを読んで

    時事深層 ファーウェイが差し出す踏み絵

    トランプ政権が、5月15日に安全保障上の懸念ありとする会社にファーウェイを追加しました。ただファーウェイのスマホは、すでに7割の半導体がハイシリコン(ファーウェイの半導体部門)製や中国メーカー製。アメリカに屈するかと思いきや、「自前で行く」と、さらに強気の姿勢に舵を取ったようです。記事の末尾にもありましたが、結果的にトランプ大統領の行動が中国産業の競争力を底上げすることになるかもしれませんね。にしても、恐るべし中国。トランプ大統領は喧嘩の仕方を間違えたかも…。

    時事深層 政府が成長戦略6月決定へ

    柱となるのは「雇用と地方」。20代の知り合いが、「70才まで働け、って政府が言っているんですよ。ありえない」と。この先50年も仕事しなきゃならないと思ったら、分かる気がする。ベーシックインカム来ないかな〜。

    新社長初心表明 ジェームス山中

    先週号で、「誰が王様か分からない時こそ、国がよく治っている」という言葉がありました。今回の記事の中にも「午後4時に机に座っていられるほど社長の仕事がないことがうまい経営だ」とありました。こういう人の元で仕事をすると効率的な考え方ができるようになるんでしょうね。

    気鋭の経済論点

    興味深い記事でした。日本企業が海外企業をM&Aで買収する場合、段階的にする(出資比率を段階的に上げる)場合と、一気に50%超を取得する場合、どちらが減損の発生頻度が高いか?という研究結果です。結論として、段階的に取得する方が減損が発生しやすいので、一気に所得する方が良いという話でした。わかりやすい例えがあったので。恋愛中は分からなかったけど、結婚して初めて分かったことが出てきた。でも付き合い方はそう簡単には変えられないから主導権は最初から握っておきなさい。ということでした。

    スペシャルリポート 女性が活躍する会社

    優秀な人が集まる所で仕事をすると、男女年齢関係なく周りにつられ自然と優秀になると思っています。可哀想と思うのは、古臭い体質が残った会社で、管理職の男女比率目標を達成するために管理職になった女性。そういう会社で管理職になってしまうと、自分のことばかり考える男性管理職にがっかり間違いなしです。またライバルと思われて相談に乗ってくれる人も出てきません。世界で通用する女性管理職になりたいのなら、私は外資企業をお勧めします。日本企業では活躍の場は与えられると思えません…。

    ケーススタディー アフターサービス クボタ

    クボタは、アフターサービスに力を入れ、ASEANでシェアを伸ばしています。製品そのものが良くないといけませんが、購入後のサポートの良さも購入のきっかけにしている人もいるようです。こういう所は、日本企業の強みなんでしょうね。

    テクノトレンド 仮想通貨だけじゃないブロックチェーン 

    これですよ!これ!原材料からメーカーまでが、ブロックチェーンの仕組みを使えば、トレーサビリティが難なくできるようになります。とはいえ、ソフトの販売だけでは、すぐ真似されてしまうので、ビジネスと成り立たせるためには少し知恵が必要か…。例としてあったのは、それの情報を元に、企業の信用力の調査に活用するとか。んー、なんか良いアイデアないかな。誰か一緒にやりませんか?

    世界鳥瞰 制裁急増で肥える情報ビジネス

    経済制裁が増えれば増えるほど、仕事が減る一方かなと思いきや、巧みに抜け道を見つけ、制裁を逃れてお金儲けをする人(その方法をアイデアとして売る人もいそうですね)もいれば、きちんと制裁内容が遵守されているかをチェックする仕事も増えているようです。世の中って、そういう波に乗れる人が、儲かるようにできているんですね。

    特集 欧州リストラの極意

    欧州企業の改革のやり方が記事になっていました。海外では事業部をばっさりと売っていますね。まとめでは、日本の企業は、経営不信や、不祥事か起きない限り、創業時の事業や、その社長の出身の事業は、売却しないため、業界内で集約が進まないとありました。側近はイエスマンばかりにし、保身ばかりを考える経営者が多いですからね。改革の進め方として、

    ・「大局観」と「外部の専門家と対等な会話が出来る知識」を合わせ持つトップ直属のチームを置く

    ・経営の透明性と規律をもたらすために経営者の厳しいチェックは必要。ただ短期志向に陥らないよう、5年程度の中期で実績を調査。

    ・世界の多種多様な知見と価値観を積極的に取り入れる柔軟な経営である事

    がポイントとして上げられていました。部下の目線では、「大方できていない」。経営者目線は、「どれも大体できている」と思っているんでしょうね。

  • 2019.05.20 日経ビジネスを読んで

    2019.05.20 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「友情は最高の財産の1つ。良き友を得るために時間とエネルギーを惜しんではならない」とありました。元文部大臣の赤松良子さんの言葉です。自分は高校、大学時代良き友を得るために努力したかな…笑。若い頃「『勉強しときゃ良かった』と必ず後悔するぞ」とよく親から聞いたものですが、そういう意味もあったかもしれません…。今は人生100年時代。50過ぎてからでも勉強ができると思っています。今からでも遅くないので、良き友人を得るために努力をしなきゃ!

    編集長の視点

    2018年の日本のGDPは、アメリカの3割以下。一方の中国。今世紀半ばにはアメリカを抜くかも!?アメリカが、日本をスルーして中国と会話してるのも分かる気がする。

    時事深層 トヨタとパナソニック、住宅事業統合

    今は自動車だけ、家だけを作っていれば良いとか言っている場合ではないんですね〜。自動車のマーケットでは、車は所有するものから利用するものになり、住宅販売のマーケットでは、将来の少子化で販売数が増えない。未来に備え、これからも色々な分野での協業が増えてくるのでしょう。この記事の中で良いなと思った言葉が、トヨタ社長の「トヨタが選ぶというより、選ばれる立場になるというのが最も大事」。私も人に選ばれる様にならねば…。

    特集 弾ける? AIバブル失敗の法則

    最近、AI関連の記事が増えてきましたね。「やりたい事は何か?」を深掘りすることなく、とにかくAI。エクセルで簡単に計算出来そうな仕事まで、無理矢理AI…笑笑。

    機械学習では入力するデータが重要です。そのデータにバイアスがかかると、偏った判断がされてしまう恐れがあります。おかしな方向に進まないよう、早くから有識者の意見を取り入れルールを作って欲しいと思います。

    ちなみに、一部の会社ではもう人事採用でAIの導入が始まっています。管理職の選別にも、AIは有効に働くかもしれません。お馬鹿上司のおかげで日の目を見られなかった人には朗報かも。ただ、どうやって公平を担保するか…難しい。

    二人のカリスマ

    さて今週号の中で、中国のことわざがありました。「鼓腹撃壌」誰が王様か分からない時こそ、国がよく治っていると。課、部であってもこの言葉は当てはまるなと思いました。

    テクノトレンド 深海でのコンクリート技術

    深海では、鋼材が10年程度で消滅してしまう事があるんですね。深さ、圧力だけが問題と思っていたのですが、消えて無くなってしまうとは…。日本近海の海底には豊富なレアアースがあると聞いた事があります。技術革新で採掘が簡単になったら、日本が資源国になるかもしれない。

    世界の最新経営論

    非常にガッカリですが、私が長年の社会人経験で得た結論と同じ事が書いてありました。

    「エレベーターに上司と一緒に乗り、上司と同じバーに行く事」つまるところ、昇進を得たいなら、上司の腰巾着になれと。本当に優秀な上司ならついて行こうと思うけど…。日本企業の管理職ときたら…。

    賢人の警鐘

    中国の国防費が、なんと日本の3倍。兵力は10倍もあり、爆撃機は、7倍。全てにおいて圧倒されているじゃん!もし中国と日本が戦争になったら日本に勝ち目なしじゃない?中国恐るべし。

  • 2019.05.13 日経ビジネスを読んで

    2019.05.13 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    認定NPO法人 本の学校の話がありました。知識の習得や自己啓発、内容をまとめ人に伝える力を付けるためにも、本を読むことは、大切だと思います。若いころは全然思いませんでしたが、30代後半になった頃、活字って必要だな、と思うようになりました。

    ニュースを突く 外国人材活用特定技能の課題

    人手不足の対応として外国人労働者の受け入れ拡大が始まったのですが、どうしても安い労働力のために外国から受け入れを始めたのでは?としか思えません。記事によると2017年11月に介護の技能実習がスタートしているようですが、まだ数百人しか来日していないようです。今やSNSで口コミはあっという間に広がります。「日本で稼げるからと聞いて来たけど、過酷は労働だし給料も多くない」という不満をもつ外国人労働者がたくさんいるとニュースで聞いた事があります。何のための労働者の受け入れか、政府にはもっと真剣に日本の将来を考えてもらいたいですね。

    編集長インタビュー 日本マクドナルドホールディングス社長兼CEO サラLカサノバ

    気になったコメントは、「プロパー社員の中には、登用されず、(外部からの登用に対して)複雑な心境の人もいるのでは」という問いに対し、「外部から人が来ることに対して脅威を感じる人は少ないと思います」と。さすがにこの質問を肯定する社長はいないですよね、笑。どの会社にも不満を持ったプロパー社員は必ずいます。外から来た人が、抜擢されたりすると、今まで発言するチャンスがもらえなかった古参人に不満がくすぶります。この問題の解決方法は、評価の透明性を上げるしかないのですが…、あと20年は日本企業は変われないだろうな~。

    特集 シリーズ会社とは何か

    今週は企業のM&Aで不幸になった人、幸せになった人のことが載ってました。人生何があるか分かりません。

    買収されて、待遇が良くなる事もあれば、不幸になる場合もあるようです。今の時代、大手企業に入ったからと言って、未来が保証されているとはかぎらないので、若いうちに起業し、雇う側の立場にいる方がよっぽど望ましいのでは?と思ってしまいました。自身も実は会社のM&Aで人生設計が変わってしまったクチです…。幸い転職でき普通の生活を送れていますが、今もう一度M&Aがあったら、果たして生き残れるかどうか…。

    スペシャルリポート 企業を救う裏仕事人

    安全な日本で仕事をしているうちはピンときませんが、世界に目を向けるとテロとかで日本人が巻き込まれる被害が出ているそうです。そのようなことから身を守るため民間の諜報機関というのが存在するんですって。知らなかった…。VIPの身辺警護以外にも秘密情報の流出防止とかもしているという事には、驚きました。

    ケーススタディー プリファードネットワークス

    今は、猫も杓子もAI。AIを使わなくてもいい事までAI、笑笑。AIのロボットと通常のソフトのロボットの違いは、外から見てすぐわからない気がします。質の悪い深層学習やAIを提供する会社が増え、AIのイメージを悪くしてしまうのではと少々不安です。

    たまたま今週号の世界の最新経営論にもAIの記事があり「AIやビックデータは現場を効率化するツールに過ぎない」と至極納得できる一言がありました。使い方を誤らないようにしないと。

    他にも世界鳥瞰に、AI企業を悩ます倫理問題としてグーグルの記事がありました。兵器としての利用や、バイアスがかかったデータにより偏った判断を広めてしまう危険性があると。映画のマイノリティーレポートの様に、AIが危険人物と判断するようになる未来はちょっと怖いですね。

    二人のカリスマ

    松下幸之助さんの言葉がありました。「企業規模が大きくなり、何万人という人が働くようになると、もはや『ああせい、こうせい』と直接指導できるレベルを超えて、『無事でありますようにと、手を合わせてお願い』しないと部下は動いてくれない。」と。そんなたくさんの人の上に立った事がないので分かりませんが、なかなか言う事を聞かない部下より、二つ返事で動くイエスマンを周りに集める人の心境が分かった感じがします…。

  • 2019.04.29-05.06 日経ビジネスを読んで

    2019.04.29-05.06 日経ビジネスを読んで

    時々真相 「もう運べない」食品の反乱

    このニュースも食品業界の輸送が人手不足で、「翌日納入」というのを「翌々日納入」に変えたという記事でした。24時間営業や、毎日配送が本当に必要な事なのか?と疑念があっても、なかなか見直ししないのが日本企業の弱さだと思います。特にそれを始めた人が出世して役員とかになっていると、誰も何も言えないような…。24時間営業にしたのは、何のためか?初心に戻る必要があると思います。

    特集移動 革命MaaS 世界が狙う新市場

    今週号はMaaSについての特集でした。モビリティーアズアサービスの略で、「車や電車バスタクシーなど様々な交通手段を連携させて、移動の利便性を高めるサービス」を意味するようです。先進国では新車の販売というのが減ってくるので、その次の稼ぎ頭としてMaaSを考えているようですね。

    ドイツの地図会社ヒアは、将来「到着時間を正確に予測し、電力会社や家電メーカー等と連携して、自動的にお風呂沸かしたりエアコンを作動させたすること」も見すえているようです。MaaSは稼ぐビジネスにできるか?と記事の終わりにありましたが、例えば効率的なトラックの配送ルートの割り出しとかは、ビジネスになりそうですね。でも家電、住宅まで連携するにはもう少し時間がかかるような気がします。

    ケーススタディ セブン-イレブン・ジャパン

    この記事も、人手不足対応のために、「設備の保守にかかる時間ですら減らす努力をしている」という内容です。本当に分単位の改善をしないと、利益が出せないなら、ビジネススキームが完全に破綻している気がします…。働いている人は、楽しく仕事ができているのかな~と、ふと思ってしまいました。

    世界鳥瞰 IMFがデータ経済を律する日

    IMFが、2018年にデジタル経済をテーマにセミナーを主催した時、「IMFがデータを律する国際ルールの調整役を担い、新たなテクノロジーがもたらすインパクトに対処するための共同国際戦略を立てるべきだ」と提案したとの事。確かに今やデータは世界経済に大きな影響を与えていると言えますね。1976年では、S&P500で「目に見えない財」を扱う企業は2割未満だったけど、今や9割以上なんだとか。そういう意味ではルール作りをしてくれる国際協調機関があった方がいいかもしれないですね。

  • 2019.04.22 日経ビジネスを読んで

    2019.04.22 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「ときには強引に社員を引っ張って言うことを聞かせることがリーダーシップだと思っていた」とありました。「ときには」有効な手段になると思っています。例えば、何かを決める際、肩書関係なく全員が同じ立場でしっかりと論議を交わし、その決定事項に対し動くときは、少々強引に引っ張る手法もありだと思います。これを社員同士の心がつながっていないときにやってしまうと、「成功するまでやるパターンだね。。」と陰口をたたかれるパターンになりますね。地道に社員と話し、個性、人間性を見極めた上で最適な部署に配置する。これが会社が成長していく一番確かな方法だと思います。最近思ったのは、短いサイクルでクルクル回すタイプの業種なのか、それともじっくりと腰を据えてやる業種なのか、成果主義を導入したほうが良い業種と、そうでない業種があるのではと思います。

    時事深層 不正を隠蔽、リコールで特損800億円。

    スズキのリコールの話でした。風通しが悪くなっていたので、現場の声がトップマネジメントに届いていなかった、とのでしたが、上司の言う事に、「ノー」と言えない、言わさせてもらえない雰囲気があったんでしょうね。社長が交代する必要もありますが、ノーと言えなかった中間管理職の問題でもあると思います。過去、「ノー」と言ったために日の目を見ない干されている人を、改革の中心人物に使ってみるのはどうでしょうか。劇的に変わると思います。昔ながらの「社員を家族の一員として」というのは、公平な評価があって初めて成り立つもの。不透明な評価や不公平、えこひいきがまかり通るようになると、社員の不満も溜まります。

    特集 強くなれる給料に

    日本の課長さんや部長さんの平均給料のグラフが載っていました。課長さんクラスでは941万円。部長さんクラスでは、1406万円。個人的には差が結構あるなと思いました。自分が何度か転職して感じたのは、大手企業には、課長、部長でなくても「できる」という人がたくさんいました。ほとんどの日本企業は相対評価のため、成績が同点であっても順番をつけられます。そのため数点の差というより、出身大学、上司から好かれているかどうか、という仕事以外のところで昇格が決まる場合があります。ほんの少しの差が、給料ではこんな大きな差になると思うと、社員の不満は溜まるのではないでしょうか。

    いくつになってもできる仕事であれば、すべての年代に対してケアが必要だと思います。こういう会社の場合は、若手の給料は比較的低めかな…。逆に、トレンドサイクルが短い場合や、アイデア1つでマーケットリーダーになれるような業種であれば、世代ではなく、能力を持った人に対して大きなお金を払うような形が望ましいかもしれません。

    一番重要なのは、「会社を大きくするために本当に必要な人材がちゃんと確保できるか」という所に行きつくと思います。ここでも問題は、誰が「優秀」と判断するのかです。運だけで昇格した人の選択眼は確かなものなのでしょうか…。また一つの給与形態で従業員全員が満足することはもう不可能だと思います。工場の従業員であれば年功序列を残す給与体系に、開発設計系であれば、アイデアを出した人に大きな報酬を。複数の賃金形態を持つのも一つの手段だと思います。

    フロントランナー フォースバレーコンシェルジェ

    国内外のトップ大学で学んだ外国人学生を対象として、日本企業への就職を支援するサイトの紹介でした。日本企業も外国人の採用が増えてるようですね~。日本の学生の将来は大丈夫だろうか…。

    テクノトレンド 水処理用の燃料電池

    リチウム電池や二次電池の方が盛り上がっているので、燃料電池は市場から消えてしまったのかなと思ってたんですけれど、ドローン、バス、フォークリフトに搭載が始まっているとわかりました。それぞれの電池の特徴を生かした使い方が、考えられているんですね。

  • 2019.06.17 日経ビジネスを読んで

    2019.06.17 日経ビジネスを読んで

    なかなか刺激的な、表紙です。雑誌の感想は後ほど。

  • 2019.04.15 日経ビジネスを読んで

    2019.04.15 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「考えの元になるのが知識で、その知識の取捨選択で、その人の思考形成やひらめきにつながる。知識は覚えればすぐに使えるが、ひらめきには結びつかない。自分で考え失敗することで、人はひらめき、成功にたどり着くことができる」とありました。

    最近、仕事にAIの導入か進んでいます。知識や計算スピードではAIにかないません。AIとの共存を考えるのであれば、どう使うのかを考える力が必要になってくると思います。あと気をつけなければいけないのが、入力するデータです。無作為でバイアスがかかっていないデータをどれだけ選択出来るか。「選択」そのものの重要性が問われてきますね。

    時事深層

    地銀再編に狭まる包囲網で、政府は 「独占禁止法の例外規定を盛り込んだ新法か、独禁法を適用する際の新たなガイドラインを作る方針」のようです。ん~、特定(地方銀行)の人を助けるためにルールを変更って、何かがおかしい…。独禁法って大手企業を優遇するための法律? 公平な競争のためにあるようですが、何をもって公平としているのか分からなくて。例えば、どう考えても原価割れの価格を出してくる企業(大手企業)ってあると思います。その大手が中小企業を駆逐しても、潰された中小企業には何も政府の支援なし。だけど、その大手が経営で行き詰まると政府が支援をする。しかも税金を使って。不公平な自由競争としか思えないんですよね~。

    テクノトレンド:技能の継承にデジタル活用

    「ベテランと、新人の視点の移動量の違い」とかが表にしてありました。これは一例だと思いますが、技能継承と生産性向上は分けて考える必要があるのかな~と思いました。なんか人間を「熟練したロボット」に作り上げているような感じがして…。なぜその動きになるのか、そこに行き着いた背景の習得も技能継承には必要だと思います。

    編集長インタビュー :佐藤おおき nendo 代表取締役チーフデザイナー

    「デザイナーはシェフではなく主婦のような仕事。冷蔵庫に眠る食材でもおいしい料理を作れると気づいてもらうのが僕の仕事です」とありました。ほとんどの企業は改善しなければいけないポイントや、アイデアを持っている人はいると思いますし、またどんな会社にもそれを実行出来る人が必ずいると思っています。なので外部に頼らなくても改革は出来るはずなんですが…。傍白にあったように、組織や人間関係、前例踏襲など競争力を自ら削ぐ悪弊があるため、いつまで経っても、社内の人材を有効活用できないんですよね…。

    賢人の警鐘

    「社会取締役を、何人、何割揃えるか等より、質の向上の方が最優先」その通りだと思います(女性管理職を増やそう、という事にも同じことが言えるような気がします笑)。そもそも社外取締役を入れるようになったのは、ガバナンスが働くようにするためだったと思いますが、自分の知人を社外取締役メンバーにすることが増えているようです。本当にガバナンスが働くのかな…。

    公平な判断のために、社外取締役の選定や、社内の管理職の選定は公平な判断という意味ではAIに任せるのも一つの方法かもしれません。

    でも、お利口さんは、一足先に手を打つんでしょうね。例えば、最初っから自分達が選ばれるようなバイアスのかかったデータを入力するとか、最終的には人間の補正が必要だ!とか言って自分の意見を最優先にするようルールを作り直すとか…。