カテゴリー: 日経ビジネス

  • 2019.08.19 日経ビジネスを読んで

    2019.08.19 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓
    二宮尊徳の言葉で、積小為大。小さな努力を、コツコツと。ちゃんと熟語があったんですね。

    編集長の視点
    日本の製造業の現場では、英語を受け入れる下地がないため、海外から人を入れようとしても、うまく回っていないようです。経営層は、外から優秀な人材を入れたい。でも現場は、その優秀な人とうまくコミュニケーションが取れない。このミスマッチを減らすためには、まず人の採用よりも、どうやって今後生き残っていくか、社員全員が共通の危機感を持つところから始まるような気がします。

    ニュースを突く
    「簡単な足し算、引き算さえできれば、廃炉と第5次エネルギー基本計画がどれほどかけ離れた計画になっているのかすぐ分かる。もっとまともな論議をすべき。」との記事でした。政府の問題先送り。今は解決方法がないだけ。将来きっと誰かが魔法を使ってなんとかしてくれるさ、と思っているんですよ。

    時事深層 国内大手の業績が軒並み悪化 自動車部品、先の見えない三重苦
    互換性がない部品だから、こういう問題が起こると思う。上位下位互換がソフト、メカどちらもできるようになれば、部品メーカーは、死蔵品を抱えるリスクが減るし、また自動車メーカーにしても、古い車の性能をよくできるので、いい事ばかりなのに…。個人的には、車の交換部品が少々違っていたとしても車として機能すれば全然気にならないのですが。
    EVカーになれば、この発想は取り入れやすくなりそうな気がしますが…。

    特集 ブラック国家ニッポン 外国人材に見放されない条件
    1位のドイツ、2位のアメリカと比べると桁違いですが、それでも3位の英国に続き、日本は4位の40万人。人材不足を補うため多くの外国人を移民として受け入れているんですね。

    そもそも給料を高くすれば外国人に頼らず日本人でも人が集まると思うのに。自分たちが生き残るために、低賃金で働いてくれる外国人に流れるのは、何かが違うと思います。如実に表しているのが、外国人が働きたい国、地域ランキング。日本は対象34国の中で下から数えて2番目の32位。社会の閉塞性、定住しにくい、収入が低い、ワークライフバランスが悪い、子供の教育環境が悪いが主だった理由で、村社会が残っているのを感じます。今やSNSで悪評はあっという間に広がります。政府が、外国人労働者の不満に対して適切なケアをしなかったばかりに、今後長い時間をかけ、そのツケを払う羽目になりそうです。

    スペシャルリポート ここまで進んだ小売り、物流のRFID活用 普及の条件が分かった
    RFIDの普及に時間がかかり過ぎると、それに変わる製品が出てきちゃいそう。例えば、印刷できる無線タグとか。

    ケーススタディー 朝礼で褒める、社員を生かす 寿スピリッツ
    自分も、学生の頃にしていたバイト先で、同じ様に経営理念を覚えさせられた記憶があります。サービス業ではバイトテロを封じ込める策として、効果的かもしれません。

    テクノトレンド
    ガンは遺伝子の変異が原因になっているとは知っていたけど、同じ臓器のガンでも患者ごとに遺伝子変異が異なるとは知りませんでした。最新の治療薬でも、その遺伝子変異と適合しないと効き目が薄くなってしまうようです。どうやってその変異を特定するか、それもガン攻略ポイントになってくるようです。

    世界の最新経営論 気鋭の経済論点 リブラに見る通貨と国家の関係
    リブラが発行されれば、手数料が高い銀行のあり方を根底から変えてくるので、貧乏な私には良い事だと思っていたけど、国家ではなく企業がガバナンスを見るのか。その企業の決定で経済が左右されるのは嫌だな…それは問題だ…。こうなる前に、各国が足並みをそろえて国際統一暗号通貨を出してもらいたかったな。

    新社長初心表明 三井住友フィナンシャルグループ 太田純
    約30年前、私が新卒で入った会社の当時の課長も「カラを破ろう」と言っていました。未だこの言葉が出てくるのは、やっぱり日本企業は、上にモノを申せない雰囲気が根深く残っているんだろうなと思いました。相変わらず忖度部下が出世しているんでしょうね。

    賢人の警鐘
    「連続性と横並びで生きてきた日本と日本企業は、不連続、非連続な世界に対応する術を持たなかったと言える」同感です。この人のコメントは、歯に絹着せぬ物言いで好きですね。ただ不思議なのは、大抵、こういう人は嫌われて会社を追い出されるのに、なぜ生き残れたのだろうか…。そっちの方が気になってしょうがない、笑。

  • 2019.08.12 日経ビジネスを読んで

    2019.08.12 日経ビジネスを読んで

    編集長の視点
    生まれながらにして格差というのが日本でも存在しています。すべて格差をなくすことはできないですが、少なくとも学校教育はすべての子供が受けられるようにすべきだと思いますね。ベーシックインカムが導入されるようになると変わると思うんですけれど…。

    ニュースを突く 繰り返される反日の夏
    1965年、国交正常化の際に補償問題は片付いたはずなのに、また蒸し返される。もう韓国政府の何を信じていいのやら…。隣国の狂人に恐れすぎて、北朝鮮の属国になってしまったか…。

    フロントライト シリコンバレー アップル、クアルコムに反撃の狼煙
    今や半導体なくして製品は作れません。アップルはインテルの移動通信用の半導体部門を買収することなったようです。半導体専業メーカーで生き残るのと、大企業の一部になるのとどちらが幸せなんだろう…。

    特集 見直せ学歴分断社会 先進企業は動いている
    自身のイメージは、今の20代は大卒が9割ぐらいかなと思っていたのですが、高卒、大卒が半々とは意外でした。ただ大卒なら幸せか、というのはまた別の話。会社に入ったら今度は大学ブランドによる差別があるんですよね。大手企業の社長の出身大学を見ると、東大、慶應大、早稲田大のような有名大学が並んでいますからね。自分が転職する度に感じたことは、有名大卒であるほど若くして昇格しやすく、また人として品格を疑うマネジメントが多かったな~と、笑。肩書が人を育てると言いますが、そんな人今まで見たことがありません。早くして管理職に昇格させるのは、いかがなものかと思いましたね。

    高学歴なのに、人間関係で体を壊し、ワーキングプアになってしまう人も多いようです。会社は休みをくれますが、治療はしてくれません。身体を壊す事だけは絶対に避けないと。

    終わりの方に「世の中のサービスの大半は、大卒が作り上げてきて、その多くは成熟しつつある。そこを攻めるには非大卒が必要で、大卒しかいない既存の大企業はそもそもそれに気づかないし手が出せない。」とありました。そうですね、サービス業やアイデア勝負の世界であれば、学歴なんて全く関係ありませんから。柔らかい頭を持ち続けるには、まず大卒上司が持つ、理想の部下に「ならない」事かも、笑。今後、日本企業で働く外国人も増えてくるでしょう。学歴にフィルタをかけているようでは、世界で勝っていくことができないんじゃないかなと思いました。

    スペシャルリポート 高度IT人材を青田買い カンボジア版シリコンバレーが産声
    企業の人材募集もワールドワイドになっています。今回の記事は、英語が話せるIT人材が欲しいという企業に、学校のスポンサーになってもらい、その優秀な学生をスポンサー企業に優先的に紹介するというビジネススキームの話でした。この話は海外ですが、日本でも同じ事ができないのかな?もうやっているのかな?やっぱり英語を必要とする会社が増えていますね。

    スペシャルリポート 日本の闇 振込詐欺のエコシステム
    これだけ振込詐欺がニュースになっていても、うまく騙されてしまう人がいます。大きなお金を動かすときは、2段階認証にできないものなのでしょうか。自分以外の誰か(例えば、自分の子供、兄弟等)に2つめの暗証番号を持ってもらえば、大きなお金を引き出す前や振り込む前に、事前に詐欺を防げる気がするのですが…。取り締まりに力を入れなかったせいで、振込詐欺のエコシステム(生態系)が完成してしまったともありました。オレオレ詐欺等で稼いだ裏金で、表の社会に会社を立ち上げている詐欺グループもあるという話も聞きます。後手後手の対応を取った政府の責任は重いと思います。

    二人のカリスマ
    毎週楽しみしていた連載が終了しました。記憶に残る言葉がいくつもありましたね。あと、会社の会長、社長より偉い人は、その嫁さんだなと分かりました、笑。旦那を生かすも殺すも伴侶次第なのかもしれません。有名な経営者の奥さんってどんな人たちなんだろ。その特集もやってもらえると、ちょっと面白いかも。

    テクノトレンド 脱プラで代替素材に商機 コスト、強度のカベ破る
    脱プラの動きが高まっています。プラスチックごみを出さない方が地球には良いけど、後進国では、ゴミ山で生活する人がいるもの事実。その人たちの生活も奪ってしまうのかなと思うと、ちょっと複雑です…。まず、そういう人達の生活を守らないと。

    編集長インタビュー NEC社長 新野隆
    「私は売上を目指しません」とありました。営業利益を重視する方針に変えたようです。ただ、それを浸透させるのは非常に難しいです…。大抵、営業利益が低くなりがちな案件は大型ビジネスが多いと思います。そのようなビジネスの営業利益を高めるには受注額を高くするか、赤字になるなら断るしかありません。悩ましいのが、「今回は儲けが少ないが、次に大きなビジネスが見えている。今回は無理をしてでも受注する必要がある」といった場合です。また売上が人事評価項目にもなっている場合、利益率はいいけど、売上が小さかったため(花形部署ではなかった)に出世できなかった人もいるはずです。その不満も組織にくすぶっていることでしょう。利益を追うという事は、マインド改革と組織改革を同時に進めるという経営者の覚悟と、その手腕の見せ所になると思います。

    世界鳥瞰 中国で台頭する中古ビジネス
    中国でも、中古のビジネスが盛り上がっているという記事でした。若い世代で中古品に対してネガティブなイメージが減っているようですね。中国製品の品質が良くなり、長持ちするようになっていることも理由の一つかもしれません。

    世界鳥瞰 ロシアへの警戒強めるバルト3国
    日本で普通の生活をしている分には、全く想像がつかないのですが、諜報活動というのが、他の国では普通にあるようです。やっぱり日本って平和。

  • 2019.08.05 日経ビジネスを読んで

    2019.08.05 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「知と情」。私も情は大切だと思います。ただ、仕事上で使う場合は注意が必要です。例えば、こいつ好きだから、給料上げてやろうとか、昇格させてやろうとか。情も、使って良いところ、悪いところがありますから。

    ニュースを突く 貿易戦争はリーマン超える危機を招く すべての元凶は、トランプ氏?

    2020年以降もトランプ氏がアメリカ大統領を続けるなら、本当に危機が来そうです…。持っている資産を一旦すべてクローズした方がいいかもしれない…。

    時事深層 楽天の携帯参入、正念場に

    自分(楽天)のスピードについて来れると思っていたら、工事業者がついて来れなかったという話。携帯電話のサービス開始まで、あと2カ月。楽天の腕の見せ所ですね。

    時事深層 メルカリ、104億円の特損計上でも 切れない「米国撤退」のカード

    日本で、メルカリのサービスが成り立っているのは、日本の郵便や物流がビックリするくらい安く、またすばらしいからだと思っています。国土が広い国で成功させるには、自前の配送業者を持たないとちょっと難しい気がしますね…。

    フロントランナー 若者向けに「中古車自動販」急成長

    アメリカ テキサス州にガーバナという中古車の販売会社があるそうです。ネットで車を選び、買うときは自宅まで無料配送か、全米に19か所ある巨大な自販機(建物サイズ)まで行き、大きなコイン(おもちゃのコインだと思いますが)を入れて買うようです。インスタ映えを狙ったものみたいですが、スケールがデカいですね。とはいえ、自分の乗る車をネット上の写真だけで信用してもいいんだろうか、と少々不安。

    特集 医療品はなぜ高い?

    日本ではGDPに占める国民医療費がどんどんと大きくなってきています(確か今年は42兆円)。高額な医薬品のありかたも論議の必要がありますが、そろそろ尊厳死についても本格的に論議する必要があると思いました。にしても、注射1本で、すべての病気が治るドラえもんの世界になりつつありますね。お題目とはあまり関係ないですが、今ボストンは金融の街から創薬の街に変わっているんですね。

    激動の50年 特別インタビュー

    日本電産は、目利き委員会というのがあり、ベンチャーを支援しているそうです。 「あなたの製品にはどんな市場がどのくらいあるのか。売れる価格の想定はありますか」という質問に対し、ベンチャー企業からは満足できる回答が返ってこないことが多いとありました。ん~、「一人でやるからうまくいかない。だから優秀な仲間を集めなさい」というコメントとちょっと矛盾しているんじゃないかな~と感じるのは私だけかな。応募した企業は、「マーケットに詳しくないなので、勉強させてほしい、一緒にやりませんか?」という思いがあったのではと思いました。

    ケーススタディー サントリー食品インターナショナル

    「自分の売上を上げることより、どうしたらお客がハッピーになるかを考えた方が、お客の信頼を得やすい」とありました。自分の経験でも、そちらの方がうまくいった場合が多いです。

    スペシャルリポート 目覚めるニッポン 周回遅れでも勝機ある

    「変革は、一人が起こすもので、まずその人を引っ張り上げることから始まる」とありました。正しい事ですが、まず起こりえない話かな…。というのも人は、自分と「うま」が合う人を側近におきたがります。そのため、気が付かないうちに、自分の周りは似た色の人ばかりになり、変革をもたらす人はいないんですよね。既存の秩序、既得権を残したまま変革をするのであれば、それに甘えている人が会社を去るまで、ゆっくりとしか進められないのです。会社の傾くスピードが早いか、それとも痛みを伴う改革を行うか。日本の改革(という名のリストラ)を見る限り、いつも下っ端が責任を取らされるんですけれどね…。

    提言として、下記6つがありました。どれもよく聞く言葉です。果たして、昔ながらの日系大企業は変われるのだろうか。

    • 惨敗の現実をまず受け止めよう。
    • 大企業こそ変革の先駆者に。
    • 諦めず、世界で勝てる領域を開こう。
    • 外れ者を積極活用する組織に。
    • 失敗を経験させ、褒める習慣を作ろう。
    • 外の視点を使い事業の整理統合急げ。

    フロントランナー コスメディ製薬

    ヒアルロン酸の小さな針(マイクロニードル)がついたパッチ(絆創膏みたいなもの)を開発、販売する会社の紹介です。すでに別の経皮吸収の技術で売上を伸ばしている会社で、経皮吸収に代わる薬剤の摂取方法を考えていた時に、マイクロニードルというものに行きついたようです。今は美容向けが主のようですが、将来はマイクロニードルを使って医療ワクチンを皮膚から取り込めるようにしたい、と目標がありました。早期実用化に期待したいですね。

    世界鳥瞰 AI倫理をめぐる中国との溝

    「欧米は、個人の権利やプライバシーを重視するのに対し、中国は全体の利益と利便性に重きを置く」。言われてみれば、人の価値観って国民性ってのもありますしね。AIの使い方にもそれが影響してくるんですね。でも、最低限のルールはなんらかの形で必要だと思うな~。特に中国は。今週号の特集でも、中国の遺伝子操作の実験は倫理観を無視しているとありました。

  • 2019.03.25 日経ビジネスを読んで

    2019.03.25 日経ビジネスを読んで


    時事深層

    米ボーイング737MAXの不具合:ゲームでは簡単に飛行機を飛ばせるんですけどね…。実機はそう簡単じゃないみたい。オートパイロットが、今回の問題の原因のよう。人の命が関わるので、十分検証は行ってもらいたいものです。

    デジタルサイネージと服の試着:自分が作った服のデザインも今やPCで簡単にできそうだし、身体の基本寸法さえ入力すれば、自分にぴったりあったオリジナルの服が簡単にできちゃうんじゃないかな~って気がしました。

    特集 凄い人材確保

    メールや電話でやり取りができる業務は、どんどん遠隔地に仕事を回し、その地域の雇用に貢献した方がいいと思う。ちょっとだけ働きたいというような割り切った人であれば、人はいっぱい集まりそうだし。日本は大都市圏に仕事が集中しすぎ。地方大学ももっと企業の研究所を誘致してもいいかもしれない。

    あと、目から鱗という仕事の進め方がありました「ある程度成長を諦める」だって。そのお店は飲食業なんですが、100食売れたら営業終了。その後の仕込みが終われば18時前にも帰宅可能とのこと。とにかく100食売り切る事が仕事だから、早く終わっても給料は同じ。この発想は凄いと思いましたね~。あと、ちょっと気になったのが「初心者がやっている」とお客に割り切りを求めるやり方。いつから一人前なんだろう?と思ってしまった笑。

    さてさて自分はというと、雇用保蔵者(日経ビジネスにあった言葉で、直球でいうと会社で仕事がなく暇している人のことっぽい)にはならないよう馬車馬のように働きます…。笑笑。

    自分も転職が多い方ですが、仕事を選ぶ時って、仕事の内容、責任とそれに対する対価だけではなく、仕事場までの通勤時間、年休の取り安さ、残業の多さ、給料に占める残業の割合、部、課の年齢構成、昇格の可能性、そこの部署の離職率等々、いろいろ考えますよね。で入った後、悩んでしまうのが、期待値とのGAP。雇用の流動性が低いので、それを我慢しなければならないのが日本流。

    不公平の自由競争をリセットするには、ベーシックインカムしかないかな~。

  • 2019.07.29 日経ビジネスを読んで

    2019.07.29 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    伏見医院コーポレートとと言う会社の元社長さんの話でした。若い頃、仕事に一生懸命になりすぎて、ストレスで脳梗塞を起こし鬱になってしまったようです。この時支えてくれたのが奥さん、家族、それと趣味。会社は休みをくれるけど、治療はしてくれないんですよね。体が資本だと改めて感じました。

    ニュースを突く

    自動車の自動運転にヒューマニティー、人間らしさを入れてもいいんじゃないかと。日本人が得意とする、おもてなしに近いかな。自動運転で出遅れ気味の日本自動車メーカーの進むべき方向が見えた気がします。

    時事深層 不易説く稲盛氏、流行訴える孫氏

    孫さんの目指すところって何だろう。東日本大震災の時は、社会に少しでも貢献出来るように頑張っている人なんだと応援していたんだけど、ファンドを立ち上げた辺りから金儲けに走っている気がします…。なんか、金持ちが金の力で弱者を飲み込んでいるような…。かたや稲盛氏は不易。経営者の考え方も色々あるもんだ。

    時事深層 対立の背景にソフトバンクの影

    ヤフーの社長がアスクルの個人向け通販サイト「ロハコ」の譲渡を求めていると。ヤフーの社長が交代してから、経営方針がかみ合っていないようですね。ヤフー社長は孫氏にコミットしているんですよ。ロハコを傘下に収めると。だから自分の首が飛ばないように必死なんじゃないかな~、と邪推してしまいました…。

    特集 アメリカの実像 保護主義でも生き残る日本企業

    「中国の野心に対応するため、ドアを完全に閉じれば、我々自身を凡人にしてしまうだろう」MIT工科大学リチャードレスラー教授の言葉です。少し前の号で、「中国を脅威ではなく、協力し合う存在としたほうがいい」という記事ありました。アメリカ、中国、戦争にはならないと思いますが、しばらくは、2つの強国に振り回されそうです…。

    スペシャルリポート

    どの経営者も同じような事を言いますね。「バブル崩壊後、金を使うな、投資をするな、チャレンジするなと言われ続け、社員は失敗しないことだけを考えるようになり、ダイナニズムが欠けた」と。で、それを打破するために、「外れ者の存在が重要で、そうなると今度は旧型の秩序が崩れる」と。対策は知っているけど…。ジレンマに陥っていますね。恨まれ役になるという覚悟が無いと思い切った行動はとれないでしょう。やっぱり旧体質「組織」が自然に減っていくのを待つしかないので、まだまだ改革は時間がかかります。

    ケーススタディー 三井物産

    出戻りOKとしているようですね。転職してみて、初めて元の職場の良いところに気づくこともありますし。また会社に対する忠誠心も上がっているだろうし。ただ問題は、馴れ合い。馴れ合いで出戻りを許すと、その部署のモチベーションが落ちてしまうので、再雇用時には厳しいチェックが必要ですね。

    二人のカリスマ

    なぜ会社人事のドロドロした話は、面白く感じるんだろう。自分が無粋だからか人間の性か?笑笑。最初、カリスマの二人は、藤田氏と仲村氏のことかなと思っていたけど、もう一人は田中氏だったか。

    テクノトレンド 進化するアシストスーツ

    モーター、バッテリーの技術革新があり、軽くて使い勝手の良いものになっているようです。2028年には6500億の市場となるみたい。回転運動を動力源にするから、なかなか小型にならない気がする…。人工筋肉に期待したいな…。

    新社長初心表明 高島屋社長 村田善郎

    コンクリートの外装に、百貨店という名前が付くから、老舗感もないし、むしろ古臭さを感じるのかな…。思い切って名前を変えてみてはどうでしょう。渋谷ヒカリエとか、あべのハルカスのように。もし、この2つも、XX百貨店って名前が付いていたら、違ったことになっていると思う…。

    Pie in the sky

    オリンピック数年後に、色々な問題が出てきそうな予感がしました。誰がこんな事決めたんだ!ってね。でも、豊洲市場と一緒でウニャウニャで、終わるんですよ、きっと。

    世界鳥瞰 出口見えない日韓輸出規制問題

    悲しいな。国際的に決まったこともご破算にするとは、韓国政府は体をなしていない…。国民の声に右往左往する大統領のレベルが低すぎ。

    世界鳥瞰 企業はつらいよ、香港立てれば…

    こちらも世論を味方につけて抗議活動を続ける香港の話。企業が困っているのは、抗議に肯定だと、中国で叩かれるし、逆に否定だと香港で叩かれる。ソーシャルメディアって、時には便利だけど…。こういう時中立を保つのが大変…。

    賢人の警鐘

    男性、女性ではなく、実力がある人にリーダーとなってもらいたいですね。公平な判断にするため人事評価はAI導入もありだと思います。判断基準は、複数の識者によって作られたリーダー像にすれば透明性も出るし。完成したら、今の管理職の評価にも是非使ってもらいたい。軒並み降格になったりして、笑。

  • 2019.07.22 日経ビジネスを読んで

    2019.07.22 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    NPO法人ウィメンズアクションネットワーク上野さんの記事でした。ダイバシティーという割には、日本企業には女性の管理職が少ない!とご立腹。ただ男性の場合でも能力があると「昇進」は別もので、その不透明な人事に不満を持っている人が多い、と分かって欲しいですね…。人事は理不尽。ここは一緒になって今の使えない管理職をポストから追い出しましょう。

    編集長の視点

    「企業が手掛ける事業はすべて誕生、成長、成熟、衰退のサイクルを持つんですよ。」20年前のデュポン社長の言葉です。

    デュポンの創業は爆薬で、次に石油化学事業、その後にバイオ事業へ移り、今回の100年ぶりの大改革はダウ・ケミカルと合併して、さらにそれを3社に独立。ただただ、驚きです…。日本の経営者には、なかなか真似できないだろうな…。

    時事深層 デンソーと半導体開発で新会社 トヨタ、グループ再編新局面

    中核部品である半導体が自動車の性能を左右するのですが、国内半導体メーカーが弱体化しているので、自ら新会社を立ち上げて、開発をしていこうという記事でした。パワー半導体やセンサー系の素材、構造が開発のメインのようですね。

    時事深層 かんぽ、社内に不適切販売の温床

    やっぱり、叩けばホコリが出ると思った。

    フロントライン EVシフト奇貨、タイで国産化の動き

    タイは、低コストで生産できる国であり、また潜在的に大きな自動車マーケットがあるとみられていた国でしたが、タイ自国の自動車メーカーが出てきたという話でした。内燃機関の開発は難しいけど、モーターとバッテリーならハードルは低いですからね。ベトナム、マレーシアでも同じような動きになっているようで、今後大手自動車メーカーは、厳しい競争に巻き込まれるのでは、という記事でした。

    スペシャルリポート ファーウェイになれなかった旧電電ファミリー

    NECと富士通の苦境があらわになっていました。売上が2000年比で半分になっているのに、従業員数は、どちらも10万人超え。有能な新卒には、1000万を払うという事は、10年後、いや早ければ5年後に今以上の壮絶なリストラの嵐が来そう…。

    ケーススタディー

    AIがわかりやすく4つに分類されていました。ユーザーの情報を利活用するインターネットAI、オフィスの業務効率をするビジネスAI、他のシステムに応用するために画像、動画、音声の認識をする認知AI、自動運転用のオートノマスAI。今度、人にAIを説明するときこれを使おう。

    二人のカリスマ

    最近は、一気に晩年に進んだので、そろそろこの連載も終了かなと思っていたら、俊雄と将史、二人の激突に進みそう。来週号が楽しみ。

    テクノトレンド ここまできた車の予防安全

    ミリ波レーダーや、カメラとか、安全向上にかかわる製品はこれからも良いものを開発して欲しいと思うけど、問題は使われる電子部品の長期供給保証。電子部品は鉄の塊を削ったりして作られるものじゃないから、長期間同じものを供給しろという考え方は改めるべきだと思う。電子システムも、ブレーキやタイヤの交換と同じように、故障したり、古くなったら、新しいモデルに簡単に載せ替えができるように設計できないものだろうか。

    編集長インタビュー 管理職に最低限必要なもの ヘンリーミンツバーグ

    「日本は、社会は機能し、極端な貧困もなく、失業者もそれほど多くない」とコメントがありました。確かに表向きの数字だけを見ればそうかもしれませんが、でもまだ苦労している人がいるんですベーシックインカムが導入されれば、生まれながらにしての不平等も減ると思うんだけどな~。

    あと定番の「リーダーとはどうあるべきか」がありました。必要な項目が52項目あるようですが、すべて持ち合わせている人は人間的とは言えないと。笑えた。「誰しも欠点はあるもので、間違いも犯す。重要なのは欠点があっても、それが仕事の邪魔にならないマネージャーを選ぶ事が重要」とありました。自分もその考えに賛成です。「こういう人は絶対にリーダーにしてはいけない」という条件を論議したほうが、人事の間違いは減ると思いますが、いかがでしょう。

    リーダー、マネージャーに最低限必要な条件として、「履行能力、賢さ、創造的である必要はないものの、創造性をすぐに見抜く力、エネルギッシュ、事業を熟知している事」と、まとまっていました。

    最後に、「我々は、人的資源human resources などではなく、機知に富んだ人間resourceful human being」 とありました。ロボットでもなく人間ですから。

    世界鳥瞰 史上最長の好景気に潜むリスク

    成長は緩やかだけど、アメリカは121か月連続も景気がいいんですね。ただ気を付けなければいけないことは、「経済の主体がサービスや無形資産に移っているので、景気後退の局面は過去のものとはまた違ったものになるのでは」という内容でした。一気にやって来るのか、ゆっくりやって来るのか…。要注意だな。

  • 2019.07.15 日経ビジネスを読んで

    2019.07.15 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    コミニケーションって便利な言葉だと思っていたんです。でも仕事で使う時は、「単に話し合うだけではダメで、具体的な行動に移して、初めてコミニケーションが取れた」とありました。なるほど。この説明でもやもやが取れました。あと、「目の前には、様々な事象が通り過ぎている。会社を良くする事象や機会に気付き、行動を起こせるか。それがその会社の将来を決める」とありました。アンテナを常に働かせ、行動に移す事が重要ですね。

    時事深層 サイバー空間が第5の戦場に

    海外からのサイバー攻撃についての記事でした。中国は10万人以上、北朝鮮でも6500人もサイバー部隊がいるようです。それに比べ日本はたったの250人。少な過ぎる…。なおかつ日本の自衛隊は、「できること」を厳格に規定しているため、もし民間企業が海外からのサイバー攻撃を受けても自衛隊は関与できないと。原子炉がハッキングされたら、飛行機がハッキングされたら、と思うとヤバすぎる…。ちなみに他の主要国は、捕虜の虐待や毒ガスの使用等、「できないこと」を規定しているのが一般的のようで、もし民間企業がサイバー攻撃を受けたら、ちゃんと関与できるようです。戦争が起きないのが理想的ですが、もし有事の時は、日本の民間企業は自助努力で対応するしかないのかな…。早急な法整備が必要だと思いました。もしかしたら民間企業の相談窓口は警察?マジか?

    時事深層 参議院選緊急アンケート 「選択肢なき消去法」の様相に

    安倍政権、与党に否定的だが、野党にも投票したい人がいない、非常に悲しいアンケート結果でした…。今の日本は、過去に解決できたはずの問題がまとまって一気に噴出している感じを受けます。政府が痛みを嫌い問題を先送りにしてきたツケですね。今の政権も同じように先延ばししている気がするのですが、この先日本は大丈夫だろうか…。

    フロントライン アイブ氏が覆したモノづくりの常識

    Apple製品のデザインを指導してきた、ジョナサン・アイブ氏が同社を離れるという記事でした。わざわざ記事になっていたので、なぜ?と思ったのですが、どうやらこの人は、工業デザインだけでなく、ものづくりに大きな影響を与えた人のようです。例えば、普通、金属の加工にはプレス加工を主に使うのですが、アイブ氏は仕上がりが綺麗な切削加工を選択。ただ加工時間はプレスの数秒に対して切削加工は1時間。この問題を解決するため製造メーカーは数万台規模の切削加工機を投入したそうです。また工作機械メーカーも回転速度を上げるためにパワー半導体を多く採用したようで。回り回って日本の景気に影響を与えたので記事になったようですね。

    特集

    オープンイノベーションには、外部のアイデアや技術を取り込むインバウンド型。内部の技術やノウハウをさらして外部との連携を促すアウトバウンド型。より広範囲と連携先を見つけ、新しい事業アイデアやビジネスモデルの確立を目指す連携型に分ける事が出来るんですね。最近、イノベーション関連が多く記事になっていますが、個人的には、日本ではあと10年くらいしないと本当のイノベーションというのは生まれないと思います。まだまだ、事なかれ主義、失敗NGが優先支配しており、知らず知らずのうちにマインドセットされているから。管理職のマインドを変える、とよく聞きますが、30才には、人格や考え方が完成されたものになるので、幻想なんですよね。もし自分が社長なら、まず普段会社経営に文句を言っている人を何人か選び、その人達に改革のリーダーとなってもらいます。もちろんあらゆる権限も与えます。改革に進む事間違いないでしょう。

    激動の50年

    今週号は、東日本大震災でサプライチェーンが寸断し、生産に大きな影響があったという話でした。本当に欲しい物であれば、むしろ困った時はお互い様と考え、頑張れ!と言って待つけどなー。ファンを増やす事が重要ですね。

    世界の最新経営論 MIT流イノベーション講座

    「日本の大企業は、成功しすぎたのが問題」とありました。だから安心を求め、起業家精神が失われてしまったと。対策として、起業マインドを持った中途を積極的に採用するのが良いとありました。でも管理職次第です。いくらその様な中途採用したとしても、上の人が変わらなければ何も変わりません。あと、あくまで個人的な意見として、「成功」できた理由の一つに、日本には、優良で「従順」な中小企業がいっぱい存在したからだと思います。「不平等な取引契約」で上手くサプライヤーと主従の関係を作り、「不具合0、カイゼン活動」と称して、品質向上に異様なまでにお金を使わせる(体力を削り反抗させない)ことをさせてきたからじゃないかなと思っています。

    賢人の警鐘

    なぜ社員全員が経営の数字を見れないのか少々不思議。秘匿情報は少なければ少ないほど会社組織は健全に回ると思っています。というのも、部下がその情報を得るため上司にすりよるという現象が起き、結果派閥が生まれやすくなるからです。

  • 2019.07.08 日経ビジネスを読んで

    2019.07.08 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    数学の話でした。実生活で役に立つ数学といえば、100gあたりの単価を計算する時の割り算くらいしか思い浮かびませんでしたが(笑)、実は色々なところに役に立っているという記事でした。例えば、GPSには有限要素法が。MRI核磁気共鳴画像装置にはフーリエ変換とかが使われていると。よく分からないけど、多分凄い事なのかな…笑。

    時事深層 LINEが信用スコア事業開始も。

    色々な企業がキャッシュレスに力を入れているのは、プリペイドで入ったお金を運用し、さらに利用履歴を個人の信用スコアとして使い、それに応じて、お金を借りてもらおうというビジネス戦略みたい。しかし、キャッシュレスがそんなに普及するものなんだろうか。キャッシュレスアプリが一つに統合されたら考えよう。

    時事深層 投資信託 不適切販売の波紋広がる

    ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険で、高齢者に対する金融商品の不適切な販売についての記事でした。そもそも販売時に確認しなければいけないルールが多いという事も問題かもしれないけど、根本的な原因は、ノルマがあるからでは?叩けばホコリがいっぱい出てきそう。

    時事深層 空きスペースで稼ぐ可動産

    駐車場とか、ビルの空きスペースをキッチンカー、いわゆる移動販売車に場所を提供するサービスがあるんだって。店舗型のお店は、こういうサービスとお客を取り合う事になってくるのて大変そう…。

    ニュースを突く

    米朝首脳が板門店で会談したというニュースでした。トランプ大統領は、来年の大統領選を睨んで外交成果のアピールを。韓国は北朝鮮とアメリカの仲介役をしたという実績に。北朝鮮は、経済制裁緩和の可能性を国民に期待させ、忠誠心の回復をと、三者三様の思惑が巡った会談だったんですね。

    緊急レポート

    せっかく指名委員会に社外取締役を入れ、中立な意見を聞こうと思っても、会社から提出される前提資料がそもそも虚実の内容であれば、いくらでも好きなように結論を操作できるのか…。こういうのはモラルの問題ではないと思います。社内で決着ではなく刑事事件にすべきだと思う。

    スペシャルリポート 訪日客6000万人は幻か 日本むしばむ「観光公害」

    観光客を増やしたいでも、ゴミのポイ捨てをするようなマナーの悪い人はいらない。なかなか難しい問題ですね。有名になった後に厳しく取り締まると、口コミで悪い書き込みがすぐ広がるので、早め早めの対策を取らないと。

    フロントランナー ナガオカ

    レコードが今ブームのようで生産が増えてきているようです。この会社はレコード針の製造を長年続けている会社です。このように独自の技術で生き残っている会社は、価格の見直しをしても良いと思います。ファンが一番恐れるのは、生産の終了。少々高くても生産継続のためなら、ファンは買ってくれると思いますよ。

    テクノトレンド AI、センサーで肌解析 ビックデータで若さ追求

    たった数十秒間の動画チェックで肌年齢が解析とは。長年のデータと、表皮、真皮、皮下組織の動きのズレから肌年齢を推測するようです。レントゲン写真からガンを診断する画像診断AIもあるようで、医療系でのAI採用事例は、多くなってきていますね。

    Pie in the sky

    2人の関係をよく知らない第3者が、その2人が握手をして、我々は「信頼関係がある」と言ってしまえば、確かにそう見えてしまうんですね、これが外交か、笑。

    世界鳥瞰 中国、一帯一路の運用見直しへ

    トップ判断でお金を貸すことに決まったけど、いざ運用してみると、そのお金は正しく使われるどころか賄賂とかで個人の懐に消えていた…。お金を貸すときは、そのお金が適切に使われているかよくチェックしなければいけないという事を改めて教えてくれた記事でした。

    賢人の警鐘

    「一人ひとりの人格を認め、意欲を持って働ける仕組みを作る」という志は、どの経営者も会社を立ち上げた当初は持っていると思います。しかし、大きな組織になるほど、そう感じる人は少なくなります。どのくらいの規模から、そうなるのか気になります。

  • 2019.07.01 日経ビジネスを読んで

    2019.07.01 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    私も、今の安倍政権からは日本の将来を感じられません…。将来を見据えたというより、小手先で逃げ回っているという感じがします。他にも「日本の野党は党が割れることを恐れて、基本理念を論議しない」、「政策も1部の幹部だけで作られるため議員や組織が納得しない。これでは対立どころか自分たちの頭の軸さえ作れないのは当然だ。」と指摘がありました。投票率が上がらないように、わざと与党野党で猿芝居をやっているのでは?と疑念を持ってます。

    時事深層 工作機械、「受注1000億円超は、好調」は古い?

    確かに、製品の売り方(単品→システム売り)が変わってくると、景気の動向判断の指標も変えた方がいいかもしれませんね。これは工作機械だけでなく、他の業種も同じ事が言えそうです。

    時事深層 Facebookが独自通貨を発表 9000万が左右するインパクト

    Facebook上でビジネスを展開する企業の数は9000万もあったんですね。Facebookの月額利用者数は全世界で24億人。世界最大の人口を誇る国家のようなものであり、独自通貨発行について各国当局が神経をとがらせるのも無理は無いと思います。一方で既存の銀行。土日は窓口空いていないし、振り込み手数料高いし、海外送金はもっと高いし。今後は、便利なサービス、ものに淘汰されていくのではと、心配です。

    特集 敵か味方か BAT 中国発デジタル革命の旗手

    バイドゥ、アリババ、テンセントこの3つの頭文字をとってBATと呼ばれているようです。

    記事の中には、次のBATの話もあり、中国経済の伸びが小さくなってきたと言われてますが、それでもビジネスチャンスがまだまだあるようです。毎日のように新興企業が立ち上がり、また中国国内から海外に出ている状況もわかりました。「金もある、土地もある。こうなってくると中国全体で産業構造の転換が進められる」とありました。一党制だからこそなせる業なんでしょうね。

    近い将来中国はGDP世界一位になると言われています。脅威ではなく、中国と共に生きるという選択をした方が賢いのでは、と締めくくりでありました。ビジネスと割り切りる事が必要かもしれません。

    ケーススタディー IT活用 トライアルホールディングス カメラ1500台、小売りを変える

    カメラやITで、小売りの人不足を解決しようという会社の話です。無人会計もスムーズなようですし、買い物している人にクーポン券を送ったりと、昔にアイデアだったことが、現実になっているんだと感心しました。お客の購買行動が細かいデータとしても取れるようなので、その活用もビジネスとして期待できそうですね。

    二人のカリスマ

    今週号の良いなと思った言葉。「企業は成長より生存を考えるべきだ。成長ばかりを追い続けると、アイデアが歪になり、働く人々の心身が痛んでしまう。一方、生存に重きを置くと、アイデアが素直になり働く人の心身にもゆとりができる。その結果、自然と成長するだろう。ただ、この生存は何もしないという消極姿勢を指すものではない。企業が破綻すれば社員やその家族が路頭に迷い、取引先も困窮し、客も迷惑するからだ。」

    テクノトレンド 自動運転に価格破壊の動き 遠隔型で家電メーカーに注目

    自動運転は確かに便利ですが、そのような高い車を何人の人が買うことができるだろうか、と疑問に思っていました。でも通信が5Gとなり、複雑な計算はエッジコンピュータとクラウドのほうに任せられるようになると、高速道路、駐車場等の特定の道路、場所では、安い構成で自動運転ができるようになります。街乗りは人間が、高速道路や駐車場とかではコンピューターが運転を担う。日本では、これが理想形かもしれません。

    編集長インタビュー ノバルティスCEO ヴァサント・ナラシンハン

    「リーダーはすべての答えを持っているわけではない。社員がベストの解を出せるように促すのがリーダーの役割。そのためにはリーダーは明確な方向性を示す必要がある。また社員が何らかの困難に直面したら、取り除く努力をする。リーダーは権威やパワーの象徴ではない」。日本企業のリーダーってと部下に丸投げしておいて、ミスをしたら部下のせいにする。そういう場合多くないですか?

    世界の最新経路 MIT流イノベーション講座

    イノベーションのスタイルには2種類あって、下から順に上へ積み上げるサイロ型と、人とのつながりを平面で持つネットワーク展開型があるとのこと。サイロ型はものづくりに適していて、ネットワーク展開型は、ビジネスモデルを生み出すのに適しているみたい。この記事にも、日本の不得意なところがいくつか指摘されていました。新しい産業や新会社を作るイノベーションには弱いとか、サイロに閉じこもっているとか。何十年も言われ続けても変われないということは、あと何十年経っても変わることができないんだろうな~と思います。失敗を許さない雰囲気が小粒な社員を作っているんでしょう。

    新社長初心表明 ニコン社長

    海外半導体メーカーのトップマネジメントと打合せをしたとき、その人が非常に細かい事まで知っていたことに驚いたようです。多分、この手の話には裏があるんですよ。たまたま出身部署だったとか、打合せ前に、部下に細かい資料を要求していたとか。

    賢人の警鐘

    「強者が弱者に寄り添い、個人も国家も社会から孤立させてはならない」

    ここで気をつけなければいけない事は、どちらが正しいことを言っているのかです。強者弱者の前に、「正しいこと、正しくない」ことをきちんと論議する必要があるのではと思いました。

  • 2019.06.24 日経ビジネスを読んで

    2019.06.24 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「社長や上司は社員のサーヴァントという意識。火事場の馬鹿力は普段から会社に大切にされていると言う実感があってこそ出てくるものなのです。」このような考えのマネジメントばかりだと仕事が楽しくなるんですけどね。現実は、「部下は上司のサーヴァント、どれだけ身を粉にして上司のために働けるか」ですから。

    実は、この会長さんも昔は、上司は部下のサーバントという意識を持っていなかったようです。それで上手く回らなかったため、気付いて変わったようです。そう考えるとやっぱり出世したものの勝ちなんでしょうか…。その人とうまが合わなくてやめていった人も少なからずいると思います。やめた人が代償を払わされていることを考えると、なんだかモヤモヤ感が抜けません…。

    ニュースを突く 一国二制度はこうして形骸化した

    香港基本法に同制度を形骸化させるような装置を組み込んでいるようです。それは、「本法の解釈権は全国人民代表大会常務委員会に属する」と。一党だからこそなせる中国の力技ですね…。

    時事深層 ポイント還元狙い、「中小」増える

    店内で食べる場合と、持ち帰る場合で消費税率が変わってくるんですね、そんな面倒になっていたとは…。こういうのは統一して、消費者の混乱を早くなくすようにしてもらいたいですね。ここで問題としていたのは、政府のキャシュレス化によるポイント補助策。「さらなる安売り合戦になり、中小企業が苦しむばかりではないか」と。来年には、成功が失敗か分かるかな。

    時事深層 経営が失敗したら役員報酬を強制返還

    巨額損失の計上など、経営の失敗の責任を、過去の役員報酬を強制返還させることで負わせるクローバック条項というのがあるようです。やりっぱなしで責任もとらず逃げるのは許さない。グローバル企業を目指すならこういうのはどんどんと導入してもいいんじゃないかなと思います。

    フロントライン ウォルマート、冷蔵庫に生鮮配送

    次のサービスとして個人宅の冷蔵庫の中に生鮮食品を届けるサービスを考えてるみたいですね。アメリカは、コストコのようなところで週にまとめ買いをするというイメージがあるので、本当に軒先までの配達サービスが受け入れられるのか気になる。いよいよ宅配もラストワンマイルの争いが始まったみたいです。庭が広いとドローンによる宅配も出来ますね。

    特集 新規事業と言う病

    「新しい事は、あくまで成長の手段それが目的になると経営の弊害になる。本業以外で何かを提案すればそれだけで人事評価が上がる雰囲気があった」。いかに危機感があったとはいえ、笑汗。失敗するからやめた方がいいと進言する人は、評価がされないんですね。まず一旦実行してみて、失敗をして初めて評価される。先読みする人は嫌われるんですよ…。

    本業が危機でも、やってはいけない事が、3つ。

    流行に手を出す。シナジー効果の過大評価。過去を否定しすぎる。どれも失敗した後の反省の弁で出てくる言葉です。

    記事の終わりに、新規事業を立ち上げるときは覚悟が必要だとありました。そのくらいの思いがあって魂を込める事が出来ると。その通りだと思います。やるなら専門部隊を用意して、経営陣からの特権もあると良いようです。

    ケーススタディ ペッパーフードサービス

    いきなり転落、復活への苦境。店舗の急拡大で、近隣のお店同士で客の取り合いが発生。値上げによる価格優位性の低下。店員さんのサービス、教育が追いつかない…。よく聞く失敗例ですね。それでも個人的には良いお店と思っていますので、早く復活してもらいたいものです。

    テクノトレンド タンパク質危機を救えるか

    環境にも優しい人工肉。今週号は野菜大豆から作ったお肉の話でした。まだ食べていないから今年中にでも食べてみたい!

    編集長インタビュー 日本旅行業協会会長 田川博

    「そもそも日本の百貨店では日本の工芸品のスペースはわずか。宿についても自分たちが1ヵ月も長く泊まるという事をした事がないので、その発想で宿が作られていない」。リピーターを増やすためにはどういうことをしなければいけないか熱く語られていました。増えるのはいいけど、ビジネスマンに辛いのは、ホテル。空きが少なくなったり、宿泊料が高くなるのが困る…。

    医療品の費用対効果

    多いとは聞いてたいんですけれが、国の医療費は42兆円に達し国の予算4割を占めているんですね。42兆円の年齢別の内訳をもう少し細かく見る方があるかもしれません。60代以上が半分ぐらい使ってるような気がします。ここを深堀する事はタブーなのでしょうか。もう限界だと思うのですが…。

    新社長初心表明 丸紅社長 柿木真澄

    敗者復活、朝令暮改、この2つのキーワードを就任時に発信したようです。問題は、朝令暮改の解釈が厄介なんですよね。人によっては、ブレてはいけないことまで変えることを良しという人が出てくるので…。

    世界鳥瞰 空飛ぶタクシーの実現性は?

    これ小型ヘリコプターのことですよね。安全に空中にいっぱい飛ぶことなんて不可能じゃないかな…。

    賢人の警鐘

    40~60代の人に焦点をあてた記事でした。「成果主義、能力主義を浸透させようと言っている割に、本当に成果を出している人が責任あるポジションについていない。報酬に差をつけないのが日本の賃金制度の悪いところだ」と。ポストがないため、結局、上司のお気に入りが出世しているのが日本企業です…。不満が溜まるばかりの職場は、沈んでいくだけですよね。