投稿者: *******TBD

  • 2019.07.22 日経ビジネスを読んで

    2019.07.22 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    NPO法人ウィメンズアクションネットワーク上野さんの記事でした。ダイバシティーという割には、日本企業には女性の管理職が少ない!とご立腹。ただ男性の場合でも能力があると「昇進」は別もので、その不透明な人事に不満を持っている人が多い、と分かって欲しいですね…。人事は理不尽。ここは一緒になって今の使えない管理職をポストから追い出しましょう。

    編集長の視点

    「企業が手掛ける事業はすべて誕生、成長、成熟、衰退のサイクルを持つんですよ。」20年前のデュポン社長の言葉です。

    デュポンの創業は爆薬で、次に石油化学事業、その後にバイオ事業へ移り、今回の100年ぶりの大改革はダウ・ケミカルと合併して、さらにそれを3社に独立。ただただ、驚きです…。日本の経営者には、なかなか真似できないだろうな…。

    時事深層 デンソーと半導体開発で新会社 トヨタ、グループ再編新局面

    中核部品である半導体が自動車の性能を左右するのですが、国内半導体メーカーが弱体化しているので、自ら新会社を立ち上げて、開発をしていこうという記事でした。パワー半導体やセンサー系の素材、構造が開発のメインのようですね。

    時事深層 かんぽ、社内に不適切販売の温床

    やっぱり、叩けばホコリが出ると思った。

    フロントライン EVシフト奇貨、タイで国産化の動き

    タイは、低コストで生産できる国であり、また潜在的に大きな自動車マーケットがあるとみられていた国でしたが、タイ自国の自動車メーカーが出てきたという話でした。内燃機関の開発は難しいけど、モーターとバッテリーならハードルは低いですからね。ベトナム、マレーシアでも同じような動きになっているようで、今後大手自動車メーカーは、厳しい競争に巻き込まれるのでは、という記事でした。

    スペシャルリポート ファーウェイになれなかった旧電電ファミリー

    NECと富士通の苦境があらわになっていました。売上が2000年比で半分になっているのに、従業員数は、どちらも10万人超え。有能な新卒には、1000万を払うという事は、10年後、いや早ければ5年後に今以上の壮絶なリストラの嵐が来そう…。

    ケーススタディー

    AIがわかりやすく4つに分類されていました。ユーザーの情報を利活用するインターネットAI、オフィスの業務効率をするビジネスAI、他のシステムに応用するために画像、動画、音声の認識をする認知AI、自動運転用のオートノマスAI。今度、人にAIを説明するときこれを使おう。

    二人のカリスマ

    最近は、一気に晩年に進んだので、そろそろこの連載も終了かなと思っていたら、俊雄と将史、二人の激突に進みそう。来週号が楽しみ。

    テクノトレンド ここまできた車の予防安全

    ミリ波レーダーや、カメラとか、安全向上にかかわる製品はこれからも良いものを開発して欲しいと思うけど、問題は使われる電子部品の長期供給保証。電子部品は鉄の塊を削ったりして作られるものじゃないから、長期間同じものを供給しろという考え方は改めるべきだと思う。電子システムも、ブレーキやタイヤの交換と同じように、故障したり、古くなったら、新しいモデルに簡単に載せ替えができるように設計できないものだろうか。

    編集長インタビュー 管理職に最低限必要なもの ヘンリーミンツバーグ

    「日本は、社会は機能し、極端な貧困もなく、失業者もそれほど多くない」とコメントがありました。確かに表向きの数字だけを見ればそうかもしれませんが、でもまだ苦労している人がいるんですベーシックインカムが導入されれば、生まれながらにしての不平等も減ると思うんだけどな~。

    あと定番の「リーダーとはどうあるべきか」がありました。必要な項目が52項目あるようですが、すべて持ち合わせている人は人間的とは言えないと。笑えた。「誰しも欠点はあるもので、間違いも犯す。重要なのは欠点があっても、それが仕事の邪魔にならないマネージャーを選ぶ事が重要」とありました。自分もその考えに賛成です。「こういう人は絶対にリーダーにしてはいけない」という条件を論議したほうが、人事の間違いは減ると思いますが、いかがでしょう。

    リーダー、マネージャーに最低限必要な条件として、「履行能力、賢さ、創造的である必要はないものの、創造性をすぐに見抜く力、エネルギッシュ、事業を熟知している事」と、まとまっていました。

    最後に、「我々は、人的資源human resources などではなく、機知に富んだ人間resourceful human being」 とありました。ロボットでもなく人間ですから。

    世界鳥瞰 史上最長の好景気に潜むリスク

    成長は緩やかだけど、アメリカは121か月連続も景気がいいんですね。ただ気を付けなければいけないことは、「経済の主体がサービスや無形資産に移っているので、景気後退の局面は過去のものとはまた違ったものになるのでは」という内容でした。一気にやって来るのか、ゆっくりやって来るのか…。要注意だな。

  • 2019.07.15 日経ビジネスを読んで

    2019.07.15 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    コミニケーションって便利な言葉だと思っていたんです。でも仕事で使う時は、「単に話し合うだけではダメで、具体的な行動に移して、初めてコミニケーションが取れた」とありました。なるほど。この説明でもやもやが取れました。あと、「目の前には、様々な事象が通り過ぎている。会社を良くする事象や機会に気付き、行動を起こせるか。それがその会社の将来を決める」とありました。アンテナを常に働かせ、行動に移す事が重要ですね。

    時事深層 サイバー空間が第5の戦場に

    海外からのサイバー攻撃についての記事でした。中国は10万人以上、北朝鮮でも6500人もサイバー部隊がいるようです。それに比べ日本はたったの250人。少な過ぎる…。なおかつ日本の自衛隊は、「できること」を厳格に規定しているため、もし民間企業が海外からのサイバー攻撃を受けても自衛隊は関与できないと。原子炉がハッキングされたら、飛行機がハッキングされたら、と思うとヤバすぎる…。ちなみに他の主要国は、捕虜の虐待や毒ガスの使用等、「できないこと」を規定しているのが一般的のようで、もし民間企業がサイバー攻撃を受けたら、ちゃんと関与できるようです。戦争が起きないのが理想的ですが、もし有事の時は、日本の民間企業は自助努力で対応するしかないのかな…。早急な法整備が必要だと思いました。もしかしたら民間企業の相談窓口は警察?マジか?

    時事深層 参議院選緊急アンケート 「選択肢なき消去法」の様相に

    安倍政権、与党に否定的だが、野党にも投票したい人がいない、非常に悲しいアンケート結果でした…。今の日本は、過去に解決できたはずの問題がまとまって一気に噴出している感じを受けます。政府が痛みを嫌い問題を先送りにしてきたツケですね。今の政権も同じように先延ばししている気がするのですが、この先日本は大丈夫だろうか…。

    フロントライン アイブ氏が覆したモノづくりの常識

    Apple製品のデザインを指導してきた、ジョナサン・アイブ氏が同社を離れるという記事でした。わざわざ記事になっていたので、なぜ?と思ったのですが、どうやらこの人は、工業デザインだけでなく、ものづくりに大きな影響を与えた人のようです。例えば、普通、金属の加工にはプレス加工を主に使うのですが、アイブ氏は仕上がりが綺麗な切削加工を選択。ただ加工時間はプレスの数秒に対して切削加工は1時間。この問題を解決するため製造メーカーは数万台規模の切削加工機を投入したそうです。また工作機械メーカーも回転速度を上げるためにパワー半導体を多く採用したようで。回り回って日本の景気に影響を与えたので記事になったようですね。

    特集

    オープンイノベーションには、外部のアイデアや技術を取り込むインバウンド型。内部の技術やノウハウをさらして外部との連携を促すアウトバウンド型。より広範囲と連携先を見つけ、新しい事業アイデアやビジネスモデルの確立を目指す連携型に分ける事が出来るんですね。最近、イノベーション関連が多く記事になっていますが、個人的には、日本ではあと10年くらいしないと本当のイノベーションというのは生まれないと思います。まだまだ、事なかれ主義、失敗NGが優先支配しており、知らず知らずのうちにマインドセットされているから。管理職のマインドを変える、とよく聞きますが、30才には、人格や考え方が完成されたものになるので、幻想なんですよね。もし自分が社長なら、まず普段会社経営に文句を言っている人を何人か選び、その人達に改革のリーダーとなってもらいます。もちろんあらゆる権限も与えます。改革に進む事間違いないでしょう。

    激動の50年

    今週号は、東日本大震災でサプライチェーンが寸断し、生産に大きな影響があったという話でした。本当に欲しい物であれば、むしろ困った時はお互い様と考え、頑張れ!と言って待つけどなー。ファンを増やす事が重要ですね。

    世界の最新経営論 MIT流イノベーション講座

    「日本の大企業は、成功しすぎたのが問題」とありました。だから安心を求め、起業家精神が失われてしまったと。対策として、起業マインドを持った中途を積極的に採用するのが良いとありました。でも管理職次第です。いくらその様な中途採用したとしても、上の人が変わらなければ何も変わりません。あと、あくまで個人的な意見として、「成功」できた理由の一つに、日本には、優良で「従順」な中小企業がいっぱい存在したからだと思います。「不平等な取引契約」で上手くサプライヤーと主従の関係を作り、「不具合0、カイゼン活動」と称して、品質向上に異様なまでにお金を使わせる(体力を削り反抗させない)ことをさせてきたからじゃないかなと思っています。

    賢人の警鐘

    なぜ社員全員が経営の数字を見れないのか少々不思議。秘匿情報は少なければ少ないほど会社組織は健全に回ると思っています。というのも、部下がその情報を得るため上司にすりよるという現象が起き、結果派閥が生まれやすくなるからです。

  • 2019.07.08 日経ビジネスを読んで

    2019.07.08 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    数学の話でした。実生活で役に立つ数学といえば、100gあたりの単価を計算する時の割り算くらいしか思い浮かびませんでしたが(笑)、実は色々なところに役に立っているという記事でした。例えば、GPSには有限要素法が。MRI核磁気共鳴画像装置にはフーリエ変換とかが使われていると。よく分からないけど、多分凄い事なのかな…笑。

    時事深層 LINEが信用スコア事業開始も。

    色々な企業がキャッシュレスに力を入れているのは、プリペイドで入ったお金を運用し、さらに利用履歴を個人の信用スコアとして使い、それに応じて、お金を借りてもらおうというビジネス戦略みたい。しかし、キャッシュレスがそんなに普及するものなんだろうか。キャッシュレスアプリが一つに統合されたら考えよう。

    時事深層 投資信託 不適切販売の波紋広がる

    ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険で、高齢者に対する金融商品の不適切な販売についての記事でした。そもそも販売時に確認しなければいけないルールが多いという事も問題かもしれないけど、根本的な原因は、ノルマがあるからでは?叩けばホコリがいっぱい出てきそう。

    時事深層 空きスペースで稼ぐ可動産

    駐車場とか、ビルの空きスペースをキッチンカー、いわゆる移動販売車に場所を提供するサービスがあるんだって。店舗型のお店は、こういうサービスとお客を取り合う事になってくるのて大変そう…。

    ニュースを突く

    米朝首脳が板門店で会談したというニュースでした。トランプ大統領は、来年の大統領選を睨んで外交成果のアピールを。韓国は北朝鮮とアメリカの仲介役をしたという実績に。北朝鮮は、経済制裁緩和の可能性を国民に期待させ、忠誠心の回復をと、三者三様の思惑が巡った会談だったんですね。

    緊急レポート

    せっかく指名委員会に社外取締役を入れ、中立な意見を聞こうと思っても、会社から提出される前提資料がそもそも虚実の内容であれば、いくらでも好きなように結論を操作できるのか…。こういうのはモラルの問題ではないと思います。社内で決着ではなく刑事事件にすべきだと思う。

    スペシャルリポート 訪日客6000万人は幻か 日本むしばむ「観光公害」

    観光客を増やしたいでも、ゴミのポイ捨てをするようなマナーの悪い人はいらない。なかなか難しい問題ですね。有名になった後に厳しく取り締まると、口コミで悪い書き込みがすぐ広がるので、早め早めの対策を取らないと。

    フロントランナー ナガオカ

    レコードが今ブームのようで生産が増えてきているようです。この会社はレコード針の製造を長年続けている会社です。このように独自の技術で生き残っている会社は、価格の見直しをしても良いと思います。ファンが一番恐れるのは、生産の終了。少々高くても生産継続のためなら、ファンは買ってくれると思いますよ。

    テクノトレンド AI、センサーで肌解析 ビックデータで若さ追求

    たった数十秒間の動画チェックで肌年齢が解析とは。長年のデータと、表皮、真皮、皮下組織の動きのズレから肌年齢を推測するようです。レントゲン写真からガンを診断する画像診断AIもあるようで、医療系でのAI採用事例は、多くなってきていますね。

    Pie in the sky

    2人の関係をよく知らない第3者が、その2人が握手をして、我々は「信頼関係がある」と言ってしまえば、確かにそう見えてしまうんですね、これが外交か、笑。

    世界鳥瞰 中国、一帯一路の運用見直しへ

    トップ判断でお金を貸すことに決まったけど、いざ運用してみると、そのお金は正しく使われるどころか賄賂とかで個人の懐に消えていた…。お金を貸すときは、そのお金が適切に使われているかよくチェックしなければいけないという事を改めて教えてくれた記事でした。

    賢人の警鐘

    「一人ひとりの人格を認め、意欲を持って働ける仕組みを作る」という志は、どの経営者も会社を立ち上げた当初は持っていると思います。しかし、大きな組織になるほど、そう感じる人は少なくなります。どのくらいの規模から、そうなるのか気になります。

  • 2019.07.01 日経ビジネスを読んで

    2019.07.01 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    私も、今の安倍政権からは日本の将来を感じられません…。将来を見据えたというより、小手先で逃げ回っているという感じがします。他にも「日本の野党は党が割れることを恐れて、基本理念を論議しない」、「政策も1部の幹部だけで作られるため議員や組織が納得しない。これでは対立どころか自分たちの頭の軸さえ作れないのは当然だ。」と指摘がありました。投票率が上がらないように、わざと与党野党で猿芝居をやっているのでは?と疑念を持ってます。

    時事深層 工作機械、「受注1000億円超は、好調」は古い?

    確かに、製品の売り方(単品→システム売り)が変わってくると、景気の動向判断の指標も変えた方がいいかもしれませんね。これは工作機械だけでなく、他の業種も同じ事が言えそうです。

    時事深層 Facebookが独自通貨を発表 9000万が左右するインパクト

    Facebook上でビジネスを展開する企業の数は9000万もあったんですね。Facebookの月額利用者数は全世界で24億人。世界最大の人口を誇る国家のようなものであり、独自通貨発行について各国当局が神経をとがらせるのも無理は無いと思います。一方で既存の銀行。土日は窓口空いていないし、振り込み手数料高いし、海外送金はもっと高いし。今後は、便利なサービス、ものに淘汰されていくのではと、心配です。

    特集 敵か味方か BAT 中国発デジタル革命の旗手

    バイドゥ、アリババ、テンセントこの3つの頭文字をとってBATと呼ばれているようです。

    記事の中には、次のBATの話もあり、中国経済の伸びが小さくなってきたと言われてますが、それでもビジネスチャンスがまだまだあるようです。毎日のように新興企業が立ち上がり、また中国国内から海外に出ている状況もわかりました。「金もある、土地もある。こうなってくると中国全体で産業構造の転換が進められる」とありました。一党制だからこそなせる業なんでしょうね。

    近い将来中国はGDP世界一位になると言われています。脅威ではなく、中国と共に生きるという選択をした方が賢いのでは、と締めくくりでありました。ビジネスと割り切りる事が必要かもしれません。

    ケーススタディー IT活用 トライアルホールディングス カメラ1500台、小売りを変える

    カメラやITで、小売りの人不足を解決しようという会社の話です。無人会計もスムーズなようですし、買い物している人にクーポン券を送ったりと、昔にアイデアだったことが、現実になっているんだと感心しました。お客の購買行動が細かいデータとしても取れるようなので、その活用もビジネスとして期待できそうですね。

    二人のカリスマ

    今週号の良いなと思った言葉。「企業は成長より生存を考えるべきだ。成長ばかりを追い続けると、アイデアが歪になり、働く人々の心身が痛んでしまう。一方、生存に重きを置くと、アイデアが素直になり働く人の心身にもゆとりができる。その結果、自然と成長するだろう。ただ、この生存は何もしないという消極姿勢を指すものではない。企業が破綻すれば社員やその家族が路頭に迷い、取引先も困窮し、客も迷惑するからだ。」

    テクノトレンド 自動運転に価格破壊の動き 遠隔型で家電メーカーに注目

    自動運転は確かに便利ですが、そのような高い車を何人の人が買うことができるだろうか、と疑問に思っていました。でも通信が5Gとなり、複雑な計算はエッジコンピュータとクラウドのほうに任せられるようになると、高速道路、駐車場等の特定の道路、場所では、安い構成で自動運転ができるようになります。街乗りは人間が、高速道路や駐車場とかではコンピューターが運転を担う。日本では、これが理想形かもしれません。

    編集長インタビュー ノバルティスCEO ヴァサント・ナラシンハン

    「リーダーはすべての答えを持っているわけではない。社員がベストの解を出せるように促すのがリーダーの役割。そのためにはリーダーは明確な方向性を示す必要がある。また社員が何らかの困難に直面したら、取り除く努力をする。リーダーは権威やパワーの象徴ではない」。日本企業のリーダーってと部下に丸投げしておいて、ミスをしたら部下のせいにする。そういう場合多くないですか?

    世界の最新経路 MIT流イノベーション講座

    イノベーションのスタイルには2種類あって、下から順に上へ積み上げるサイロ型と、人とのつながりを平面で持つネットワーク展開型があるとのこと。サイロ型はものづくりに適していて、ネットワーク展開型は、ビジネスモデルを生み出すのに適しているみたい。この記事にも、日本の不得意なところがいくつか指摘されていました。新しい産業や新会社を作るイノベーションには弱いとか、サイロに閉じこもっているとか。何十年も言われ続けても変われないということは、あと何十年経っても変わることができないんだろうな~と思います。失敗を許さない雰囲気が小粒な社員を作っているんでしょう。

    新社長初心表明 ニコン社長

    海外半導体メーカーのトップマネジメントと打合せをしたとき、その人が非常に細かい事まで知っていたことに驚いたようです。多分、この手の話には裏があるんですよ。たまたま出身部署だったとか、打合せ前に、部下に細かい資料を要求していたとか。

    賢人の警鐘

    「強者が弱者に寄り添い、個人も国家も社会から孤立させてはならない」

    ここで気をつけなければいけない事は、どちらが正しいことを言っているのかです。強者弱者の前に、「正しいこと、正しくない」ことをきちんと論議する必要があるのではと思いました。

  • 2019.06.24 日経ビジネスを読んで

    2019.06.24 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「社長や上司は社員のサーヴァントという意識。火事場の馬鹿力は普段から会社に大切にされていると言う実感があってこそ出てくるものなのです。」このような考えのマネジメントばかりだと仕事が楽しくなるんですけどね。現実は、「部下は上司のサーヴァント、どれだけ身を粉にして上司のために働けるか」ですから。

    実は、この会長さんも昔は、上司は部下のサーバントという意識を持っていなかったようです。それで上手く回らなかったため、気付いて変わったようです。そう考えるとやっぱり出世したものの勝ちなんでしょうか…。その人とうまが合わなくてやめていった人も少なからずいると思います。やめた人が代償を払わされていることを考えると、なんだかモヤモヤ感が抜けません…。

    ニュースを突く 一国二制度はこうして形骸化した

    香港基本法に同制度を形骸化させるような装置を組み込んでいるようです。それは、「本法の解釈権は全国人民代表大会常務委員会に属する」と。一党だからこそなせる中国の力技ですね…。

    時事深層 ポイント還元狙い、「中小」増える

    店内で食べる場合と、持ち帰る場合で消費税率が変わってくるんですね、そんな面倒になっていたとは…。こういうのは統一して、消費者の混乱を早くなくすようにしてもらいたいですね。ここで問題としていたのは、政府のキャシュレス化によるポイント補助策。「さらなる安売り合戦になり、中小企業が苦しむばかりではないか」と。来年には、成功が失敗か分かるかな。

    時事深層 経営が失敗したら役員報酬を強制返還

    巨額損失の計上など、経営の失敗の責任を、過去の役員報酬を強制返還させることで負わせるクローバック条項というのがあるようです。やりっぱなしで責任もとらず逃げるのは許さない。グローバル企業を目指すならこういうのはどんどんと導入してもいいんじゃないかなと思います。

    フロントライン ウォルマート、冷蔵庫に生鮮配送

    次のサービスとして個人宅の冷蔵庫の中に生鮮食品を届けるサービスを考えてるみたいですね。アメリカは、コストコのようなところで週にまとめ買いをするというイメージがあるので、本当に軒先までの配達サービスが受け入れられるのか気になる。いよいよ宅配もラストワンマイルの争いが始まったみたいです。庭が広いとドローンによる宅配も出来ますね。

    特集 新規事業と言う病

    「新しい事は、あくまで成長の手段それが目的になると経営の弊害になる。本業以外で何かを提案すればそれだけで人事評価が上がる雰囲気があった」。いかに危機感があったとはいえ、笑汗。失敗するからやめた方がいいと進言する人は、評価がされないんですね。まず一旦実行してみて、失敗をして初めて評価される。先読みする人は嫌われるんですよ…。

    本業が危機でも、やってはいけない事が、3つ。

    流行に手を出す。シナジー効果の過大評価。過去を否定しすぎる。どれも失敗した後の反省の弁で出てくる言葉です。

    記事の終わりに、新規事業を立ち上げるときは覚悟が必要だとありました。そのくらいの思いがあって魂を込める事が出来ると。その通りだと思います。やるなら専門部隊を用意して、経営陣からの特権もあると良いようです。

    ケーススタディ ペッパーフードサービス

    いきなり転落、復活への苦境。店舗の急拡大で、近隣のお店同士で客の取り合いが発生。値上げによる価格優位性の低下。店員さんのサービス、教育が追いつかない…。よく聞く失敗例ですね。それでも個人的には良いお店と思っていますので、早く復活してもらいたいものです。

    テクノトレンド タンパク質危機を救えるか

    環境にも優しい人工肉。今週号は野菜大豆から作ったお肉の話でした。まだ食べていないから今年中にでも食べてみたい!

    編集長インタビュー 日本旅行業協会会長 田川博

    「そもそも日本の百貨店では日本の工芸品のスペースはわずか。宿についても自分たちが1ヵ月も長く泊まるという事をした事がないので、その発想で宿が作られていない」。リピーターを増やすためにはどういうことをしなければいけないか熱く語られていました。増えるのはいいけど、ビジネスマンに辛いのは、ホテル。空きが少なくなったり、宿泊料が高くなるのが困る…。

    医療品の費用対効果

    多いとは聞いてたいんですけれが、国の医療費は42兆円に達し国の予算4割を占めているんですね。42兆円の年齢別の内訳をもう少し細かく見る方があるかもしれません。60代以上が半分ぐらい使ってるような気がします。ここを深堀する事はタブーなのでしょうか。もう限界だと思うのですが…。

    新社長初心表明 丸紅社長 柿木真澄

    敗者復活、朝令暮改、この2つのキーワードを就任時に発信したようです。問題は、朝令暮改の解釈が厄介なんですよね。人によっては、ブレてはいけないことまで変えることを良しという人が出てくるので…。

    世界鳥瞰 空飛ぶタクシーの実現性は?

    これ小型ヘリコプターのことですよね。安全に空中にいっぱい飛ぶことなんて不可能じゃないかな…。

    賢人の警鐘

    40~60代の人に焦点をあてた記事でした。「成果主義、能力主義を浸透させようと言っている割に、本当に成果を出している人が責任あるポジションについていない。報酬に差をつけないのが日本の賃金制度の悪いところだ」と。ポストがないため、結局、上司のお気に入りが出世しているのが日本企業です…。不満が溜まるばかりの職場は、沈んでいくだけですよね。

  • 2019.06.17 日経ビジネスを読んで

    2019.06.17 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「学生たちが就職活動に巻き込まれて、自分を捨て社会が求める人物になろうとする。これでは新しいチャレンジをする機会が持てない。」そう思います。ついでに、このような社会を作ったのは、50代後半60代の人たちじゃないか、とも思っています。この層のマインドを変えない限り、いつまで経っても変わらないのかなと。でも、マインドを変えることが自己否定となるので、やっぱりしばらく変わらないでしょうね。

    編集長の視点

    ゼネラルモーターズのアルフレッド・スローン氏の言葉がありました。「人事を誤ったら、すぐ改めろ」。日本企業は極めて人事の見直しや、降格をしないですよね。その人の能力ではなく、自分にとって都合がよいかどうかで人事を決めますし(好き嫌いも含めて)。結局は派閥作り。最近は、世論や自分の側近の声に押されて、人事を改める動きも出てきていますが、表向きに見えないだけでまだ残っています。こういうのが新入社員を幻滅させるんですよね~。

    時事深層 「脱銀行」 路線にすける危機感 セブン銀行ATMの新たな使い道

    ほんの少し前まで、セブン銀行は実店舗を持たずATMで利益を稼いでいるというイメージでした。しかし流行り廃りが早いですね~。キャッシュレス化が進んでいるため、今やスマホの電子決済と客を取り合っているようです。実店舗を持つ銀行は、もっと大変なのかな…。

    時事深層 お寒い全国の観光サイト事情 我が町にも中国人客、それ本気?

    中国では、GoogleやYouTubeのサービスが使えません(金盾と呼ばれる中国のネット検閲があり、ブロックされます)。なので、せっかくのお金をかけて動画や地図を埋め込んだ観光サイトにしても、もしかしたら中国にいる中国人には見えていないかも、って記事でした。

    特集 正しい社長の辞めさせ方

    LIXILグループの潮田氏VS瀬戸氏の争いが記事になっていました。問題は、日本の取締役会は密室会議で形骸化している事だと思います。今後はいかにしてその透明性を高めるが試されますね。

    そうこう考えると、もしかしたら今後上場を目指す会社は減ってくるのではと思いました。というのも、少しでもヘマをすると直ぐにテレビで、何秒間頭を下げたか、とか意味が分からない所を叩かれるし、株は長期的に持ってもらいたいけど、AIを使った超短期売買に変わってきているし。上場のメリットって何だろうと…。

    激動の50年 新自由主義の台頭、高まる規制緩和の熱気 裏切られた甘い期待

    何か規制緩和をするとき、ツメが甘いというか、抜けが多いというか…。日本だけでなく、どこの国でも同じように失敗を繰り返しているんだろうか。

    ケーススタディ ワークマン

    アウトドアのジャンルに参入し始めたワークマンの記事でした。マーケティングの良い成功事例だと思います。重要なのは「うまくいかなかったら撤退する」と決めていることです。撤退のルールがあるというのは強い証拠だと思います。

    テクノトレンド 日の丸AI急上昇

    AIも、もう誰もが簡単に使えるようオープンプラットフォームになりつつあるようです。人海戦術でやっていた複雑な作業はどんどんAIに任せて、ワークライフバランスを充実させられるようになるといいですね。誰もが簡単に使えるようになってくると、仕事の在り方が根底から変わりそうな予感。早くベーシックインカム来ないかな~。

    編集長インタビュー シャープ会長兼社長 戴正呉

    「会社の問題を探るために、まず社長決済を一旦300万円に引き下げた」ようです。自分自身の仕事を相当増やすことになりますけれど、上がってこない問題を探るための手段としては覚悟を決めているな、と思いました(見極めた今は、決済金額を引き上げていると思いますが…)。興味深いコメントは、「中国や韓国は、自国で生産している部品を自国の製品に使っている。ジャパンディスプレイやシャープのディスプレイを日本の自動車業界などがもう少し採用してくれれば、もう少し楽になるのに」とありました。外国人社長から国策のやり方について発破をかけられています。日本に追いつけ追い越せと頑張ってきたアジアの国々の背中が、もう遠く離れた存在になってしまったと感じました。

  • 2019.06.10 日経ビジネスを読んで

    2019.06.10 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓
    能についての記事でした。動きがゆっくりなのは江戸時代に立派な装束になったためで昔は動きがもっと早かったとか、明治時代には屋外から屋内に舞台を移したため、洗練された動きや声が必要になってきたとか、時代に合わせ少しずつ変化しているようです。それをさせているのが「披き」と呼ばれる強制的にイノベーションを起こさせる仕組みです。室町時代から650年も続いている理由はそこにあるようですね。ただ、闇雲に変化を求めたのではなく、大事なものはしっかりと残しつつ、「イノベーションを繰り返してきた」と。企業も長く存続するためには、変わってはいけないものをしっかりと見極め、時代に合わせ変化することが重要なんだなと思いました。能は見たことがないので、一度行ってみようかな…。

    ニュースを突く 世界で集中放火を浴びるGAFAの罪
    いろんな国でGAFAの活動を規制する動きが広がっています。タダで収集した個人情報で、彼らが金儲けしているのが許せないようですが、その恩恵として安く商品を購入しているので、個人的には、今のところ許せる範囲かなと思っています…。「金儲け」と「個人情報の使われ方」は分けて考える必要があるかもしれません。個人情報を使われたくないのであれば、シンプルにそのサービスを使うのをやめればいいだけだし…。むしろ気になるところは、誰でも気軽に不特定多数に意見を発信できるようになったおかげで、人を傷つけることがあまりに容易になり過ぎているのではと思っています。個人的には、ツールを提供しているプラットフォーマーもそれなりの責任を持つべきだと思います。

    時事深層 女性役員「30%クラブ」が発足
    「女性管理職を増やそう」という思いは分かりますが、何か違和感を覚えます。本来であれば、優秀な女性役員、管理職が増え、結果として30%の比率になった、なら分かるのですが「数字ありき」で進んでいるような気がしてなりません。ヒステリックな女性が上司として増えないことを祈るばかりです。うがった見方ですが、もしかしたらどこの会社にもいる「お利口さん」は、人減らしに使おうと考えているかもしれないですね。若い女性管理職を増やし、その部下に辞めさせたい年配の男性をつける。あ~怖い怖い…。

    時事深層 米中摩擦 アジアに漁夫の利。
    米中摩擦は各国にリスクばかりを起こしているわけでは無いようですね。生産拠点やマーケットを中国から他のアジア諸国に移す動きが広がれば広がるほど、これをチャンスとみて、ビジネスで儲けている会社もあるようです。

    特集 知らされる実像 同族型
    個人的な感覚ですが、役員に高額な報酬を出したり、会社の経費で一族が遊んでいたりしたのは、バブル時代の同族経営会社ではないかなと思います。その後、バブルの崩壊でおかしな会社は淘汰されたため、2000年以降の同族会社は比較的しっかりとしているのではないでしょうか。でも人間なので、また同じことを繰り返すんでしょうね…。

    スペシャルリポート  日本の闇
    この記事を読んで、日本企業では上司の命令に「No」といった時点で、干されるんだなと改めて思いました。記事の人は、有力役員の配置転換を断ったがために、マネージャーの立場から、最終的には子会社に出向となり、冷や飯を食う羽目になったようです。今の管理職も処世術に長けた人が多いと思います。なので、この傾向はまだまだ変わらないでしょうね。

    編集長インタビュー 総務省 石田真敏
    ふるさと納税の記事でした。19年は4つの市が対象外とされたことに対して、「ふるさと納税の趣旨に合っている自治体を指定しているので、趣旨に合っていない自治体は外れる。これはペナルティーではない。」と。ん〜、不都合が出たのは、競争のルールの解釈が人によって変わってしまうことに問題があったと思います。アンフェアだなと思うのは私だけでしょうか…。

    pie in the sky ピンで刺しますか それともハンコ?
    満員電車内の痴漢対策で安全ピンを使ってみたらどうかというTwitterの話題が記事になっていました。色々コメントがありましたが、アイデアとして面白いなと思ったのが、シャチハタの「痴漢の手にハンコ」グッドアイデア。

    賢人の警鐘
    今週号は、冠婚葬祭に来る人に対して、主催者側はもう少し時間の配慮をしてはどうか、という内容でした。段取りが悪いことを指摘しているのか、そもそも待たされることが嫌だったのか背景が分かりませんが、個人的には、行きたいと思う人が行くものだと思っているので、嫌なら断ればいいのにと思ってしまいました…。ビジネスのように合理的に判断できないのが難しいところです…。

  • 2019.06.03 日経ビジネスを読んで

    2019.06.03 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓
    7:3や6:4の決断は、51:49の決断に比べれば優しい事になりますね。自分なら7:3や8:2になるまで待つか、諦めて他を探すかな。良い条件をいかに早く見つけるか、ここが経営手腕の問われるところですね。

    特集 村田製作所 なぜ最強なのか
    主力製品は積層セラミックコンデンサーでシェアが40%もあるようです。セラコンのイメージは、価格ありきで、薄利多売のビジネスと思っていたのですが、村田の製品は自社開発した生産設備や素材を厳選することで、他社が真似しにくくなっているようです。きっと公にできないノウハウもいっぱいあるんでしょうね。営業利益率15%以上は凄いです。。
    「デジタル機器の世界では、何よりもスピードが重視される。顧客の前で決める、約束するのが1番。交渉時に一度、会社に持ち帰るような対応では顧客の心を掴めない」こうコメントがあるように現場の方に権限委任も進んでいるようです。また社長が社員から好かれているようです。「社長を嫌いな人はいないのでは」「誰よりもまず話を聞いてくれる」「誠実さの象徴なので裏切れない」等々。仕事をしていて楽しそうな会社と思いました。

    編集長の視点
    村田製作所の前身である村田製陶所の話でした。当時、得意先を広げようと村田昭さんが、父に進言したところ、「注文をもらうには同業者の得意先を奪う事になるし、安くしないといけないから、まかりならん」と言われたそうです。これが元で、当時、同業者がまだ手掛けていない化学用陶磁器という分野に力を注ぎ、それが今の会社の礎になったようです。人真似できない商品を作るというのは我慢と体力が必要です。そういう製品がいっぱい開発できると商売も楽なんですけれどね…。現実はなかなか…。だから真似しやすいビジネスに人が群がり、あっという間にレッドオーシャンになっちゃうんですよね。

    スペシャルリポート 都内私鉄の有料着席サービス出そろう
    お金を払ってでも、通勤ラッシュ時に席に座りたいという人向けのサービスです。そもそも企業が、柔軟な出社時間や在宅勤務をもっとを認めるようになれば、こんな不快な通勤ラッシュも減るのに、と思いつつ毎日苦痛な通勤をしています。莫大な金額が通勤ラッシュで無駄になっていると以前聞いたことがあります。頭のお固い人たちが会社から減っていくことを祈るばかりです。

    ケーススタディー エーワン精密
    超短納期でコレットチャックを作る会社の紹介でした。短納期対応を強みとしてるようです。かといって社員が24時間ロボットのように働いているのかというと、休憩時間は電話に出ないようにしたりとか、仕事にメリハリをつけているようですね。本社にいる間接部門の人数はたった10人。仕事のやり方が合理的、効率的だなと思いました。良い仕事をしてもらいたいという理由で、リーマンショック後にパート社員を正社員に切り替えたようです。こういう会社には良い人が集まってくるんでしょうね。

    時事深層 ファーウェイ騒動の余波まで直撃
    ファーウェイは、国内のSIMフリー携帯のシェアで3割もあったんですね。それなのにアメリカがエンティティリストに追加したものだから、このままビジネスを続けて良いものか悩む部品メーカーが沢山いるようです。トランプ政権に引っ掻き回されてますねー。

    時事深層 ゲームの両雄、動かしたグーグル
    マイクロソフトとソニーがエンターテイメント分野で提携した、というニュースでした。グーグルのクラウドゲームは重い処理をサーバーでやってしまうので、別途専用のゲーム機本体を買う必要がありません。また5Gになれば通信遅延が少なくなるし、まさにゲームチェンジャーになりそうです。何人かのソニーの人も同じような発想を持っていたと思うんですが、やっぱり自らハードの売上を無くすのが怖かったから出来なかったのかな?数年後には、どちらの方式が支持されるのか明らかになるでしょう。

    二人のカリスマ
    「合理化や利益ばかりを追っていると、お客様が何を望んでいるかを見失います。それは商品の売り上げに反映しますからね。よく商品動向チェックするように」と俊雄会長。ビジネスの基本中の基本ですが、成功が続くと、いつの間にやら基本が出来なくなってしまうんですよね。

    テクノトレンド マスカスタマイゼーション離陸
    個人用にカスタマイズすることが様々な分野で広がってきています。ポイントになってくるのは、素材とそれを作る3Dプリンター。今まで複雑すぎて出来なかったことがどんどん実現可能となってきています。ビジネスのネタになりそうだな~。。なんか良いアイデアないかな~。。

    世界の最新経路 エール流 AIの経済学
    タスクを自動化するための8条件というのが書いてありました。

     1.インプットとアウトプットが両方明確
     2.インプットとアウトプットを正しく対応させたデジタルデータが大量に存在
     3.ゴールと達成度に対するフィードバックが明確
     4.長い理論展開や背景知識、一般常識に基づく思考が必要ない
     5.判断について理由や過程を詳しく説明する必要がない
     6.多少の誤差間違いが許され正解を論理的に証明する必要がない
     7.インプットとアウトプットの関係があまり変化しない
     8.物理的な作業における器用さや特殊技能が不要

    ふむふむなるほど。どういう時にAIを使うと効果的になるのか分かりやすいですね。ITに疎い社長さんにも説明しやすそうです

    世界鳥瞰 窒化ガリウムの用途拡大
    窒化ガリウムの用途は、発行ダイオードだけと思っていましたが、論理ゲートの方にも応用が広がりつつあるようです。この素材のメリットはシリコンの1000倍の速度で電子が動けること。量産は中国が先行しているようです。以前、半導体分野では日本企業は中国より5年ほど進んでいるという記事を読んだことがあります。ただそれはシリコンウェハの話。数年後の半導体市場では、中国企業が窒化ガリウムで存在感を増しそうです。

  • 2019.05.27 日経ビジネスを読んで

    2019.05.27 日経ビジネスを読んで

    時事深層 ファーウェイが差し出す踏み絵

    トランプ政権が、5月15日に安全保障上の懸念ありとする会社にファーウェイを追加しました。ただファーウェイのスマホは、すでに7割の半導体がハイシリコン(ファーウェイの半導体部門)製や中国メーカー製。アメリカに屈するかと思いきや、「自前で行く」と、さらに強気の姿勢に舵を取ったようです。記事の末尾にもありましたが、結果的にトランプ大統領の行動が中国産業の競争力を底上げすることになるかもしれませんね。にしても、恐るべし中国。トランプ大統領は喧嘩の仕方を間違えたかも…。

    時事深層 政府が成長戦略6月決定へ

    柱となるのは「雇用と地方」。20代の知り合いが、「70才まで働け、って政府が言っているんですよ。ありえない」と。この先50年も仕事しなきゃならないと思ったら、分かる気がする。ベーシックインカム来ないかな〜。

    新社長初心表明 ジェームス山中

    先週号で、「誰が王様か分からない時こそ、国がよく治っている」という言葉がありました。今回の記事の中にも「午後4時に机に座っていられるほど社長の仕事がないことがうまい経営だ」とありました。こういう人の元で仕事をすると効率的な考え方ができるようになるんでしょうね。

    気鋭の経済論点

    興味深い記事でした。日本企業が海外企業をM&Aで買収する場合、段階的にする(出資比率を段階的に上げる)場合と、一気に50%超を取得する場合、どちらが減損の発生頻度が高いか?という研究結果です。結論として、段階的に取得する方が減損が発生しやすいので、一気に所得する方が良いという話でした。わかりやすい例えがあったので。恋愛中は分からなかったけど、結婚して初めて分かったことが出てきた。でも付き合い方はそう簡単には変えられないから主導権は最初から握っておきなさい。ということでした。

    スペシャルリポート 女性が活躍する会社

    優秀な人が集まる所で仕事をすると、男女年齢関係なく周りにつられ自然と優秀になると思っています。可哀想と思うのは、古臭い体質が残った会社で、管理職の男女比率目標を達成するために管理職になった女性。そういう会社で管理職になってしまうと、自分のことばかり考える男性管理職にがっかり間違いなしです。またライバルと思われて相談に乗ってくれる人も出てきません。世界で通用する女性管理職になりたいのなら、私は外資企業をお勧めします。日本企業では活躍の場は与えられると思えません…。

    ケーススタディー アフターサービス クボタ

    クボタは、アフターサービスに力を入れ、ASEANでシェアを伸ばしています。製品そのものが良くないといけませんが、購入後のサポートの良さも購入のきっかけにしている人もいるようです。こういう所は、日本企業の強みなんでしょうね。

    テクノトレンド 仮想通貨だけじゃないブロックチェーン 

    これですよ!これ!原材料からメーカーまでが、ブロックチェーンの仕組みを使えば、トレーサビリティが難なくできるようになります。とはいえ、ソフトの販売だけでは、すぐ真似されてしまうので、ビジネスと成り立たせるためには少し知恵が必要か…。例としてあったのは、それの情報を元に、企業の信用力の調査に活用するとか。んー、なんか良いアイデアないかな。誰か一緒にやりませんか?

    世界鳥瞰 制裁急増で肥える情報ビジネス

    経済制裁が増えれば増えるほど、仕事が減る一方かなと思いきや、巧みに抜け道を見つけ、制裁を逃れてお金儲けをする人(その方法をアイデアとして売る人もいそうですね)もいれば、きちんと制裁内容が遵守されているかをチェックする仕事も増えているようです。世の中って、そういう波に乗れる人が、儲かるようにできているんですね。

    特集 欧州リストラの極意

    欧州企業の改革のやり方が記事になっていました。海外では事業部をばっさりと売っていますね。まとめでは、日本の企業は、経営不信や、不祥事か起きない限り、創業時の事業や、その社長の出身の事業は、売却しないため、業界内で集約が進まないとありました。側近はイエスマンばかりにし、保身ばかりを考える経営者が多いですからね。改革の進め方として、

    ・「大局観」と「外部の専門家と対等な会話が出来る知識」を合わせ持つトップ直属のチームを置く

    ・経営の透明性と規律をもたらすために経営者の厳しいチェックは必要。ただ短期志向に陥らないよう、5年程度の中期で実績を調査。

    ・世界の多種多様な知見と価値観を積極的に取り入れる柔軟な経営である事

    がポイントとして上げられていました。部下の目線では、「大方できていない」。経営者目線は、「どれも大体できている」と思っているんでしょうね。

  • 2019.05.20 日経ビジネスを読んで

    2019.05.20 日経ビジネスを読んで

    有訓無訓

    「友情は最高の財産の1つ。良き友を得るために時間とエネルギーを惜しんではならない」とありました。元文部大臣の赤松良子さんの言葉です。自分は高校、大学時代良き友を得るために努力したかな…笑。若い頃「『勉強しときゃ良かった』と必ず後悔するぞ」とよく親から聞いたものですが、そういう意味もあったかもしれません…。今は人生100年時代。50過ぎてからでも勉強ができると思っています。今からでも遅くないので、良き友人を得るために努力をしなきゃ!

    編集長の視点

    2018年の日本のGDPは、アメリカの3割以下。一方の中国。今世紀半ばにはアメリカを抜くかも!?アメリカが、日本をスルーして中国と会話してるのも分かる気がする。

    時事深層 トヨタとパナソニック、住宅事業統合

    今は自動車だけ、家だけを作っていれば良いとか言っている場合ではないんですね〜。自動車のマーケットでは、車は所有するものから利用するものになり、住宅販売のマーケットでは、将来の少子化で販売数が増えない。未来に備え、これからも色々な分野での協業が増えてくるのでしょう。この記事の中で良いなと思った言葉が、トヨタ社長の「トヨタが選ぶというより、選ばれる立場になるというのが最も大事」。私も人に選ばれる様にならねば…。

    特集 弾ける? AIバブル失敗の法則

    最近、AI関連の記事が増えてきましたね。「やりたい事は何か?」を深掘りすることなく、とにかくAI。エクセルで簡単に計算出来そうな仕事まで、無理矢理AI…笑笑。

    機械学習では入力するデータが重要です。そのデータにバイアスがかかると、偏った判断がされてしまう恐れがあります。おかしな方向に進まないよう、早くから有識者の意見を取り入れルールを作って欲しいと思います。

    ちなみに、一部の会社ではもう人事採用でAIの導入が始まっています。管理職の選別にも、AIは有効に働くかもしれません。お馬鹿上司のおかげで日の目を見られなかった人には朗報かも。ただ、どうやって公平を担保するか…難しい。

    二人のカリスマ

    さて今週号の中で、中国のことわざがありました。「鼓腹撃壌」誰が王様か分からない時こそ、国がよく治っていると。課、部であってもこの言葉は当てはまるなと思いました。

    テクノトレンド 深海でのコンクリート技術

    深海では、鋼材が10年程度で消滅してしまう事があるんですね。深さ、圧力だけが問題と思っていたのですが、消えて無くなってしまうとは…。日本近海の海底には豊富なレアアースがあると聞いた事があります。技術革新で採掘が簡単になったら、日本が資源国になるかもしれない。

    世界の最新経営論

    非常にガッカリですが、私が長年の社会人経験で得た結論と同じ事が書いてありました。

    「エレベーターに上司と一緒に乗り、上司と同じバーに行く事」つまるところ、昇進を得たいなら、上司の腰巾着になれと。本当に優秀な上司ならついて行こうと思うけど…。日本企業の管理職ときたら…。

    賢人の警鐘

    中国の国防費が、なんと日本の3倍。兵力は10倍もあり、爆撃機は、7倍。全てにおいて圧倒されているじゃん!もし中国と日本が戦争になったら日本に勝ち目なしじゃない?中国恐るべし。